《ホワイトアウト》
ホワイトアウト P 光文明 (10) |
呪文 |
バトルゾーンにある進化でも光でもないクリーチャーをすべて、新しいシールドとして持ち主のシールドゾーンに裏向きにして置く。その後、このようにしてシールドゾーンに置いたクリーチャー1体につき、自分の山札の上から1枚目を裏向きのまま、新しいシールドとして自分のシールドゾーンに置く。 |
DMX-21で登場した光の呪文。
進化・光以外のクリーチャーを敵味方問わず一斉にシールド送りにし、自分はその数だけシールド追加を行う。
《白騎士の聖霊王 HEAVEN》を彷彿とさせるリセット能力を持ち、光でも進化でもない相手をまとめてシールド送りに出来る。うまく撃ち込めば《悪魔神バロム》を使った時のように相手のクリーチャーを一気に奪い去ることができる。
進化クリーチャーは対象にとることができないため、《超神星アポロヌス・ドラゲリオン》などの肝心なクリーチャーを除去できない可能性がある。ただしそれは味方にも言え、うまく使えば他文明の強力な進化クリーチャーを温存することが可能。
さらに、リセットによってシールド送りにしたクリーチャーの数だけシールド追加を行う能力を持つ。味方を除去すればシールドが2枚ずつ増え、敵を除去すれば攻撃手が減って味方のシールドが増える。つまり、敵味方問わず除去したクリーチャー1体につき2打点分の防御ができるという、鉄壁の布陣を敷く事ができる。
そのかわりコストが10と非常に重く、似たようなリセットカードである《バイオレンス・ヘヴン》のようなコスト軽減も持たないため、唱えること自体が難しい。
この呪文に繋がり、除去対象からも外れる《スーパー大番長「四つ牙」》、進化元が進化クリーチャーである《神羅サンダー・ムーン》などと組み合わせると良い動きをするかもしれない。《聖竜ボルシャック・ウルフェウス》のコスト踏み倒し対象でもある。
聖霊王のような光のみを優遇するカードとして使ってもいいが、他文明と組み合わせてこそ真価を発揮するカードと言える。デッキビルディングの腕が試されるだろう。
- 「ホワイトアウト」はフレーバーテキストにもある通り、白凰家に伝わる奥義。全身の血液を脳に集めることで極限の集中を行う技である。漫画「SX」のパッション戦で使用した。しかしこの技は使ったしばらく後、身体が死に絶える危険な技であり、幻覚を見ているような描写もあった。
コストの高さや、場合によっては相手にも大量のシールド追加を許してしまう点などは、元ネタと同じくリスキーな匂いを漂わせる。
しかし、番外編で白凰はこの技を現実逃避の為に使っていた。おそらく本編とは設定が違うのだろう。
- なお、この技の特徴として使用中他人には顔がのっぺらぼうのように見えてしまうというものがあったが、カードイラストの白凰にそのような様子は見られない。
フレーバーテキストには「開始する」とあるので、恐らくイラストの時点ではまだ使っていないのだろう。
関連カード
収録セット
参考