終極宣言(ファイナル・エンド)

DM23-RP4で登場した能力語
ゲーム中に一度だけ膨大なアドバンテージをもたらす効果を使うことができる。

富轟皇 ゴルギーニ・エン・ゲルス OR 光/闇文明 (7)
クリーチャー:メカ・エンジェル・コマンド 11500
革命チェンジ:コスト5以上のメカ
W・ブレイカー
このターンにシールドが離れていなければ、このクリーチャーは離れない。
終極宣言:自分のターンのはじめに、次の中から4回選んでもよい。(同じものを選んでもよい。「終極宣言」は、ゲーム中に一度だけ使える)
▶︎相手のクリーチャーを1体選び、破壊する。その後、カードを1枚引く。
▶︎自分の山札の上から1枚目をシールド化する。その後、カードを1枚、自分の墓地から手札に戻す。
芸魔龍馬 バルバトチェス SR 水/火文明 (7)
クリーチャー:マジック・ドラゴン/ゲーム・コマンド 11000
革命チェンジ:コスト5以上のマジック
スピードアタッカー
W・ブレイカー
このクリーチャーが出た時、相手のパワー10000以下のクリーチャーを1体選び、破壊する。その後、カードを2枚引く。
終極宣言:自分のターンのはじめに、次の能力を使ってもよい。(「終極宣言」は、ゲーム中に一度だけ使える)
▶︎このターン、自分のマジックを使うコストを4少なくする。ただし、コストは0以下にはならない。このターン、自分がマジックを使った時、カードを1枚引いてもよい。

環境において

王道篇に入る前までに存在していたのは、以下の6種。

そのすべてが「自分のターンのはじめ」と発動タイミングが遅い弱点があり、多くの場合除去を相手に使わせる高級デコイとして使わざるを得なかった。
フィニッシュ性能の高い《ボルシャック・ヴォルジャアク》《アビスベル=覇統=ジャシン帝》などは特にヘイトが高く、次のターンに何かしらの方法で対処されるかゲーム自体を終わらせにかかられるケースが非常に多い。このため、終極宣言自体が決め手になるケースは少ない。

また、デュエマのキルターンと、大型革命チェンジの着地ターンが噛み合っていないのもかなり痛い。
3ターンキル連発は「かなり早い」、4ターンキルは「相手がシールドから防御札を引かない前提でならよく見る範囲」、5ターンキルは「受けが堅いなどの特徴がないと、ちょっと遅い」という共通認識がある中、鬼回りで3ターン目着地しても除去されずにターンが返ってきた場合に4ターン目に発動可能、自然な流れで4ターン目着地ならゲームが続いていれば発動は5ターン目というのは全く環境に適していない。

「ゲーム中に一度だけ」の駆け引きを楽しむためには、まず第一に発動できる下地がないと意味がなく、「使う機会があってよかったよ。切り札というのは、使ってこそのものだからね。」の真逆に終わってしまったように思われるシステムと言える。

その他

  • 注釈文は能力に含まないという裁定があるが、終極宣言の「ゲーム中に一度だけ使える」は括弧書きされている。これは、もしも省略されていても「終極宣言」自体がゲーム中に一度しか使えない効果は消えないという意味があると思われる。

参考


公式Q&A

Q.「終極宣言」とはどういう能力ですか?
A.自分のターンのはじめに、このゲーム中に自分がまだ「終極宣言」を使っていなければ使える能力です。例えば、自分が《富轟皇 ゴルギーニ・エン・ゲルス》の「終極宣言」を使ったら、そのゲーム中、自分は2体目の《富轟皇 ゴルギーニ・エン・ゲルス》の「終極宣言」も、《ボルシャック・ヴォルジャアク》の「終極宣言」も使えなくなります。
もし、ターンのはじめにトリガーした「終極宣言」の効果を何も使わなかった場合、次のターンのはじめにも再び能力がトリガーして、また効果を使うかどうか選べます。
終極宣言」はお互いのプレイヤーが一度ずつゲーム中に使えます。
引用元(2023.12.15)