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龍装車 ピオドーロ R 自然文明 (4) |
クリーチャー:ドラゴンギルド/グランセクト 5000 |
マッハファイター(このクリーチャーは、バトルゾーンに出たターンの間、タップまたはアンタップしているクリーチャーを攻撃できる) |
バトルゾーンに出たターンの間、クリーチャーは相手プレイヤーを攻撃できない。 |
毒汁100% R 闇文明 (3) |
呪文 |
S・トリガー(この呪文をシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ唱えてもよい) |
相手のクリーチャーを1体選ぶ。このターン、そのクリーチャーのパワーを-4000する。(パワー0以下のクリーチャーは破壊される) |
DMRP-11で登場した自然/闇のドラゴンギルド/グランセクトツインパクト。
クリーチャー面は4コストにしてパワー5000のマッハファイターで、さらに敵・味方問わず、登場ターンのプレイヤーへの攻撃を禁じる常在型能力を持つ。
クリーチャーへの攻撃は制限されないが、パワーも5000と最低限のものを持つため、マッハファイターを使っても殴り返しに過剰に怯える必要はない。
呪文面は《ポイズン・ティー》や《獣面の銃弾》が1コスト下がった上位互換。
当然のことながら、クリーチャー面は速攻には刺さる。プレイヤーを攻撃する場合に限り、スピードアタッカー、疑似スピードアタッカーのようなルールによって召喚酔いの影響を受けないクリーチャーすべてを足止めすることができる。《その子供、凶暴につき》では対処できなかった、バトルゾーンに出てからスピードアタッカーを付与されたクリーチャーにも対処できるようになっている。さらには、既にバトルゾーンに出ている(返しのターンで攻撃することができる)クリーチャーに対しては、マッハファイターで狩ることができるため、【除去コントロール】に入れるにはうってつけのスペック。
呪文面は、クリーチャー面が強力な分控えめな性能をしているが、3コストと手打ちもしやすいのでクリーチャー面では倒せない《ナゾの光・リリアング》など厄介な除去耐性をもつカードへの対抗手段となり、S・トリガーもついているため、クリーチャー面と同じく【除去コントロール】向けのスペックとなっている。
DMBD-09・DMBD-10期の環境を意識するなら【赤単ブランド】対策として、《ディオーネ》に代わって【青黒緑デッドダムド】に採用すると良いだろう。ただし、4ターン目に出すのは遅いので、2ターン目にマナブーストを活用して、3ターン目に出したいところ。
カードとして多色である中量級マッハファイターなので【5色ドギラゴン剣】と相性が良い。《Mの悪魔龍 リンネビーナス》など自軍にスピードアタッカーを付与するカードとは噛み合わないように見えるが、ある程度盤面を固めてから総攻撃するのが【5色ドギラゴン剣】のセオリーなので、この点はそれほど問題にならない。
大方の予想通り登場後は【青黒緑デッドダムド】で使用されているが、同弾に収録された同コストの《DROROOON・バックラスター》で除去されて終わりのパワーラインなので何が何でも投入されるカードではなく、事前の期待ほどの活躍はしていない。
登場から程無くして攻撃制限が相手のみに限定される《全能ゼンノー》が登場。あちらはGR召喚を大量に行う手段さえあれば狙って出せるので不確定性という弱点も存在しないも同然であったため、このクリーチャーは居場所を追われることに。とどめに、バウンスが可能なGRクリーチャーである《オコ・ラッタ》で除去されてしまい、《BAKUOOON・ミッツァイル》へのメタとしても機能しなくなった。一応、こちらはパワー低下による除去ができる呪文面がある、カードとして多色でありマナ基盤にもなる、といった具合に差別化自体はできているが、依然立場は厳しい。
一応DMRP-14で《ドラグ変怪》が登場すると攻撃制限持ちとして替えが効かないことから、以降は【ドラグライブラリアウト】でそこそこ見かけるようになった。《斬罪 シ蔑ザンド》の無月の大罪と《全能ゼンノー》がアンチシナジーであり、そちらのデッキにおいては《全能ゼンノー》では不適なのである。
2021年1月1日から開始されたオリジナルでは《全能ゼンノー》の代用となる。
DMSP-04期のアドバンスのチャンピオンシップではこれを入れた【青黒緑シャコガイル】が優勝している。《全能ゼンノー》ではないのは、《とこしえの超人》が重いためと見られる。