セル

カードタイプの一つ。いずれも特殊タイプを持ち、「セル」だけのカードは存在しない。

超次元ゾーンに置かれるセル単体の特性は非常に少なく、通常はセルであることを示すカードタイプ、そして文明しか持たない。
代わりに、通常のカードとして使える面を持つ両面カードとなっている(セルで構成されるクリーチャーを出すための能力もこちらに記載される)。

キング・セル両面カードではなくメインデッキに入り、マナ数など通常のカードのように特性を持つ。

覚醒リンク[1]サイキック・スーパー・クリーチャースーパー龍解《極真龍魂 オール・オーバー・ザ・ワールド》合体キング・クリーチャーまたは《新世界秩序》と、それぞれ1つを形成する。

個々について詳細はサイキック・セルドラグハート・セルキング・セルの項を参照。

ルール

※ここでは主にキング・セル以外のセルの共通裁定を扱う。キング・セル独自の裁定は「キング・セル」の項目を参照されたし。

複数のカードで1体の巨大なクリーチャーができる時、1枚1枚の構成するパーツに割り当てられるカードタイプである。

  • これらの点から、完成した1体のクリーチャー(オブジェクト)を選ぶ場合と、カードとして個々のセルを選ぶ場合では挙動が違ってくる。
+  文明に関する裁定の変遷

その他

かつてはセルはエレメントだったので、《ザーク・砲・ピッチ》などコスト火力のエレメント除去でコスト0として選ぶことができた。
2023/09/14のルール変更でエレメントではなくなり、《ザーク・砲・ピッチ》でクリーチャーを解体したり除去耐性を消費させたりすることができなくなった。
そもそも、バトルゾーンにある1体のクリーチャーが「クリーチャーとセルの2つのエレメント情報を持つ」というややこしい状態を是正したものと思われる。

セルがエレメントだった時代は、《龍覇 マリニャン》などでコスト3以下のドラグハートとして、コスト0扱いのドラグハート・セルを選んで出し、即座に超次元ゾーンに戻されるプレイングができた。エレメントではなくなり、そもそも出す対象として選ぶことも禁止されたため、強制効果を疑似空撃ちできなくなった。

サイキック・セル」または「ドラグハート・セル」に関して、実物のカードには特性としてカードタイプだけが書かれている。それ以外に表記されているものはすべて完成形のクリーチャー特性である。この点が先述の通り長く大きな混乱を招く引き金となった。
超次元環境が終わってから登場したキング・セルは、カードの通常の表面にセルとしてのG・ストライクなどの能力と合体時のクリーチャーの能力が共存するデザインとなっている。

ちなみに「○○・セル」という情報は、そのカードタイプの枠のカードの黒枠にくっつく形で小さく記載される。このテキストの向きは逆の面のカードの向き(例えばフォートレスなら横向き)に準じ、必ず完成形のクリーチャーの正位置の向きと異なる。また、特殊タイプ特有のシンボルは記載されない。このような形でカードタイプが表記される例としては他にコアが該当する。

参考


公式Q&A

Q.《ザーク・砲・ピッチ》の「出た時」の能力で、相手の《Volzeos-Balamord》を構成するキング・セルを1つ選んで破壊できますか?
A.はい、キング・セルはエレメントであり、コスト0として扱うので、選んで破壊できます。
合体しているクリーチャーのセル1枚を墓地に置こうとする効果に対しても、「クリーチャーが離れる時、かわりに」の置換効果を適用できますので、セルを墓地に置くかわりに《Volzeos-Balamord》の「エクストラEXライフ」シールドを1つ墓地に置きます。

+  総合ルール 812.1a

引用元(2023.4.14)


[1] リンクしてサイキック・フィールドになる「GP覚醒リンク」は、非クリーチャーであるためか例外的にセルの特性を持たない。