《「異形(いぎょう)」の頂天(ちょうてん) クリス=ゼ=ブブ》

「異形」の頂天 クリス=ゼ=ブブ R 無色 (12)
クリーチャー:ゼニス・セレス 13579
水晶ソウル3(このクリーチャーを召喚する時、自分のマナゾーンにある裏向きのカードのマナの数字は3になる)
T・ブレイカー
自分のクリーチャーが出た時、相手のクリーチャーを1体選んでもよい。その2体をバトルさせる。
クリーチャーは、パワーではなくコストの大きさを比べてバトルする。
エターナル・Κ(このクリーチャーが離れる時、かわりに自分のマナゾーンにある裏向きのカードを3枚、表向きにしてもよい)

DM23-EX3で登場した無色ゼニス・セレス

自身含め、味方のクリーチャーを出すたびに相手クリーチャーと任意でバトルさせる疑似《偽りの名 ゾルゲ》(あるいは種族指定のない《偽りなし ゾルゲXIII》)の誘発型能力バトルのルールを捻じ曲げる常在型能力水晶ソウル3、T・ブレイカーエターナル・Kを持つ。

まず第一に無色水晶ソウル3の相性が良く、《Dの寺院 タブラサ・チャンタラム》などの理由でアンタップマナが水晶マナのみでも問題なく召喚できる。

さらに味方全体に疑似cipで制圧能力を持たせるようなもので、コスト軽減持ちなら効率良く相手のクリーチャーの頭数を削っていくことができる。
名目コストが高いS・トリガー獣がトリガーしても、パワーを無視してそれ未満のコストを一方的にバトルで倒すことができる。

まずはこのクリーチャーを着地させる必要こそはあるが、一度出てしまえば《キャディ・ビートル》のような低コストメタクリーチャーは《奪取のクリス アラカン》といった戦闘にはあまり期待していないクリーチャーでも処理できるようになる。

場持ちについてもエターナル・Kで数回の除去耐性が確保されている。
とはいえ、貴重な水晶マナをこのクリーチャーのために安易に裏返しても良いか状況と相談になる。

欠点としてはコストの大きさを比べてバトルするのは強制であるため、低コストブロッカーが、パワーに関係なくほぼチャンプブロックの使い捨てになってしまうところ。
それ以外でも、名目コストの高いクリーチャーは1ターンに着地できる絶対量はどうしても軽量クリーチャーに劣るため、物量への対処が遅れてしまうところだろう。
《「正義星帝」 <鬼羅.Star>》《邪幽 ジャガイスト》のように、ほどほどのコストで大量に横展開してくる相手には、連続召喚しやすい《応援のシダン エール》などではコストが足りず、逆にコストが足りるゼニス・セレスでは複数召喚ができず制圧の弾数が足りないというジレンマが容易に予想できる。

総じて、バトルのルールを捻じ曲げる常在型能力が独特の性能を放つクリーチャーである。
《「水晶の力に選ばれし者、それが私だ!」》《驚異的終斗 アレキサンドライト》などでマナを裏返しながら、シールド追加で時間を稼ぎ、大型S・トリガーで次々と制圧したい。

  • パワー値13579は、奇数を小さいものから羅列したものである。

コスト軽減早見表

使用カード実質コスト支払い
《奪取のクリス アラカン》12-2=10[水晶(4)]の4枚 ※通常と変化なし
[水晶(3)]と[無色(1)]の4枚
《流星のガイアッシュ・カイザー》12-4=8[水晶(3)]の3枚
[水晶(2)]と[無色(2)]の4枚

収録セット

参考