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衒影鎧 ロストメモリ R 光/闇文明 (3) |
クリーチャー:ダーク・ナイトメア/トゥルース 3500 |
ブロッカー |
相手のターンの終わりに、その相手がそのターン中、マナゾーンのカードをタップせずに、クリーチャーを出していれば、このクリーチャーを自分の墓地から出してもよい。 |
このクリーチャーが出た時、相手のマナゾーンのカードが自分のより多ければ、自分の山札の上から1枚目をタップしてマナゾーンに置く。 |
DM23-BD7で登場した光/闇のダーク・ナイトメア/トゥルース。
普通に3ターン目に召喚すると、《栄光の翼 バロンアルデ》を多色&攻撃可能になり、条件付きでバトルゾーンに復帰してくるモヤシのようなブロッカー。
一見するとコスト踏み倒しメタの一種に見えるが、その実態は限りなく離れている。
まず《流星のガイアッシュ・カイザー》のように非公開ゾーンから出るのではないため、相手に登場がバレてしまう。
また、早期にメタとして機能させるには、どうやって相手の踏み倒しに先んじて墓地に落としておけるのかが課題となる。
出てくるタイミング的に相手の攻撃ステップが終わってからなので、踏み倒しと同じターンのワンショットをブロッカーで防ぐというのもできない。
更にはコスト踏み倒しを用いるデッキと出くわしても、踏み倒し優先するが故にマナ加速を用いない場合があるので、このクリーチャーの条件付きマナ加速が腐る場合も多い。
【赤黒“逆悪襲”ブランド】などがそれに当たる。
構築を歪ませない使い方としては、雑に墓地肥やしするデッキに採用しておき、相手が影響力の少なそうな《衒影鎧 ロストメモリ》を無視してクリーチャーの踏み倒しをしたら、召喚酔いが終わっている攻撃可能なクリーチャーがわらわらと増えるというものだろう。前述の通りチャンプブロック要員には出てくるのが遅いので《邪眼の祈祷師ザビ・ミラIV世》などクリーチャーが多いと得するデッキで使いたい。
一方、デュエパーティーでは打って変わってチャンプブロックの使い回しなどで優秀なカードとなる。
通常ルールに比べて相手のターンを迎える回数が多くなるので必然的にリアニメイト回数が増える。自身を踏み倒すための「相手のターンの終わりに、その相手」はターン・プレイヤーだけを参照する(デュエパーティールール300.1b)が、cipの「相手のマナゾーンのカードが」は自由選択なので自分以外で誰か1人が超えているだけでそこを参照して1ブーストが成功するためである。
Q.相手のターンの終わりに、相手は「無月の門・絶」で《「無月」の頂 $スザーク$》を召喚し、その「このクリーチャーが召喚によって出た時」の能力で自分は手札から《衒影鎧 ロストメモリ》を捨てました。
この《衒影鎧 ロストメモリ》は「相手のターンの終わりに」の能力で墓地からバトルゾーンに出せますか?
A.いいえ、出せません。
相手のターン終了ステップに移行した時点で墓地になければ、能力がトリガーしないためです。
ターン終了ステップに入った後に墓地に置かれた《衒影鎧 ロストメモリ》は出せません。
(総合ルール 110.4g) 引用元(2024.1.19)