《デモンズ・ライト》

デモンズ・ライト UC 水/闇文明 (4)
呪文
カードを2枚引く。
相手のクリーチャーを1体選ぶ。自分の手札1枚につき、このターン、そのクリーチャーのパワーを-1000する。(パワー0以下のクリーチャーは破壊される)

DMR-23で登場した/呪文。カードを2枚ドローし敵1体に自分の手札の枚数×1000のパワー低下を放つ。

この1枚だけで自分の手札と相手クリーチャー、二つのエリアに干渉できる。【青黒ハンデス超次元】【白青黒超次元】などには待望の1枚だろう。
コツコツハンドキープをしながらバトルゾーンをコントロール、という基本的かつ理想的な動きをこれ1枚で可能にする。

2ドローがあるので、最低でも-2000のパワー低下は保証される。《異端流し オニカマス》などのアンタッチャブルを除けば、一撃奪取から《ウソと盗みのエンターテイナー》などの中型までのほとんどのシステムクリーチャーを破壊できる。

《コアクアンのおつかい》で墓地に落ちないドローソースという点でも優秀。《ブレイン・タッチ》同様に、痒い所に丁度手が届く優秀な一枚と呼べよう。

  • 最低限手札2枚は保証されているが、コントロール系統のデッキなら3〜4枚のハンドキープは期待できるので、より除去範囲を広げる事ができる。6000、7000クラスのパワー低下も不可能ではないが、あまり欲張るとタイミングを逸するので注意。

環境において

登場から白青黒構築や【5色コントロール】の定番汎用ドローソースとして活躍していた。

白青黒構築の【ロージアミラダンテ】などでは、3ターン目の《コアクアンのおつかい》から繋げることにより、高めの火力を放つ事ができる。基本的に序盤はあまり手札を切らさず、ゆったりとゲームを進めるデッキなのでできる動きである。相手が出してきた《勝利のリュウセイ・カイザー》なども射程圏に捉えられる。また、コスト5以下の水の呪文なので《ドレミ団の光魂Go!》とも相性が良く、カウンターとして使用することもできる。その場合はブレイクによって手札が増えた分だけ、さらに火力も上がる。

《ベイB ジャック》の現役時代においては、そちらに刺さる除去として重宝された。よしんば1発で溶かせなくとも適当なウィニーでの殴り返しとの複合で十分除去できた(《ベイB ジャック》はワンショットの際を除けば原則タップ状態で場にあるため)。

ただ、同コストで同じ文明の汎用ドローソースである《知識と流転と時空の決断》が登場すると、単色を確保したい場合はそちらが優先されるケースも出てきた。また、《審絆の鎮り 新蓮/ジャスティス・シェイパー》以降は【ロージアミラダンテ】自体白青型がメインとなり、このカードの出番が無くなった。

王来篇環境になると【5色コントロール】系統が隆盛を極めるに至ったが、この頃には除去付きリソース要員としては文明はまるで違うがより汎用性カードパワーの高い《切札勝太&カツキング -熱血の物語-》が優先されるようになり、相性の良いデッキがトップメタに君臨したにもかかわらず殆ど見ないカードとなった。

青黒系呪文括りでも1コスト分我慢すれば遥かに汎用性の高い《終末王秘伝オリジナルフィナーレ》が唱えられるのも痛い。

その他

  • フレーバーテキストは《エナジー・ライト》のオマージュだろう。闇文明が入っているからか、”科学”が”魔学”となっている。
  • 書籍『デュエル・マスターズ 超全集 革命ファイナル』では「中型以上は破壊できたらラッキーぐらいの気持ちでいけ!」と運用法について解説されている。

関連カード

フレーバーテキスト

収録セット

参考