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灼熱波 UC 火文明 (5) |
呪文 |
相手は、バトルゾーンにある自分自身のパワー3000以下のクリーチャーすべてを、持ち主の墓地に置く。 |
自分のシールドが1枚でもあれば、裏向きのまま1枚選び、自分の墓地に置く。 |
DM-03で登場した呪文。火文明が誇る、当時としては強力な全体除去。
自身のシールドが1枚もない状況で唱えると、墓地に置くシールドがないため、デメリットなしで3000以下のクリーチャーを破壊できる。
これは《ボルカニック・アロー》等と同様。
全体除去の割に低コストであることから、ビートダウンで使用されることが多かった。
序盤に相手のブロッカーや軽量級を一度に粉砕するのに一役買っていた。
自身のブロッカーで足止めしているうちに、相手が低コスト・低パワーのクリーチャーを一気に召喚して押し切ろうとした場合などにも非常に有効であった。
後に多数の対抗馬が出たことで一線を退くが、デュエマの歴史を語る上では外せないカードとなっている。
登場当時のゲームスピードではシールド1枚という、序盤ならばさして問題のないようなディスアドバンテージを背負うだけで、相手のみの3000以下という広範囲を、一気に焼き払うことができるという破格のスペックであった。
主に【ボルバル】や【サファイア】、【ボルメテウスコントロール】で活躍し、《炎槍と水剣の裁》が登場してから一時期立場が危うくなるも、それが殿堂入りしてから、再び環境の主流全体除去となった。
後に出た《ミリオン・スピア》や《温泉 湯あたり地獄》とは自分のクリーチャーを巻き込むかシールド1枚で済ませるかで差別化できる。
ただし、コントロールではそれらの方がよく使われている。
さらにその後、DMR-18にて《メガ・マグマ・ドラゴン》が登場。デメリットなし、5000火力でありながら、相手のクリーチャーが3体いればこちらと同コスト、それより多ければより軽くなる。
また、DMR-23で登場した《ハムカツ団の爆砕Go!》は自然が入りコストも1高いがS・トリガーがついているため単色にこだわらなければ速攻メタとしてはそちらのほうが噛み合っている。複数の相手クリーチャーを焼き払う役目はこれらのカードに譲ったと言って良いだろう。
なお、意外な事に同文明の完全上位互換は長い間存在していなかったが、19年ほど経ったDMRP-17でついにシールド焼却のデメリットがなく、S・トリガーと条件付きキャントリップまでついた《バースト・ワンショット》が登場した。