激沸騰(げきふっとう)!オンセン・ガロウズ》

激沸騰!オンセン・ガロウズ VIC 水/火文明 (7)
サイキック・クリーチャー:サイバー・コマンド/フレイム・コマンド/エイリアン 6000
W・ブレイカー
自分のターン中、自分の水または火の、進化ではないクリーチャーが召喚によって出た時、そのクリーチャーを表向きにして山札の上に置いてもよい。そうしたら、そのクリーチャーを山札の上から出す。
《激相撲!ツッパリキシ》《激天下!シャチホコ・カイザー》と覚醒リンク後⇒《絶対絶命 ガロウズ・ゴクドラゴン》

DMR-04で登場したビクトリーを持つサイキックサイバー・コマンド/フレイム・コマンド/エイリアン

自分のターンに、非進化クリーチャー召喚した時、それを出し直すことができる。

cipの連射が可能で、cipでアドバンテージを取ることが主体のデッキにもってこいの1枚。

対象はそれなりに限定されているが、この中でも《サイバー・G・ホーガン》《激流アパッチ・リザード》《カモン・ピッピー》《パクリオ》など、強力なcipクリーチャーは多い。能力の使用は任意のため、デメリットcipなど使いまわしたくない時は使わなくてよい。

また、《ドスコイ・イチバンボシ》などのバトルゾーンを離れた時に誘発するタイプの能力とも相性がよい。

《パンドラ城 デス・ファントム》とも好相性。
この能力では一度バトルゾーンを離れるため、またはエイリアン召喚すればサイキック・クリーチャーが出せる。《電流戦攻セブ・アルゴル》召喚すれば、一気に3体並べることができる。
自身もエイリアンなので《パンドラ城 デス・ファントム》の能力で出せるが、コスト8以上のエイリアンが除去されなければいけないため難易度は高いか。

システムクリーチャーのお約束として除去には注意。相手がこのクリーチャーを放っておくはずはないので、何とか除去をかいくぐる必要がある。幸い、このカードを出せる超次元呪文クリーチャーは多いので、上手く活用したいところである。

後に登場した《「ひっくり返したれやぁぁぁ!!」》は、G・ゼロによってマナを使わずにこのクリーチャーを出せるため、システムクリーチャーにありがちな「システム効果を使用するためのマナが残っていない」という事態を緩和できる。(→【オンセンひっくり返したれやぁぁぁ!!】

更に時代が進むとジャストダイバーによって安全に1ターン過ごした次のターンのはじめにこのクリーチャーを出せる《再興王女プリン》も登場。可能性が更に広がったと言える。

覚醒リンクを狙うデッキについては「【ガロウズ・ゴクドラゴン】」を参照。

ルール

  • DMX-25版の能力テキストは「進化ではない」の部分が抜け落ちている。当然エラッタが出されているので進化クリーチャーは能力の対象にはならない。
  • EXライフ持ちのクリーチャーを対象にすると「そのクリーチャー」が山札の上に無いから出す行為は不発となってしまいEXライフが剥がれて終わってしまう。

DM22-EX1で再録される前のテキストは以下の通りだった。

自分のターン中、水または火のクリーチャーを召喚した時、そのクリーチャーを表向きにして自分の山札の一番上に置いてもよい。そうしたら、そのクリーチャーを山札の上からバトルゾーンに戻す。
  • 変更前のテキストでは、自分のターン中に相手がS・トリガーなどでクリーチャーを召喚した場合にも能力が誘発していた。ただし、相手のカードを「自分の山札の上に置く」処理(テキスト変更前)は実行できないのですべての処理が不発になるとする裁定(下記公式Q&A)となっていた。
    • 変更後のテキストでは「自分の水または火のクリーチャー」と対象が限定されたため、能力が誘発することはなくなった。
  • 誘発タイミングが「召喚した時」から「召喚によって出た時」に変更された。これによって、《ブラキオ龍樹》置換効果の適用対象となった。また、《革命類侵略目 パラスキング》がいればすべての非進化クリーチャーに対して能力が誘発するようになった。
    • 「召喚した時」は召喚したクリーチャーが出る前に誘発するという裁定が出て以降、このクリーチャーの能力は「召喚した時点で存在していたゾーンにあるクリーチャーをそのゾーンから山札の上に移動させるため、着地置換効果なしでは必ず不発になる」ことになり、明らかに意図されたデザインと異なる挙動になっていたが、このテキスト変更によりその問題は解消された。恐らく、そのためのテキスト変更だったのだろう。
    • また、《スリヴァーの女王》の能力でこのクリーチャー自身を召喚した時も能力が誘発するようになった。

他のカードとの相性

デュエル・マスターズ プレイスでは

激沸騰!オンセン・ガロウズ PS 水/火文明 (7)
サイキック・クリーチャー:サイバー・コマンド/フレイム・コマンド/エイリアン 6000
ビクトリーアイコン
W・ブレイカー
自分のターン中、自分の水または火の進化でないクリーチャーが召喚によってバトルゾーンに出た時、そのクリーチャーを自分の山札の一番上に置いてもよい。そうした場合、そのクリーチャーを山札の上からバトルゾーンに出す。
(覚醒リンク後:《絶対絶命 ガロウズ・ゴクドラゴン》)
《激相撲!ツッパリキシ》《激天下!シャチホコ・カイザー》とP'S覚醒リンク後⇒《絶対絶命 ガロウズ・ゴクドラゴン》

DMPP-17で実装。《天下統一シャチホコ・カイザー》を入手・生成することで特典として付いてくる。

他のサイキックと同様にレアリティが無くなったが、ビクトリーに変更された《天下統一シャチホコ・カイザー》の特典という形になったためビクトリーアイコンを持っている。

水または火の非進化クリーチャー召喚時の効果は、山札の上に置く際に表向きに置くという処理が無くなった。

  • 待機のルールにより、S・トリガーを使って進化したら進化クリーチャーを山札の上に置ける。具体的には、《マーシャル・クイーン》《特捜兵クロード》《シータ・トゥレイト》の2枚を暴発し、その2枚を重ねると《特捜兵クロード》に予約された「山札の上に置く」を引き継いだ《シータ・トゥレイト》に効果が実行される。山札に戻す順番は、進化クリーチャーの一番上が一番下に置かれ、一番下の進化元が一番上に置かれる。したがって、コスト踏み倒しするクリーチャーは一番下の進化元となる。
    • 能力テキスト中の「そのクリーチャー」は、クリーチャー・エレメントを参照しており、上記の場合は引き継ぎを受けた進化クリーチャーが「そのクリーチャー」に該当する。山札の上が「そのクリーチャー」でない以上、踏み倒しに失敗するのが本来のあるべき挙動であると思われる。
      • 上記に発展して、進化元と進化VクリーチャーをS・トリガーで踏み倒し、「1:踏み倒したクリーチャー、2:それ以外のクリーチャー」という順番で進化させた場合、山札の上にある2のクリーチャーが踏み倒されることになる。

関連カード

フレーバーテキスト

  • DM22-EX1
    処刑人は、パンドラを護るためならば「勝利」にすらこだわらない。
  • DMPP-17
    ならば俺も奥の手を出すしかないな…。まさかアンノウンがここまでやるとはねえ!――激沸騰!オンセン・ガロウズ

収録セット

デュエル・マスターズ

デュエル・マスターズ プレイス

参考


公式Q&A

Q.自分のバトルゾーンに《激沸騰!オンセン・ガロウズ》がいる時、自分のターン中に相手が火のクリーチャーを召喚しました。この場合、《激沸騰!オンセン・ガロウズ》の「自分のターン中、水または火の進化ではないクリーチャーを召喚した時」の能力はどう処理しますか?
A.《激沸騰!オンセン・ガロウズ》の能力は誘発はしますが、相手のクリーチャーを自分の山札の上に置くことはできないので、その後の効果は不発になります。
引用元

再録により、「自分のターン中、自分の水または火の」になったため、上記はそもそも誘発しなくなった。

Q.自分の《激沸騰!オンセン・ガロウズ》がバトルゾーンにいる状況で、自分は《エヴォ・ルピア》を召喚してバトルゾーンに出しました。《エヴォ・ルピア》の「出た時」の能力で《オクトーパ <カーネル.Star>》を重ねた後、《激沸騰!オンセン・ガロウズ》の「水または火のクリーチャーを召喚した時」の能力で《オクトーパ <カーネル.Star>》を山札の一番上に表向きで置く際、「スター進化」の置換効果で一番上のカードだけを山札の上に置きました。その後、山札の上に置かれた《オクトーパ <カーネル.Star>》はバトルゾーンに出せますか?
A.はい、出せます。出す際、適正に進化できるクリーチャーの上に重ねる必要があります。
引用元(2021.9.24)


[1] 呪文横取りで相手のチャージャー呪文を唱えたときに相手のマナゾーンに置かれるのも同じ原理である。