封魔(ふうま)ジャックス・ピッコロ》

封魔ジャックス・ピッコロ C 闇文明 (7)
クリーチャー:グランド・デビル 3000
B・ソウル
このクリーチャーが破壊された時、バトルゾーンにある相手のクリーチャーを1体選ぶ。そのターン、そのクリーチャーのパワーは-4000される。

DM-39で登場したB・ソウル持ちのグランド・デビル

pigにより4000のパワー低下を放てる。

4000はパワー低下としてはそれなりの数値ではあるものの、pig能力である点が使いづらい。
だがそれ以前に、パワー3000の肉体とpigによるパワー低下だけという性能に対してやたら高いコストが最大の問題。

《威牙の幻ハンゾウ》が登場の2ヶ月前に殿堂入りしたことを考慮しても、その差は一目瞭然。
ゴッドを要するとはいえ、4000のパワー低下を扱える《神炎の影グレイブ・ディール》と比較してもコストパフォーマンスは悪い。

pigで場を離れ、バトルゾーンにクリーチャーが残らないことを前提とするならば《吸魂バキューム》なども対抗馬になりえる。

元々活躍の場は無いに等しかったがエピソード1に入ると《狼虎サンダー・ブレード》《ゲロ NICE・ハンゾウ》《超次元ミカド・ホール》+《サンダー・ティーガー》などより優秀なカードが数多く登場した。
それらはどれもcip除去能力を使用でき、こちらのように能動的あるいは受動的な破壊を待つ必要がない。

コモンというレアリティゆえの弱さと捉えようとしても、前述の《ゲロ NICE》や《サンダー・ティーガー》もアンコモンである。破壊されやすくするためにパワーを意図的に下げている、という考え方もできるが、それならばコストを低めに設定しても問題なかったはず。

どうしても採用するのであればグランド・デビルの種族を活かした運用が求められる。一応、《封魔の戦慄ジュマゾール》身代わりpigを能動的に使用したり、コスト7なので《封魔のイザナイ ガラムマサラ》でギリギリ光臨させたりすることが可能である。
しかし前者は無駄に高いコストとパワー、ブロッカー逆スレイヤーがないことでの破壊しづらさが仇となり、後者はpigしか持たないこのカードをわざわざ光臨させる必要性がない。

  • 名前の由来は『ゴエティア』に記されたソロモン72柱の序列44位の悪魔シャックスと思われる。シャックスは召喚者の命に応じて人の視覚・聴覚・理解力などの知覚を奪い去ったり、金や馬を盗み出す力を持つが、元ネタのその能力はどちらかというとデュエマで言うハンデスに相当する能力である。

フレーバーテキスト

  • DM-39
    勝手に調子づくがいい。Ζ様率いる軍には次の手があるのだ…。――封魔ジャックス・ピッコロ

収録セット

参考