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忘手人形ラビソング UC 水文明 (3) |
クリーチャー:デスパペット 3000 |
このクリーチャーが出た時、カードを2枚引き、その後、自分の手札を1枚、超次元ゾーンに置く。 |
たったひとつの冴えた歌 UC 水文明 (6) |
呪文 |
S・トリガー |
エレメントを1つ選び、持ち主の手札に戻してもよい。 |
相手のクリーチャーを1体選ぶ。次の自分のターンのはじめまで、そのクリーチャーは攻撃もブロックもできない。 |
DM24-EX4で登場した水のデスパペットと水の呪文のツインパクト。
クリーチャー側は、2枚ドロー後カードを1枚手札から超次元ゾーンに送る手札交換能力を持つ。
cipによる山札掘削は同コストの《才能人形アリミ》《終止の時計 ザ・ミュート》などよくあるものだが、超次元送りなのがニッチな需要となる。
超次元ゾーンは墓地より再利用しにくく一般的にはデッキの求める互換カードにはならない。また手札交換しか能力を持たないため、汎用性も一歩劣る。このカードの能力で超次元ゾーンに好きな呪文を置き、同弾の《偽りの月 インターステラ》のアタックトリガーでそれを唱えられるデザイナーズコンボ向けの性能となっている。
呪文側は、バウンスとプリン効果で一度に2体止められるS・トリガー。《ナイター・ファイアフライ》に近い。
TCGでも自分のクリーチャーは戻せないバウンスも一定数存在しているが、こちらは自分のものも回収可能。自分のタマシードや相手のD2フィールドなどを選択できるため発動時は《ナイター・ファイアフライ》よりも優秀。
反面、手打ちにはコストがかなり重い。とはいえ中途半端に軽かったとしても《∞龍 ゲンムエンペラー》で無効化されるだけの「帯に短し襷に長し」ということになりかねないため、コスト6が一概に悪いわけではない。
手札交換札としてはディスカード先が再利用しやすい墓地であり防御札としてはすべての攻撃を止めることができる《終止の時計 ザ・ミュート》には、使い勝手で大きく後れを取っている。
また、ディスカード先が墓地ではない点は《メアリー・ジェニーのお茶会》などとシナジーがないのでデスパペットの種族デッキでも一考を要する。
机上論だが超次元ゾーンシナジーを特に活かしつつ、あわよくばデスパペットも役立つという形に落とし込む必要があるだろう。
同弾カードのデザイナーズコンボ以外の採用候補としては、エイリアンを対象としている《ロイヤル・エイリアン 〜激演のマザー〜》等の効果を受けることはできないものの、元より超次元ゾーンに置かれた時にトリガーする能力を多用するために《パンドラの記憶》を必須カードとしていた【ロイヤル・エイリアン】が筆頭となる。