転生編環境
メタゲームDM-14期
環境を支配しつづけていた《無双竜機ボルバルザーク》はDM-14発売直後、ジェネレート・リーグ前に殿堂入りすることになったが、1枚制限となっても【ボルバル】はしぶとく第一線に生き残り続ける。 DM-14で《トリプル・ブレイン》やDM-13の《無双恐皇ガラムタ》に相性のいい《幻緑の双月》などを獲得し、1枚制限のデメリットを散らすため長期戦に強いコントロール型デッキとして組まれた。 DM-14では新カード「クロスギア」が登場したが、DM-14収録のもの(特に大型のクロスギア)は全体的にカードパワーが高いとは言えず、一部の軽量クロスギアが【アクアンホワイトブラック】や【白青黒赤ライブラリアウト】に投入された程度で、目立った活躍は見せなかった。 なお、上述の《地獄スクラッパー》と《タイラーのライター》は8月に発売されたDM史上初のハーフデッキの1つ、DMC-23にも収録されている。 2005年度ジェネレートリーグ関東大会A優勝デッキは、1枚制限となった《無双竜機ボルバルザーク》を採用しつつそちらへの依存度を下げた【ボルバルステロイド】であった。もっとも、本人が2019年に語ったところによるとこのデッキは「優勝したのが信じられないぐらい弱い」とのこと。 DM-15期
スプリングチャレンジバトル2005のような「【ボルバル】しか見当たらない」という悲惨な事例は免れたものの、やはり【ボルバル】は強く、ジェネレート・リーグオープンクラスは【除去ボルバル】の優勝で幕を閉じる。レギュラークラスでは【赤単速攻】が優勝を掴んだ。 DM-15では凶悪ランデスクロスギア《バジュラズ・ソウル》が収録され、プレイヤーたちは当然のようにこれを【除去ボルバル】や【ボルバルブルー】に組み込み、【除去バジュラズ】や【バジュラズブルー】などが生まれていった。その他にも《ペトリアル・フレーム》やS・トリガーXなども登場し、クロスギアが本格的に環境入りを果たす。 またcipでピーピングハンデスを持つ《パクリオ》の登場により1枚制限の《無双竜機ボルバルザーク》などのフィニッシャーを序盤に抜き取る動きが再び活発化。黒の入らないハンデス手段として【ボルバルブルー】、【バジュラズブルー】で活躍。 DM-16期
DM-16では非クロス状態でも効果を発揮するクロスギアが登場。特に《ノーブル・エンフォーサー》は《予言者マリエル》との相性が注目された。 殿堂入りに耐え続けてトップメタの座を受け渡さなかった《無双竜機ボルバルザーク》だったが、ついに2006年3月にプレミアム殿堂入りされることが決定。デュエル・マスターズで初めての禁止カード措置だった。 そして同時に《炎槍と水剣の裁》も殿堂入り。しかし、こちらもやはり制限となっても使い続けられた。 DM-17〜DM-18期
《無双竜機ボルバルザーク》がプレミアム殿堂を果たした2日後にDM-17が発売されたが、実用性に乏しいカードが多く、メタゲームに大きな変動はなかった。 ローソン・レジェンダリーカードでは《ヘリオス・ティガ・ドラゴン》が登場。こちらも【サファイア】に投入された。 4月には通常弾でありながら異例の再録エキスパンションというDM-18が発売。しかしながら有力カードはDMC-27で再録したばかりであったため、バニラや準バニラが多数収録される羽目になってしまった。その結果、この弾のスターターセットであったDMS-05の完成度にまで影響が及んだ。 転生編の最後に行われたスプリングギャラクシーリーグでは、転生編以降のエキスパンションで収録されたカードしか使えない「アフタージェネレート(AG)ルール」が扱われることになった。 当時の主流デッキ
主なカード
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