探索
デュエル・マスターズ プレイスで登場。指定されたゾーンからカードを3種類まで探し出すキーワード処理。
TCG版デュエル・マスターズにおけるサーチ、マナ回収、墓地回収などの能力は、多くの場合この処理によって行うよう変更されていた。要は選べるカードを3種類に狭めるというもので、プレイヤーからの評判は良くない。
バルキリー・ドラゴン VR 火文明 (7) |
クリーチャー:アーマード・ドラゴン 7000 |
W・ブレイカー |
バトルゾーンに出た時、自分の山札からアーマード・ドラゴンを探索し、1枚を公開してから手札に加えてもよい。その後、山札をシャッフルする。 |
元々の開発コンセプトに「1試合7分程度で終えられる」というものがあり、考慮時間や操作時間を抑えるための調整であると思われる。
探索を行わない場合でも、《ロスト・チャージャー》や《シェル・ファクトリーγ》などのように、プレイヤーに選ばせないよう処理に調整されていた。
DMPP-11やDMPP-12で登場した墓地進化やマナ進化は進化元をゾーン全体から選べる仕様で登場した。
DMPP-16以降に登場するカードでは、マナゾーンと墓地からの探索が廃止され、TCG版と同様にサーチを行う。山札からの探索は未変更。
仕様
探索の仕様は以下の通り。
- 3枚ではなく3種類である。その為、指定のゾーンに同名のカードが2枚以上入っていたとしても探索した3種類に同じカードが2枚以上入ってくることはない。
- プレミアムによる区別可能な状態と、プライズ版やシークレット版、再録版のイラスト違いがデッキに入っている場合ももちろん同名カードが並ぶことはない。どのデザインのカードが選ばれるかはランダムとなっている。
- 対象となるカードが4種類以上あった場合、その中から3種類がランダムで探索される。
- 探索されたカードの並ぶ順番はその都度変わる。
- 《ギガルゴン》や《二角の超人》など2枚のカードを対象にする探索の場合、探索した3種類から2種類を同時に選択する。その為、同名カードを2枚選択することはできない。
- 指定されたゾーンに探索対象のカードが3種類以上存在しない場合、2種類以下のカードを探索する形になる。
- 探索するゾーンの中に対象となるカードがないと、探索に失敗するが、それは相手も分かる。場合によっては相手に情報アドバンテージを与えてしまう。
- 探索に失敗すると「ボフッ」という効果音が鳴るため、俗にボフると呼ばれることもある。
- 結果として何もできない場合でも、カードがあるなら探索は成功する。
- 「探索し、n枚を〇〇してもよい」というテキストは、強制で探索し、探索結果からカードを選んだ場合は〇〇する。探索結果が気に入らない場合は、カードを選ばずにOKを選択することで〇〇しないことができる。
- 通常のテンプレートだと、「Xし、Yしてもよい」は「Xし、Yする」のパッケージの全部を実行するかしないかであるが、探索はランダム性があるため、探索結果を見た後任意効果を破棄することができる仕様だと考えられる。
- ユーザーの調査にて、対象のなるカードの枚数は探索の確率に影響を与えない可能性が高いとされている。
使えないカードが探索された場合
クリーチャーを出したり、呪文を唱えるために探索する時、探索で出てきたカードが使えない場合は、そのカードは灰色に塗りつぶされ、選べない。
探索で出てきたカードのすべてが使えない場合、「バトルゾーンに出せるクリーチャーが存在しません」「唱えられる呪文が存在しません」というメッセージが表示され、何もせずに「その後」の処理(山札をシャッフルするなど)に移行して効果を終了する。
- 例えば、自分の山札に、光のコスト2以下のクリーチャーが《聖天使グライス・メジキューラ》しかない状態で《連珠の精霊アガピトス》を出したら、《メジキューラ》は探索される。進化元が存在しない場合は「バトルゾーンに出せるクリーチャーが存在しません」というメッセージが表示され、何も出さずに山札をシャッフルして処理が終了する。
ゲームにおいて
- TCG版と違い、山札から探索するカードの場合、デッキのカードから逆算してシールドに何が埋まっているか判明させるテクニックが使えなくなる。
- 山札から探索する場合、デッキに入れる探索対象を3種類以下にしておくことで、シールドゾーンにそのカードがあるかないかが判断できる場合がある。
その他
- 余談だが、TCG版ではゾーン全体から選んでいたもので、デュエプレに実装されるにあたり探索ではなくランダムで選ぶ効果に変更された初のカードはDMPP-02で登場した《超竜バジュラ》の2枚ランデスである。
- 「探索」はサーチ(Search)の日本語訳だが、上記の通りサーチ以外でこの処理に変更されているものもある。
- 進化・非進化を複数体コスト踏み倒しできるカードが登場した場合、上述の「使えないカードが探索された場合」に書かれた仕様では、進化元がない盤面から進化元と進化先を同時に出すことができなかった。そのような効果が登場する前に、探索の廃止やテキストの工夫のおかげで、そのような問題は発生せず杞憂に終わった。
- DMPP-15時点では存在しなかったが、探索でない形式で登場した《若頭 鬼流院 刃》が対策済みの能力である。最初に非進化を好きなだけ出した後、進化を出すという2段階の手順を踏ませることで課題をクリアした。
- 次のカードプール更新で登場した《バンカラ大親分 メンチ斬ルゾウ》の効果ではついに、《若頭 鬼流院 刃》のように2段階経由せずとも選ぶことができるようになった。とはいえ、《メンチ斬ルゾウ》自体が進化ハンターの進化元として機能するため、「覚醒リンクした時」の解決時に進化元が1体もないという状況が起こり得ない。
参考