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漆黒の深淵 ジャシン帝 SR 闇文明 (3) |
タマシード/クリーチャー:アビスロイヤル/ACE 8000 |
W・ブレイカー |
このタマシードが出た時、自分の山札の上から1枚目を墓地に置く。その後、自分の墓地にあるカードの枚数以下のコストを持つ相手のクリーチャー1体またはタマシードを1枚、破壊する。 |
自分の闇のクリーチャーまたは闇のタマシードが合計4つ以上なければ、バトルゾーンにあるこのタマシードはクリーチャーとして扱わない。 |
このクリーチャーが攻撃する時、コスト6以下の進化ではないクリーチャーを1体、自分の墓地から出してもよい。 |
DM22-EX2で登場した闇のアビスロイヤル/ACEのタマシード/クリーチャー。
cipで1枚墓地肥やしし、その後墓地のカードの枚数分のコスト火力を放つ。さらにアタックトリガーでコスト6以下の非進化クリーチャーをリアニメイトできる。闇の擬似シビルカウント4を達成するまではクリーチャーとして扱わない。
《ハンマ=ダンマ》より1ターン早く出せて値不定のコスト火力が使える。墓地肥やしの枚数から、単体でコスト2以上を破壊することはできないが、2ターン目に《ブルーム=プルーフ》など適当に肥やしておけば、【黒単アビスロイヤル】の天敵である《若き大長老 アプル》を迅速に破壊できる。
当時のこの手の効果には珍しく、クリーチャーだけではなくタマシードも破壊できる。各種タマシードは初動の置物として運用されることが多いため、数回墓地肥やしを済ましていればほぼすべてを射程に入れることができるだろう。
【黒単アビスロイヤル】では《アビスベル=ジャシン帝》の効果でアビスラッシュを付与することで召喚後、即座に使用することが可能。
反面、【黒単アビスロイヤル】でアビスを墓地利用する場合には、召喚酔いを部分的に打ち消すアビスラッシュを使っていきたいため、アビス以外の踏み倒しを視野に入れたい。
このカードがアタックしている状況であることを考えると、踏み倒す非アビスにはトリガーを封じられるカードだと心強い。
汎用性を考えると、《奇天烈 シャッフ》や《単騎連射 マグナム》などか。闇に限るなら《ギガボルバ》も【黒単アビスロイヤル】が苦手とする、オールタップ系統のトリガーを封じることができ相性が良い。
ACEクリーチャーは攻撃中でもスーサイドで合計4つ未満にすれば突然クリーチャーではなくなりアタックキャンセルができる。《学校男》といった自分のクリーチャーの数を管理できる効果と相性が良さそうである。
【黒単アビスロイヤル】において《サイバー・K・ウォズレック/ウォズレックの審問》とのセット運用が流行した。
課題であった非アビスに何を採用して踏み倒すかという部分は、《ウォズレックの審問》として唱え終わったそのカードを《サイバー・K・ウォズレック》として呼び戻す運用となった。
アビスラッシュのビートダウンは【青黒赤緑邪王門】に弱いことから、墓地肥やし時に落ちていることを期待して《ノクターン・ドラグーン》と併用される場合がある。《漆黒の深淵 ジャシン帝》が攻撃しつつ《ノクターン・ドラグーン》を踏み倒し、cipで《百鬼の邪王門》を宣言すれば、その時点の相手の手札から《百鬼の邪王門》を抹殺できる。特に相手のシールドがない状態でこのコンボを使用すれば、シールドブレイクという手札補充の機会がない状態なので安心してダイレクトアタックができる。
アビス系統ミラーマッチではムラの無い除去として好まれる。
ゴッド・オブ・アビス時点では軽量なタマシード除去は数が少なかったため《漆黒の深淵 ジャシン帝》の除去範囲はなかなか珍しいものであったが、アビス・レボリューションからはエレメント除去が登場し、コスト3以下のカードにもタマシード除去が充実の兆しを見せた。