()(えん)(りゅう) ACE(エース)-Curase(カラス)繁栄(はんえい)(かがみ)

呪烏竜 ACE-Curase SR 水/闇文明 (15)
クリーチャー:キング・コマンド・ドラゴン/オリジン 30000
ワールド・ブレイカー
このクリーチャーが出た時、各プレイヤーは自身の手札をすべて、超次元ゾーンに置く。その後、各プレイヤーは自身のマナゾーンにあるクリーチャーをすべて、手札に戻す。
繁栄の鏡 SR 自然文明 (4)
呪文
自分の山札の上から2枚をタップしてマナゾーンに置く。その後、カードを2枚まで、自分のマナゾーンから手札に戻す。

DM24-EX2で登場した/キング・コマンド・ドラゴン/オリジン自然呪文ツインパクト

クリーチャー面は15コストワールド・ブレイカーであり、cipで各プレイヤー手札を全て超次元送りし、マナゾーンからクリーチャーを強制で全て手札に戻させる。勿論、ツインパクトも回収対象となる。

まず手札超次元送りにする効果は、当然手札の多いプレイヤーの方が被害が大きく、この点は純粋な相互オールハンデスとほぼ同じ。
その後のマナ回収手札の枚数はある程度戻るものの、マナゾーンクリーチャーが多かったプレイヤーは手札はあるがマナがない状態に、非クリーチャーの多いプレイヤーはマナはあるが手札がない状態になる。
結果的に手札マナの合計が減る、もしくはバランスを崩す可能性は非常に高く、大幅なディスアドバンテージをもたらす能力には違いない。それまでの手札を全て落とされるだけでも大きい。

一方、これらのcipが自分にも影響が及ぶ点、既にある盤面のクリーチャーには一切干渉できないのが弱点。
自分へのcipの被害は、マナが減るのが特に厳しい。呪文を優先的にチャージしたりチャージャーマナブーストする事で、マナゾーンの被害を抑える事が出来る。
またこのクリーチャーの後に出したいクリーチャーは先にチャージしておくとうまく回収できる。
手札を失うことについても、超次元召喚持ちと組み合わせればある程度ディスアドバンテージを抑えることが可能。

なお何らかの方法でこのcipを2回以上連続で発動させると、クリーチャーマナゾーンに残っていないためお互いの手札が0になる。
《神歌の悪夢 ナイトメア・キリコ》等の選択肢にある際は頭の隅に留めておきたい。

一応、自身がワールド・ブレイカーパワー30000という途方もないサイズである事も相手には圧力となる。
とはいえ即座に打点にもなれず、除去への直接の耐性もない。この辺りは他のカードで補ってやる必要がある。
盤面を見計らって出す事ができれば、手札マナの流れを妨害して相手の動きを制限した上で、このサイズで一方的に暴れるといった流れが狙える。

また15マナという超巨大なサイズながらコスト軽減能力を自ら持たないため、コストを支払って召喚するのは現実的ではない。運用にあたっては《神歌の歌姫 アマテラス・キリコ》などからの踏み倒しを前提とするのが無難。呪文面をマナブーストに使って無理なく墓地に置けることからリアニメイトとも相性が良い。
幸いドラゴンであるためサポート元は豊富。ただし自分にも大きな被害を出しうることから、バルガなどのランダムなコスト踏み倒しとは相性が悪い。

アドバンスなら【5色グレンモルト】に採用して《爆熱王DX バトガイ銀河》で呼び出すという手がある。タイムラグの無い打点は何らかの方法で別途用意するとして、相手がドラゴン基盤などのマナゾーンに全く、あるいは殆どクリーチャーしか溜まらないデッキであれば、ゲームエンド級の大打撃を与えることができる。

呪文面はタップイン2マナブーストを行い、任意で2枚までマナ回収をする事ができる。
マナ回収任意であることから純粋な2マナブーストとしても運用できる。呪文側単体で見れば《フェアリー・ソング》に勝る性能であり、非常に汎用性が高い。前半戦は単純な2マナブースト札から後半戦はマナ回収・擬似ドローとして役立てられ、腐る事が少ないのは大きなメリットである。

主にマナブースト手段として下面を目当てに採用されるカードとなるだろう。【アマテラス・キリコ】では、《蒼狼の王妃 イザナミテラス》から《神歌の歌姫 アマテラス・キリコ》に最速で進化するための4マナの2ブースト札として採用でき、かつ上面も《アマテラス・キリコ》から踏み倒せるので非常に相性が良い。《暴嵐竜 Susano-O-Dragon》を同時に出せればワールド・ブレイカーである事も存分に活かせるだろう。
一緒に《終末縫合王 ミカドレオ》《神歌の歌姫 アマテラス・キリコ》で呼び出せれば、大規模ランデスで稼いだ時間を活かしてエクストラウィンできる。
デザイナーズコンボリアニメイト手段としては同弾の《インフェルノ・ポータル》が存在する。
その他のデッキでも、あるいは上面は全く度外視して純粋にマナ加速呪文として採用する事もできる。

その他

  • クリーチャー面のモデルは「八咫烏」だろう。日本神話において神により遣わされた三本足の烏とされ、デザインが一致する。呪文面のモデルは名前が共通する三種の神器「八咫鏡」と思われる。
  • 《卍∞ ジ・エンデザーク ∞卍》を彷彿とさせる冠詞やフォルムをしているが、両者の関係性は不明。
    「烏」の漢字には存在しない「えん」の読み仮名を降っている辺りには意図したものを感じさせる。真実が明らかになる日を期待したいところ。
    • を目指したがついぞ真の龍になる事は叶わなかったあちらとは対照的に、こちらは一目見ただけだとと錯覚するような姿をしていながらもその実態は歴とした龍であるというさながら鏡写しのような関係になっている。
    • 余談ではあるが、文字の誤りという意味の「烏焉(うえん)」という言葉がある。字形が似ている事から生まれた言葉であり、冠詞の読み仮名はここから来ているという事も考えられる。

関連カード

収録セット

参考