【悠久チェンジ】
《蒼神龍チェンジ・ザ・ワールド》の能力でシールドを増やし、減った山札を《悠久を統べる者 フォーエバー・プリンセス》で回復しつつ時間稼ぎをし、伸びたマナを活かしてフィニッシュを行うデッキ。デッキカラーは青緑だが、青の比率を高める構築が主流。
デッキ自体は革命ファイナルですでに存在していたが、DMBD-02の発売と共に青緑のカラーが強化されたと共に環境デッキへの仲間入りを果たす。新章デュエル・マスターズ環境での地雷デッキとしての立ち位置を確立した。
蒼神龍チェンジ・ザ・ワールド SR 水文明 (7) |
クリーチャー:ポセイディア・ドラゴン 6000 |
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分の手札の枚数を数えてからすべて捨てる。その後、自分のシールドをすべて手札に加える。(ただし、その「S・トリガー」能力は使えない) その後、こうして捨てた手札1枚につき、自分の山札の上から1枚ずつ、裏向きのままシールドに加える。 |
W・ブレイカー |
悠久を統べる者 フォーエバー・プリンセス P 火/自然文明 (8) |
クリーチャー:レッド・コマンド・ドラゴン/ハンター/エイリアン 8000 |
スピードアタッカー |
W・ブレイカー |
相手がコストを支払わずにクリーチャーをバトルゾーンに出した時、そのクリーチャーを持ち主のマナゾーンに置く。 |
このクリーチャーがどこからでも自分の墓地に置かれる時、かわりにこのクリーチャーと自分の墓地を山札に加えてシャッフルする。 |
主要カード
候補カード
超次元
フィニッシャー
このデッキの使い方
序盤はマナ加速を行う。中盤はビートダウンが相手ならさらにマナを伸ばすか、シールドがなければ《蒼神龍チェンジ・ザ・ワールド》の能力でシールドを増やす。コントロールが相手なら《Dの博才 サイバーダイス・ベガス》や《龍覇 M・A・S》で状況を整えると良い。
フィニッシャーは《ヴォルグ・サンダー》、《オールデリート》、《ジョリー・ザ・ジョニー Joe》など、ビッグマナが扱うカードの大抵は利用できる。増えたシールドを保険にして、オーソドックスな【5色フェアリー・ミラクル】と同じように《「修羅」の頂 VAN・ベートーベン》や《勝利宣言 鬼丸「覇」》を並べて1ショットキルを目指しても良い。
長所
受けが強く、ビートダウンやハンデスに対しては強気に出ることができる。
《怒流牙 佐助の超人》や《フェアリー・シャワー》で早期に7マナまで伸びて《蒼神龍チェンジ・ザ・ワールド》が間に合うケースが少なくない上に、《Dの博才 サイバーダイス・ベガス》から踏み倒した呪文で盤面を処理できるため、3ターンキルを狙うような速攻に対しては「殴り切られたら負け」と割り切る考えもある。
青を軸としているため恒久的にバトルゾーンから離しておく手段は乏しいが、邪魔なクリーチャーは《奇天烈 シャッフ》等で足止めしてしまえば良い。
シールドを増やせるので、フィニッシュに窮した場合はシールドに防御を任せて無造作にあるだけのクリーチャーで攻撃を仕掛けてしまう方法もある。
短所
《蒼神龍チェンジ・ザ・ワールド》を活かすための手札が整う前に《父なる大地》、《デュエマの鬼!キクチ師範代》などでバトルゾーンに出されるとコントロール力が発揮できなくなる。
ハンデスに強いといっても《斬隠蒼頭龍バイケン》で抵抗できるだけなので、手札が切れると《蒼神龍チェンジ・ザ・ワールド》が弱くなる。
しかし何と言っても大変なのがプレイング。基本的に臨機応変なプレイングが求められるため、テンプレ的な回し方にこだわるとその持ち味を殺してしまう。
その他
- 遅延に近い動きをするデッキなので、相手に理解がない限り嫌われやすいデッキタイプ。時間切れを狙ってシールドの枚数差で判定勝ちを狙うデッキに見えるので大会でも不興をかいかねない。しかしフィニッシュに持ち込むことは勿論でき、このデッキの考案者は明確にシールド差で判定勝ちするデッキであることを否定している。
- テクニックとして、《悠久を統べる者 フォーエバー・プリンセス》のイラストを全て変えることが奨励されている(枠やイラストが再録される毎に違う)。サーチやドローなどの回収を繰り返すこのデッキは、デッキを高速で回転させるのが持ち味。デッキ内における《フォーエバー・プリンセス》の位置を確認する為に区別しやすいようにする為である。
- 「デュエル・マスターズグランプリ-5th」でベスト64に入賞したデッキのレシピは悠久チェンジから《蒼神龍チェンジ・ザ・ワールド》を抜きつつもそのデッキのノウハウをそのまま生かした青緑コントロールとなっている。悠久チェンジとはあくまでデッキカラーに基づく方法論、プレイングによって、個々のカードのスペックを極限まで引き出す青緑コントロールに過ぎず、《蒼神龍チェンジ・ザ・ワールド》の存在は絶対不可欠という訳ではない。そのことがこの結果によって明らかになっている。
参考