《ハムカツ
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ハムカツ団の爆砕Go! R 火/自然文明 (6) |
呪文 |
S・トリガー |
次のうちいずれか1つを選ぶ。 |
►相手のパワー3000以下のクリーチャーをすべて破壊する。 |
►バトルゾーンにあるカードを1枚選び、持ち主のマナゾーンに置く。 |
このサイクルいずれにも言える事だが、稀に見るスペックの高さを誇る呪文である。《ミラクル・バーストショット》と《ナチュラル・トラップ》を足して2で割らなかったという評が適切だろうか。
カードの種類を問わない確定除去と、小型クリーチャーの一斉除去。S・トリガーとしてはいずれも強力な能力だが、場合によっては腐りやすいのが従来の難点だった。しかし、このカードは状況に応じて効果をモードで選択できる。コストも6と重くはないので手打ちする事も十分に考えられる。
火力の範囲は相手のみのため、自分の《単騎連射 マグナム》などのシステムクリーチャーを巻き込まない。
カード指定除去の方は自分のカードも対象に取れるため、封印を解除しつつマナブーストという芸当もできる。
革命ファイナル環境から新章デュエル・マスターズ環境では【モルト「王」】を初めとした【準赤単】系統に採用されていた。【準赤単】では火と自然のマナ基盤になる上に、マナが伸びるデッキタイプなので少々コストが重い点もあまり気にならず手打ちも視野に入った。
《異端流し オニカマス》の登場以降、軽量アンタッチャブルに弱いという点から防御札として失墜したかと思われた《ボルシャック・ドギラゴン》も、このカードと《メガ・マグマ・ドラゴン》のおかげで安定して《オニカマス》を返すことができるので、【準赤単】に限っては変わらず採用された。このカードはあまりにも厄介な《オニカマス》を対処するために止む無く《メガ・マグマ・ドラゴン》の5枚目以降として採用されたという見方もある。
仮に速攻が相手でも、【赤青レッドゾーン】で《オニカマス》からゲームが動き始めるパターンだとダイレクトアタックまでに5ターン程度かかるので、順当にマナを伸ばせば4ターンで《オニカマス》を焼き、残ったクリーチャーを《ボルシャック・ドギラゴン》で処理するプランも十分成立する。
【準赤単】以外では【5色ドギラゴン剣】を始めとする5色で使用されていた。
【5色ジョリー】においては単なる除去にとどまらず、《ジョリー・ザ・ジョニー Joe》でエクストラウィンできなかった際にそちらをカード指定マナ送りでマナゾーンに回収して《大革命のD ワイルド・サファリ・チャンネル》のDスイッチなどで再利用することに繋げるためのカードとしても考慮された。
ところが双極篇環境になって殿堂レギュレーション改定の影響で【モルトNEXT】などの【準赤単】が環境から姿を消すと、採用先を失い見かけなくなってしまった。【5色ドギラゴン剣】も《アクアン・メルカトール》による墓地肥やしをリアニメイトに繋げるべく構築をクリーチャーに寄せるようになったため、呪文であるこのカードは若干優先度が下がった。
超天篇環境になって【モルトNEXT】は盛り返したが、この頃は《ボルシャック・ドギラゴン》が防御札として信頼されており、革命0トリガーを成功させるべくデッキの火の非進化クリーチャーの比率を極力上げることが求められていた。《ボルシャック・ドラゴン/決闘者・チャージャー》の登場によって、これまで以上のドラゴンをデッキに積む事が可能になっていたので、このカードの立場は厳しくなっていた。
王来篇環境では【5色コントロール】系統がアドバンス・オリジナルを問わずに環境の中心にあるため、1枚積み中心のグッドスタッフ構成での入賞が稀に見られる。
DMBD-19・DMBD-20期には《切札勝太&カツキング -熱血の物語-》の入る4色以上のデッキに広く使われる。全体火力が【我我我ブランド】対策になる上に、進化クリーチャーの下の《未来王龍 モモキングJO》をカード指定マナ送りの方によってピンポイントで撃ち抜くことができて【JO退化】にも刺さるためである。除去するべき相手のカードが何も無くともcipを使い終わった自分タマシードをマナに変換できる。
DM23-SP1期頃には【ハチ公ガチンコ・ジャッジ】にも入る。マナさえ伸ばせば手打ちして《DG-パルテノン 〜龍の創り出される地〜》を退かせるのも大きい。
DMR-23で登場した「Go!」サイクル
カード名に革命ファイナルで結成された革命軍とイラストにその属する団員が描かれている。全てS・トリガー呪文で2つの異なる効果をモードで選べる。