暗黒鎧(あんこくがい) ザロスト》

暗黒鎧 ザロスト UC 闇文明 (4)
クリーチャー:ダーク・ナイトメア/革命軍 3000
ブロッカー(このクリーチャーをタップして、相手クリーチャーの攻撃先をこのクリーチャーに変更してもよい)
このクリーチャーは攻撃できない。
自分のターンのはじめに、このクリーチャーが自分の墓地にあれば、自分のシールドを1つ墓地に置いてもよい。そうしたら、このクリーチャーを出す。
※殿堂入り

DMR-18で登場したダーク・ナイトメア/革命軍

シールドを犠牲にしたリアニメイト能力を持つブロッカー

エスケープ同様革命進化と相性が良い。名前からも連想できるように、同弾の《魔の革命 デス・ザ・ロスト》に繋げるのが理想。シールドが1枚の時にリアニメイトすることで革命条件と進化元を揃えることができ、厳しい状況からも綺麗に逆転できる可能性を秘めている。

また、ナイトでもある点は非常にこの能力と噛み合っている。使いたいナイト・マジック手札にあるときに狙ってリアニメイトが可能なほか、墓地に送ったシールド呪文なら《氷牙レジェンダリー・ヴァンガード》《暗黒皇グレイテスト・シーザー》進化して能力の発揮に活かせるなど、かなり優秀。

一方で普通に召喚するのではパワーが低く、コストも中途半端で使いづらい。速攻で墓地に落としてこそ輝くカードである。
また、このクリーチャーリアニメイトはタイミングが重要。闇雲にリアニメイトしても低パワーのブロッカーなので割とすぐ破壊されてしまう。
何度も出しているうちに、シールドが無くなってリアニメイトもできなくなってきたら流石に苦しい展開になる。ここぞというタイミングでバトルゾーンに出し、コンボパーツと組ませることが大切。

他のカード・デッキとの相性

環境において

2018年7月14日の殿堂レギュレーション改訂によって弱体化した【墓地ソース】のリペアパーツとして《暗黒鎧 ダースシスK》に白羽の矢が立つと、そちらとの組み合わせで一定数使われるようになった。但し当時の評価は「コンボに組み込める良カード」程度であった。

【零龍ギャスカ】が成立すると立場は一変。先攻2ターンキルに貢献するキーパーツになり、《復活の儀》達成要員を担当した。他の自己リアニメイト持ちと比べて極めて自己リアニメイト条件が緩く、自己シールド焼却墓地肥やしになることもあって競合カードと比べて汎用性が段違いであった。同時期に発祥した【零龍墓地ソース】でも最速後攻2ターン目に《暴走龍 5000GT》着地させてGRに蓋をする活躍を果たした。

十王篇環境になると【オカルトアンダケイン】の必須パーツとして大出世。

王来篇環境では【ゼロ・ルピアループ】ムゲンクライム元としても使われる場合がある。

ゴッド・オブ・アビス環境では【青黒闇王ゼーロ】【青黒DOOM・ドラゲリオン】で大活躍。

【零龍ギャスカ】【零龍墓地ソース】【オカルトアンダケイン】【青黒闇王ゼーロ】【青黒DOOM・ドラゲリオン】では悉く必須枠を担当した。

ゴッド・オブ・アビス時点では自己リアニメイトが複数個体同時にできる上に除去を受け付けにくいターン開始時というタイミングでリアニメイトされることを大きく評価されている。それらの長所を持っているか否かで《闇王ゼーロ》《ジョルジュ・バタイユ》の代替コストを円滑に支払えるかどうかが分かれて来るためである。

《∞龍 ゲンムエンペラー》採用型のデッキの場合、そちらの能力によってブロッカーが消える代わりに攻撃制限も無くなるため、いざという時に打点として使える。

2023年3月20日に殿堂入りした。
様々な墓地利用デッキで活躍したが、特に致命打になったのは《闇王ゼーロ》との親和性だろう。
今後は墓地から踏み倒せるウィニーとしての立場は《罪無 ターボ兆》《ビックリーノ》などに譲ることになるだろう。

殿堂入り後は1枚積みとなった身では頼りづらいということで、それまで採用されたムゲンクライム系統や青黒墓地肥やし基盤からも死滅した。

その他

デュエル・マスターズ プレイスでは

暗黒鎧 ザロスト UC 闇文明 (4)
クリーチャー:ダーク・ナイトメア/革命軍 3000
ブロッカー
このクリーチャーは攻撃できない。
自分のターン開始時、自分の最大マナが4以上あり、このクリーチャーが自分の墓地にあれば、自分のシールド1つを墓地に置いてもよい。そうした場合、このクリーチャーをバトルゾーンに出す。

DMPP-26で実装。

自己リアニメイトは、最大マナ4以上という実質的な特定ターン以降限定の条件がついた。TCGにおける《月下旋壊 ド・リュミーズ》《強瀾怒闘 キューブリック》などと類似したものとなっている。

この変更により《怨念怪人ギャスカ》での最速2ターン目着地はできなくなった。
さらに、自分のターン開始時で4枚チャージが必要なため、《ボーンおどり・チャージャー》といったマナ加速を使わなければ順当に進めて5ターン目のターン開始ステップから能力を使用可能という遅さになっている。

  • 紙で殿堂入りしたとはいえ、収録された革命編当時から暴れていたわけでなく評価されるまでそれなりに長くかかったカードであるが、進化後とは異なり弱体化を受けた。
    • デュエプレではときおり相対的に見て先進的すぎるギミックが登場することもある(例:極神編あたりのはずの《暗黒凰ゼロ・フェニックス》が無料蘇生能力を持つ)。マナを使用せず墓地肥やしできるという時点できわめて危険なことは明白であり、先んじて対策を施したという具合だろう。

関連カード

フレーバーテキスト

収録セット

デュエル・マスターズ

デュエル・マスターズ プレイス

参考


公式Q&A

  • 3つ目の能力について

Q.自分のターンのはじめに、シールドがひとつもありませんでした。《暗黒鎧 ザロスト》の能力を使うことはできますか?
A.いいえ、墓地に置くシールドがない場合、《暗黒鎧 ザロスト》をバトルゾーンに出すことはできません。
引用元(過去のよくある質問より)

Q.自分のターンのはじめに、墓地の《暗黒鎧 ザロスト》の能力を使ってシールドを1枚墓地に置きました。そのシールドから墓地に置いたカードが別の《暗黒鎧 ザロスト》だった場合、その能力も使うことができますか?
A.いいえ、使えません。《暗黒鎧 ザロスト》の能力は、それがターンのはじめに墓地になければ使うことができません。
引用元(過去のよくある質問より)

+  類似裁定(2020.4.17)

Q.相手の《ジェイ-SHOCKER》の効果で、自分はコスト4のクリーチャーをバトルゾーンに出せなくなっています。この状況で《暗黒鎧 ザロスト》の「自分のターンのはじめに」の能力を使えますか?
A.はい、使えます。ただし、シールドを墓地に置くことはできても、《暗黒鎧 ザロスト》をバトルゾーンに出すことはできません。
「そうしたら」とある能力の後半部分を行うことが禁止されていても、前半部分を行うことが禁止されていなければ、能力を使いはじめることはできます。
引用元(2020.4.17)

Q.相手の《時の革命 ミラダンテ》の効果で自分はクリーチャーを召喚できなくなっています。この状況で《暗黒鎧 ザロスト》の「自分のターンのはじめに」の能力を使えますか?
A.はい、使えます。召喚を禁止されていても、能力によってバトルゾーンに出すことはできます。
引用元(2020.4.17)

Q.バトルゾーンに《∞龍 ゲンムエンペラー》がいます。相手のターンのはじめに、相手は自身のシールドを1枚墓地に置き、墓地から《暗黒鎧 ザロスト》をバトルゾーンに出せますか?
A.はい、バトルゾーンに出せます。《∞龍 ゲンムエンペラー》の能力は、バトルゾーンにいるコスト5以下のクリーチャーの能力を無視します。
引用元(2020.9.18)