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引き裂かれし永劫、エムラクール P(SR) 無色 (15) |
クリーチャー:エルドラージ/ゼニス 15000 |
飛行(このクリーチャーは、「飛行」を持たないクリーチャーから攻撃もブロックもされない) |
T・ブレイカー |
このクリーチャーが召喚によって出た時、このターンの後もう自分のターンを追加する。 |
このクリーチャーが攻撃する時、相手はバトルゾーン、シールドゾーン、マナゾーンにある自身の表向きのカードを合計6枚選び、墓地に置く。 |
エターナル・Ω(このクリーチャーが離れる時、かわりに手札に戻す) |
Magic:The Gatheringとのコラボカードである。
15コストという途方もないコストをしているが、その能力は強力で、ほぼすべてのクリーチャーに攻撃もブロックもされない能力を持つ。アタックトリガーで破壊、シールド焼却、ランデスを相手に選ばせる形で合計6枚行う能力も強力(本家の「滅殺」の再現)。ただし、裏向きのカードは選べないので、バトルゾーンとマナゾーンが空でもシールドを燃やしてダイレクトアタックとはいかない点は注意。
そして、何と言っても召喚時限定cipによる追加ターン獲得が魅力。事実上のスピードアタッカーとしても使える。
召喚さえすれば無条件で追加ターンを得ることができるのは《勝利宣言 鬼丸「覇」》にはない持ち味。
問題は15コストという莫大なコスト。あらゆるマナブーストを駆使しても、普通にコストを支払って召喚するのはオーバーキルだろう。そのため、「召喚」扱いになるコスト踏み倒しの《イッツ・ショータイム》《天運ゼニスクラッチ》《騎士のコード オルタナティブ》《水晶の祈り/クリスタル・ドゥーム》などから出すことを考えたい。
アタックトリガーの除去は強力であるものの、【サッヴァーク】などシールドゾーンにカードを蓄えるデッキなどでは延命されやすく、後述のルールで詳しく述べるが、相手のバトルゾーンに《FORBIDDEN STAR〜世界最後の日〜》《滅亡の起源 零無》《零龍》などがあると、墓地送りにするカードの枚数を抑えられてしまうという弱点を抱えている。
DM22-EX1期に成立した【星龍ライベルモット】にフィニッシャーとして採用された。召喚扱いで自由にカードを踏み倒せるため相性が良く、最速でコンボを成立させれば実質3ターン目からcipを使えた。
アドバンスではより強力な《オールデリート》と競合するが、相手の《禁断〜封印されしX〜》にメタられない点が重く見られ、両採用または《オールデリート》の枠を奪ったケースもあった。
2024年3月11日殿堂レギュレーション改定後のCSで優勝した《水晶の祈り/クリスタル・ドゥーム》型の【青魔導具】リペアに4枚採用されていた。《終末縫合王 ミカドレオ》と一緒に出せば相手にターンを渡さずにエクストラウィンできる。《ミカドレオ》抜きで殴り勝つプランにも役立つ。
Q.自分の《FORBIDDEN STAR〜世界最後の日〜》がある状況で、相手の《引き裂かれし永劫、エムラクール》の「攻撃する時」の能力で、自分の表向きのカードとして《FORBIDDEN STAR〜世界最後の日〜》を構成する5枚を選べますか?
類似例:《滅亡の起源 零無》《零龍》
A.はい、選べます。結果的に《FORBIDDEN STAR〜世界最後の日〜》の構成カードは離れませんので、自分はカードを1つ墓地に置きます。
引用元(2022.02.18)
Q.自分の《煌龍 サッヴァーク》と他のクリーチャー2体がバトルゾーンにいて、自分のシールドゾーンに表向きのカードが3枚ある状況です。相手の《引き裂かれし永劫、エムラクール》の「攻撃する時」の能力で、自分はそれら6枚を墓地に置く際、「自分のクリーチャーが離れる時、かわりに」の置換効果を適用して、表向きのシールドカード3枚だけを墓地に置き、自分のクリーチャー3体を残せますか?
A.はい、残せます。6枚のカードが同時に墓地に置かれる際に、それに割り込んで置換効果を適用できます。
(総合ルール 609.1) 引用元(2022.02.18)