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狼虎サンダー・ブレード SR 闇文明 (7) |
クリーチャー:デーモン・コマンド/ハンター 7000 |
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、相手のクリーチャーを1体破壊する。 |
W・ブレイカー |
cipで相手のクリーチャーを1体破壊するW・ブレイカーである。
非常にシンプルなテキストだが、その分腐りづらく堅実な能力を持つと言える。相手のクリーチャーを除去しつつ自分はクリーチャーを増やせるため、通常の確定除去カードの倍近くのフィールドアドバンテージを稼ぐことができる。
この能力は《光神龍スペル・デル・フィン》・《聖鎧亜クイーン・アルカディアス》等の呪文ロッククリーチャーに対して有効であるため、それらへのメタカードとして【超次元コントロール】やナイトに投入されることがある。備える種族も優秀であり、【連デモ】やハンターなどの種族デッキにお呼びがかかることも多いだろう。
比較対象としては《魔刻の斬将オルゼキア》・《暗黒の悪魔神ヴァーズ・ロマノフ》が挙げられる。特に《魔刻の斬将オルゼキア》は優秀なカードであり、《偽りの名 シャーロック》などのアンタッチャブルが蔓延る環境では、このカードよりもそちらの方が優先して使われることが多かった。
しかし稼げるフィールドアドバンテージ自体はほぼ同じである上、相手のクリーチャーが複数ある場合に一番危険なクリーチャーを確実に除去できる点、種族にハンターを持っている点など、多くの点で差別化することができる。
それぞれにメリットがあるため、デッキや戦略によって使い分けるのがよいだろう。
強力なクリーチャーには違いないのだが、1マナ上には《永遠の悪魔龍 デッド・リュウセイ》や《卍 デ・スザーク 卍》、多色なら《魔天聖邪ビッグディアウト》や《ボルメテウス・ブラック・ドラゴン》、進化クリーチャーの《悪魔龍王 キラー・ザ・キル》、S・トリガー付きの《凶殺皇 デス・ハンズ》、墓地召喚を持つ《究極生命体 Z》、ツインパクトの《暗黒の騎士ザガーン/「一方的に勝つに決まっている」》や《凶鬼90号 ゾレーゴ/「大当たり!もう一本!!」》と、確定除去持ちのライバルは年々増加傾向に有り、やや肩身が狭くなりつつある。
特に《究極生命体 Z》は上位互換と言える存在であり、墓地召喚を持つだけでなく《サンダー・ブレード》と同じく種族にデーモン・コマンドを持つ上、さらにダークロードとドラゴン・ゾンビをも併せ持っている。
これらの事情から、《サンダー・ブレード》の居場所はハンターの種族デッキに限られていくこととなった。