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超神星アポロヌス・ドラゲリオン SR 火文明 (6) |
進化クリーチャー:フェニックス/ティラノ・ドレイク 15000+ |
進化GV:ドラゴン3体を重ねた上に置く。 |
T・ブレイカー |
メテオバーン:このクリーチャーが攻撃する時、このクリーチャーの下にあるカードを1枚墓地に置いてもよい。そうしたら、このクリーチャーに「パワーアタッカー+15000」と「ワールド・ブレイカー」を与える。 |
相手がこのクリーチャーを選んだ時、自身のマナゾーンにあるカードをすべて墓地に置く。 |
DM-22で登場した火の進化GVフェニックス/ティラノ・ドレイク。
メテオバーンにより超巨大なパワーアタッカーとワールド・ブレイカーを得る他、選ばれると相手を全ランデスするという強烈な能力を持つ。
通常時でもパワー15000、メテオバーンを使うと30000にもなる。これは現代においても最大級にあたるパワーであり、まずこちらから仕掛けたバトルには負けない。その上ワールド・ブレイカーとなるので、召喚してすぐに相手のシールドを全て割ることができる。もう1体クリーチャーが居ればそのまま1ショットキルに持ち込める。
また、相手のカードの能力の対象に選ばれると相手のマナを全て吹き飛ばすという、事実上のアンタッチャブル能力を持っている。そのため非常に除去耐性が高くフィニッシャーとして強力である。
ただし《アポロヌス》でシールドを全て割った後、同一ターン中のトドメには他のクリーチャーを必要とする都合上、S・トリガーにより狙われるのは基本他のクリーチャーであるため、1ショットキル狙いの際はアンタッチャブル能力はあまり活きない。
またブロックは可能なので、小型であってもブロッカーの軍団には弱い。ブロッカーが出ていない隙を狙うか、あらかじめ掃除しておきたい。《熱血龍 GENJI・XXX》はブロッカーをまとめて破壊できる上に進化元になるので相性はいい。
進化元はドラゴンを3体要求するもの。ドラゴンであれば文明も種族も問わない緩い進化条件である。しかし、かつてドラゴンは大型ばかりであり、盤面に3体並べるという事自体が難しかった。加えて3体もいれはすでに十分な打点がある事が多く、その上でこのクリーチャーが使われることはほとんどなかった。
転機となったのは《神滅翔天ポッポ・ジュヴィラ》の登場。進化元を墓地から供給できるため、墓地進化同然に召喚できるようになり格段に出しやすくなった。《神滅翔天ポッポ・ジュヴィラ》自体もドラゴンであるため、進化元になれる点で優れている。
また、その進化条件の緩さからあらゆる軽量ドラゴンの登場が追い風となっている。《界王類咆哮目 ジュラノキル》、《ボルシャック・栄光・ルピア》などはその代表例だろう。
加えて王来MAXにおいて登場したタマシードは、除去を受けづらい軽量の進化元となることができ、こちらも大きな強化要素となった。特に《アポロヌス》をサーチしつつシンカパワーで2回攻撃を可能とする《紫電の炎霊》は、《アポロヌス》の疑似アンタッチャブルを存分に活かしながら単騎でトドメを刺す事を可能にするため、格別に相性が良い。
その他、小型を除去できる《ボル武者の炎霊》、ブロッカーをタップさせ無力化する《ミラダンテの天宝》などが有用。ただし、タマシードは《神滅翔天ポッポ・ジュヴィラ》の墓地からの進化元供給の対象にならない点には注意。
総じて、フィニッシャーとなるのに十分なスペックのクリーチャーであり、一方で弱点も明確なロマンカードと言える。登場した当初に比べると召喚の難易度は格段に下がり、また組み合わせる文明の自由度も高くなっている。現代でも十分実用に耐えるクリーチャーであり、切り札に据えたデッキを組むのも悪くないだろう。
超神星アポロヌス・ドラゲリオン SR 火文明 (6) |
進化クリーチャー:フェニックス 30000 |
進化GV-ドラゴン3体 |
シンパシー:ドラゴン |
ワールド・ブレイカー |
メテオバーン3:攻撃する時、このクリーチャーの下にあるカード3枚を墓地に置いてもよい。そうした場合、相手のシールドをすべてブレイクする。 |
相手がこのクリーチャーを選んだ時、相手のマナゾーンにあるカードをすべて墓地に置く。 |
DMPP-07で実装。TCG版では全体的に重めな種族であるドラゴンを3体進化元に要求するわりに、自身も普通に重く出しづらい欠点があったが、それを解消するようにシンパシーが追加された。
最高でも3マナで召喚でき、実戦でも相手の除去が少ないなら1マナで召喚も起こりうる。
TCG版ではメテオバーンのパワーアタッカーにより攻撃中のみパワー30000だったが、デュエプレでは素でパワー30000に変更されてパワーアタッカーが無くなった。そしてパワーが24000以上のため、無条件でワールド・ブレイカーを持っている。
その変更により空いたメテオバーンには相手のシールドをすべてブレイクできる能力が割り当てられた。
要求枚数は3枚に増えたため、原則1体につき1回しか使えないものの、相手に妨害手段がないのならそのままダイレクトアタックが成立する即死級の破壊力を持つ。
さらに、このメテオバーンは、選ばれた時にトリガーするランデス能力と恐ろしいほど相性がいい。《超神星アポロヌス・ドラゲリオン》のメテオバーンのブレイクでS・トリガーが捲れても、汎用性の高い《デーモン・ハンド》や《アクア・サーファー》などでは《超神星アポロヌス・ドラゲリオン》を選ばなくては攻撃を止められない。《ホーリー・スパーク》は対象を選ばないが、《超神星アポロヌス・ドラゲリオン》は攻撃中なので止めることはできない。
これらの長所から、専用デッキ【アポロヌス・ドラゲリオン】 (デュエプレ)が組まれている。
ただ、バトルゾーンに干渉する能力は一切持たないため、あらかじめある程度相手の盤面を押さえておかなければ、ダイレクトアタックが失敗したときに、全ランデスができても、返しの相手のターンに、既にバトルゾーンにいる相手のクリーチャーに総攻撃されて終わるなんてこともあるだろう。
さらにメテオバーンは一発限り。後からシールドを追加されると、それ以降は単体で勝負を決め行うことが難しくなっていく。特にS・トリガーで《ヘブンズ・ゲート》から《血風聖霊ザーディア》を出されると、シールド追加&ブロックでダイレクトアタックまでの道のりが一気に遠のく。
なお、《超神星アポロヌス・ドラゲリオン》の攻撃中にS・トリガーで《ホーリー・スパーク》や《調和と繁栄の罠》を唱えても、すでに攻撃を開始した《超神星アポロヌス・ドラゲリオン》の攻撃は不発にならず、そのままダイレクトアタックになるので注意。(>攻撃)
2020年12月10日に使用可能になってから、2021年7月21日実施のメンテナンスまでの223日間、DP殿堂ではなかった。
DMPP-07での実装以降、環境の一角として存在感を発揮し続けてきた。
《センチネル・ドラゴン》や《ヘリオライズ・ドラゴン》の存在もあり、最速5ターンでの召喚も難しいものでは無く、決闘を早々に終わらせることも可能であった。
相手に1回プレイヤーへの攻撃を許しても殴り返しの機会がある《超神星マーキュリー・ギガブリザード》とは違い、1回攻撃を許せばほぼゲームエンドの《超神星アポロヌス・ドラゲリオン》には《不浄の魔人ジャラ》を採用しても対策にならない[3]ことも多々あった。
この頃に行われた公式大会BATTLE ARENA3rdにおいても優勝を果たす等、太陽を司るフェニックスに相応しい攻撃力と実績をもつカードと言える。
DMPP-08EX期では、《連珠の精霊アガピトス》と《居合のアラゴナイト》を採用した【アガピトスエンジン】等には進化元が軒並み倒されてしまうため使用率を落としたが、ある程度の使用率は保っていた。
しかし、DMPP-09期で《連珠の精霊アガピトス》が能力の調整(ナーフ)を受けると、天敵が居なくなった環境で使用率を増やしていった。
そしてDMPP-09EXの実装と同時にDP殿堂の指定を受けることとなった。
一方で、公式HPの発表では、「今後登場予定のカードや能力を加味して検討した」とある。
これは、新規にドラゴンの追加をすると《超神星アポロヌス・ドラゲリオン》の進化元候補が増えて強化に繋がる[4]ことを懸念していると考えられる。
更には本来は別のカードとの相性を考えたドラゴンが、《超神星アポロヌス・ドラゲリオン》と組ませた方が良い、と評価されてしまうことも考えられる。
例えば、DMPP-09EXでは新規に《聖霊竜騎ボルシャリオ》が登場している。
このカードは《超聖竜ボルフェウス・ヘヴン》を意識したカードデザインと考えられるが、光/火の4コストドラゴンのブロッカーであり、cipで《ホーリー・スパーク》等をサーチできるため《超神星アポロヌス・ドラゲリオン》とはかなりの好相性であり、《超神星アポロヌス・ドラゲリオン》が環境を支配する可能性があった。
また、デュエル・マスターズの花形種族であるドラゴンはほぼ確実にこれからも追加されていくため、《超神星アポロヌス・ドラゲリオン》の強化に繋がることが考えられる。逆に、《超神星アポロヌス・ドラゲリオン》と相性の悪いドラゴンの活躍が難しくなることも考えられる。
これらのことからも「このカードがランクマッチの流動性、多様性に対し与え続ける影響は、今後も極めて大きい」と判断されたのは妥当と言えるだろう。
DMPP-11期には《武装竜鬼アカギガルムス》や《黒神龍ドボルザーク》を獲得。
特に《アカギガルムス》の獲得は大きく、防御力の向上と手打ちで使いやすい除去を獲得した。
その結果DP殿堂のハンデを物ともせずに再度環境の一角に立ち、第6回BATTLE ARENAにおいても優勝を飾った。
DMPP-12期実装と同時に《バルケリオス・ドラゴン》がNew Divisionにおいて使用不可能になった。
そのため、《アポロヌス》の進化元を揃える平均速度が大幅に低下し、また打点形成力も大きく落ちた。
しかし、性能そのものは対【ボルシャック・NEX】において、そちらの防御札のうち《霊騎コルテオ》と《ホーリー・スパーク》は貫通し、《ナチュラル・トラップ》は全ランデス、有効トリガーはデッキに1〜2枚が主流の《ピース・ルピア》のみという刺さりがあった。
安定性の低下に目をつぶれば、やはり異次元の突破力を持つカードであることは最後まで変わらなかったといえよう。
DMPX-01期の頃には環境の高速化、除去のインフレ、《終末の時計 ザ・クロック》《閃光の守護者ホーリー》など、汎用性が高く1枚で《アポロ》と他クリーチャーの攻撃を防げる防御札が充実したためか、2024年8月29日にDP殿堂解除となった。
環境を退いた後に出た好相性のカードには《神滅翔天ポッポ・ジュヴィラ》がある。あちらから4→5と綺麗に繋げつつ進化元を墓地に揃えられる。
《ジュヴィラ》+《究極銀河ユニバース》と比較すると、こちらの方が必要な枚数が多くなること、かつリーサルの確実性でも劣るが、デッキの色数と進化元の必要種族[5]を抑えられる点で勝る。
色のおかげで、理論上は2ターン目《一撃奪取 トップギア》、3ターン目《神滅翔天ポッポ・ジュヴィラ》、4ターン目《超神星アポロヌス・ドラゲリオン》で勝てる。同じターン数を《究極銀河ユニバース》でするには、2ターン目に《フェアリー・ライフ》などが必要になるため白黒赤緑の4色デッキとなり、色を揃える難易度が極めて高い。
デュエプレ世界の背景ストーリーでは、煉獄の開放とその反動による時空の歪みによって世界にドラゴンが復活した矢先に時空の裂け目から飛来した、龍と太陽を司る3体目の超神星。
その顕現に呼応して《ヘリオライズ・ドラゴン》など《アポロヌス・ドラゲリオン》を支配者として崇めるドラゴンの軍勢が現れた。
世界を焼き尽くす神にも等しい力で先に出現していた2体の超神星をも超える脅威となってハイブリッド種族の前に立ちはだかるも、グランド・デビルの野望によって産み出された《超神星ネプチューン・シュトローム》に深淵の渦に沈められ滅ぼされた。
それから戦国の世まで時が流れた後、その魂は煉獄の極魔弾によって《超神星 DEATH・ドラゲリオン》として復活を果たすことになる。