《ボルシャック・フォース・ドラゴン》

ボルシャック・フォース・ドラゴン SR 火文明 (3)
タマシード/クリーチャー:アーマード・ドラゴン/ACE 9000
このタマシードが出た時、相手のパワー4000以下のクリーチャーを1体破壊する。
自分の火のクリーチャーまたは火のタマシードが合計4つ以上なければ、バトルゾーンにあるこのタマシードはクリーチャーとして扱わない。
W・ブレイカー
このクリーチャーが攻撃する時、このターン、自分の他のクリーチャーすべてに「パワーアタッカー+6000」「パワード・ブレイカー」「スピードアタッカー」を与える。

DM22-RP1で登場したアーマード・ドラゴン/ACEタマシード/クリーチャー

cipで4000火力を放ち、アタックトリガーで自分の他のクリーチャーすべてにパワーアタッカー+6000、パワード・ブレイカースピードアタッカーを与える。火の擬似シビルカウント4を達成するまではクリーチャーとして扱わない。

アタックトリガーは効果だけ見れば《ダイナボルト・ブラスター》にさらに2000パンプアップが付いた上位互換《凶戦士ブレイズ・クロー》のようなパワー1000のクリーチャーも擬似W・ブレイカーにできるようになっている。また、すべてが付与であるため、攻撃中に除去を受けたとしても効果は残る。

《フォース》とシビルカウント要員の適当な火のクリーチャー3体でちょうどシールド5枚を割り切ってダイレクトアタックまで届くため、この3体のクリーチャーを並べつつ《フォース》を着地させる方法を考えるのがデッキビルディングする上での肝だろう。

単純にコスト1のクリーチャーを大量にデッキに入れて速攻を仕掛けても良い。《ガンザン戦車 スパイク7K》を使ったワンショットと比べると、必要なクリーチャーは1体多いものの要求値自体は下がっている。《我我我ガイアール・ブランド》と併用するとさらに強力。

幸いこのカードは軽量メタブロッカーを焼く火力としても使え、また場持ちのよさから、4ターンキルないし5ターンキルに失敗したとしても明確なディスアドバンテージになりにくい。【赤緑ボルシャック】や【イメン=ボアロ】などの比較的遅いデッキで序盤は火力呪文のように使い、終盤にフィニッシャーとして動かす使い方でも存分に力を発揮してくれることだろう。

遅いデッキで採用するなら、《フォース》を2体並べることを狙うと良い。パワーアタッカーは重複するためさらなる過剰打点を得られる。万一S・トリガーを踏んだとしても相手は対処に困ることだろう。

他のカード・デッキとの相性

  • 同弾収録の《アニー・ルピア》は火シビルカウント3でこのクリーチャーにスピードアタッカーを付与でき、また自分のドラゴンの最初の攻撃時にそのドラゴンをアンタップできる。能力の性質上低コスト・高打点のドラゴンと組み合わせるほど強力になるので、《フォース》との相性は非常に良い。アタックトリガーを2回使える点も強力。
  • 《レクタ・アイニー》は自分のドラゴンを条件としたG・ゼロを持つ。本体の性能は2マナ1000と貧弱だが、《フォース》のアタックトリガーさえ使ってしまえばどんなウィニーでもスピードアタッカーW・ブレイカーとして扱えるのであまり関係ない。
  • 《チャラ・ルピア》がいると《フォース》をコスト1で召喚できる。3ターンキルも狙えるため、このカードを使えるというだけで型も研究する意義があるだろう。

環境において

DM22-RP1発売翌日、このカード3枚と《アニー・ルピア》2枚を採用した【赤緑ボルシャック】CS優勝に輝いた。キルルートの拡充も重要だが、一度回ってしまえばスピードアタッカーが大量に並ぶデッキなので、どちらかと言えば打点強化は最初から当てにせず、《決闘者・チャージャー》の回収対象になる軽量除去、《超英雄タイム》墳墓避けとしての採用になる。詰めの場面では除去を吸い取るデコイとしても有用。

DMGP2022」直前期のアドバンスでは《“魔神轟怒”万軍投》で一気に擬似シビルカウントを達成する【赤青フォース万軍投】が開発され、CS3位入賞を果たした。

DM22-RP1発売から約1ヶ月が経過した頃、このカードを3枚採用した【我我我ブランド】が各地のCSで散発的に入賞した。しかし、これらの成果はすべて同一の調整チーム内で共有されたレシピによるものであり、環境のトレンドとまで言えるかは慎重に判断しなければならない。同チームは《レクタ・アイニー》入りでの優勝実績も残している。

DMGP2023-1st』Day2(オリジナル)では、これをサブフィニッシャーに据えた型が流行。これを使ったプランの場合、メタカードに引っ掛かりにくく、4ターンキルの要求値が実質これ1枚だけで済むのが大きい。ただ、この頃になると《レクタ・アイニー》型は廃れ、《レクタ・アイニー》を採用しない場合《我我我ガイアール・ブランド》を出しながらでは早期にシビルカウントを達成しづらいため、このカードによるプランと《我我我ガイアール・ブランド》によるプランはトレードオフの関係となった。このカードの比重を高め、《“罰怒”ブランド》を2枚まで削った型が開発されたのもこの大会に前後しての事である。

【赤白アーマード】が環境に進出すると、一部の型に素出しプラン、軽量級除去として使われるようになった。

アニメ・漫画において

サイクル

DM22-RP1cipアタックトリガーを持つACEタマシード/クリーチャーサイクル《ドラン・ゴルギーニ》のみオーバーレアで、他はすべてスーパーレア《轟廻!グランドスラム・スコーピオン》以外はcipとよく似た効果の呪文が同文明の0〜1コスト下に存在する。

関連カード

収録セット

参考


公式Q&A

  • カード特性について

Q.自分の火のクリーチャーとタマシードが《炎龍神ヴォルジャアク》のみの状況で、自分は《ボルシャック・フォース・ドラゴン》を出しました。この時、《炎龍神ヴォルジャアク》の「自分のドラゴンが出た時」の能力で、パワー9000より少なくなるように相手のクリーチャーを好きな数破壊できますか?
A.いいえ、破壊できません。条件を満たしていないタマシード/クリーチャーは、タマシードとして扱います。タマシードはパワーを持たないので1体も選べず、破壊できません。
引用元(2022.9.16)

Q.バトルゾーンに自分のクリーチャーが1体もいない状況で《ミラクル・ミラダンテ》の「革命0トリガー」を使ったところ、表向きにした山札の一番上のカードが《ドラン・ゴルギーニ》でした。
この《ドラン・ゴルギーニ》を出し、《ミラクル・ミラダンテ》に進化できますか?
類似例:《ボルシャック・ドギラゴン》《ボルシャック・フォース・ドラゴン》
A.《ドラン・ゴルギーニ》を出すことはできますが、その上に《ミラクル・ミラダンテ》を重ねることはできません。
《ドラン・ゴルギーニ》は、山札では状況を問わずクリーチャーですので《ミラクル・ミラダンテ》の効果でバトルゾーンに出せます。その後、質問の状況では、バトルゾーンに出た《ドラン・ゴルギーニ》はクリーチャーになる条件を満たせず、「シンカライズ」を持たないタマシードになるので、その上にクリーチャーを進化できず、《ミラクル・ミラダンテ》は手札に残ったまま処理を終了します。
引用元(2022.9.16)

Q.自分の《ボルシャック・フォース・ドラゴン》《烈火大聖 ソンクン》がバトルゾーンにいる状況で、相手は《闇鎧亜ジャック・アルカディアス》を出しました。その「出た時」の能力で自分の《ボルシャック・フォース・ドラゴン》が破壊されたのですが、この時《烈火大聖 ソンクン》の「自分のクリーチャーが破壊された時」の能力はトリガーしますか?
A.《ボルシャック・フォース・ドラゴン》が破壊された時の状況によります。
自分の火のクリーチャーまたは火のタマシードが他に2つ以下しかなく、《ボルシャック・フォース・ドラゴン》がタマシードとして破壊された場合、クリーチャーが破壊された扱いにはなりません。そのため、この状況では《烈火大聖 ソンクン》の能力がトリガーしません。
自分の火のクリーチャーまたは火のタマシードが他に3つ以上あり、《ボルシャック・フォース・ドラゴン》がクリーチャーとして破壊された場合、《烈火大聖 ソンクン》の能力がトリガーします。
引用元(2022.9.28)

Q.《ヤミノカムスター》の「出た時」の能力で、相手の手札にある《ボルシャック・フォース・ドラゴン》を捨てさせられますか?
A.いいえ、捨てさせられません。手札にあるタマシード/クリーチャーは、クリーチャーとしても扱うためです。
引用元(2022.9.28)