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怨念怪人ギャスカ UC 闇文明 (1) |
クリーチャー:デビルマスク 4000 |
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分の手札をすべて捨てる。 |
※殿堂入り |
コスト1にしてパワー4000という破格のコストパフォーマンスを誇るクリーチャーだが、cipで自分の手札をすべて捨てる強烈なデメリット能力を持つ。
手札を使い切った瞬間に出せばデメリットを回避できるが、1ターン目からはできない。
【赤黒速攻】や黒単においては、打点として使うなら、パワーは低いが《闇戦士ザビ・クロー》を使った方が無難。横並びの補強に5枚目以降の《サビ・クロー》として使おうにも《孤独の影ロンリー・ウォーカー》《死神術士デスマーチ》《犠牲の影オンリー・ウォーカー》など、あまりにもライバルが多い。
《ベイビー・バース》《インフェルノ・サイン》などのS・トリガーで相手ターンに出せば、手札のマッドネスをすべて出せる。
リスクを負ってでも墓地の数を増やしたい場合、あるいはノー・チョイスなどの手札を持たないという条件をすぐに満たしたい場合には使えたが、そのためだけにデッキに投入するのは難しいと考えられていた。
繰り返しになるがデメリットが重いため、登場から長らく使いづらかった。
転生編環境では一部の【黒緑ホーン・ビースト】で「出せる場面がかなり限定されるが高パワーのコスト1ウィニー」として使われたが、《パワー・チャージャー》の方が汎用性が高くメジャーだった。
DMRP-03期には青黒【ブライゼシュート】が流行し、《革命魔龍 キル・ザ・ライブ》と共に採用された。
革命2を満たした《キル・ザ・ライブ》がいれば、手札で腐った大型進化デーモン・コマンドや進化デーモン・コマンド・ドラゴンなどを出せた。また、たったコスト1なので他のカードと一緒にプレイできた。
しかし、結局この型の【ブライゼシュート】は環境に定着せず、やがて《黒神龍ブライゼナーガ》が殿堂入りした。
DMRP-12では《零龍》が登場。【零龍ギャスカ】が成立した。
自分の手札をすべて捨てることで《手札の儀》のリンク条件を満たしてGR召喚でき、さらにそこから墓地で効果を発動するクリーチャーと組み合わせれば2〜3ターンでの零龍卍誕が狙えた。
このクリーチャー自身もアタッカーになるのでリーサル+1打点程度は用意できた。5枚目以降として《虚像の大富豪 ラピス・ラズリ》も環境入りした。
速度を犠牲にしたかわりに《一なる部隊 イワシン》とこのクリーチャーで一気に墓地を肥やす型や《解罪 ジェ霊ニー》採用型など亜種も多かった。
2020年7月1日付で殿堂入りした。
《虚像の大富豪 ラピス・ラズリ》筆頭に【零龍ギャスカ】で手札を減らす手段はこのクリーチャー以外にも多いが、2ターンキルや他のカードとの同時プレイのしやすさを考えると代替不能の存在である。現実的な安定キルターンは4ターン前後になった。
後攻3ターンを迎えた時点で《お清めシャラップ》などのメタカード、防御札の《光牙忍ハヤブサマル》、何よりS・トリガーで1ターン耐えた上での逆リーサルが刺さってしまうため、【速攻】としては大きく弱体化した。
殿堂入り後も1ヶ月ほどはメタゲームにいたが、【オカルトアンダケイン】の流行で淘汰された。
王道篇環境ではアドバンスの【黒単XENARCH】で活躍。
王道W環境では【白青黒マガルセカイ】で、《ARC REALITY COMPLEX》の下のカードを一気に増やせるため稀に採用された。