()ける(しかばね)

生ける屍 SR 闇文明 (9)
呪文
各プレイヤーは、クリーチャーをすべて、自分の墓地から超次元ゾーンに置く。その後、すべてのクリーチャーを破壊する。
各プレイヤーは、サイキックでもドラグハートでもないクリーチャーをすべて、超次元ゾーンから出す。

DMEX-18で登場した呪文

プレイヤー墓地クリーチャーを全て超次元送りにした上でバトルゾーンクリーチャーに対して全体除去を行う。その後、サイキックでもドラグハートでもないものを全て超次元ゾーンからコスト踏み倒し出す

要するに、各プレイヤーバトルゾーン墓地の通常クリーチャーを丸ごと入れ替える効果である。

先にすべてのクリーチャーを破壊するというのがミソで、アンタッチャブル《異端流し オニカマス》だろうが、どちらのターンでも着地置換効果が働く《悪魔神バロム・クエイク》だろうが、踏み倒す時点ではバトルゾーンから除去することができる。

《轟破天九十九語》と同じく、各プレイヤーで同時にカードの移動が行われる際にはターン・プレイヤーが先に行う。つまり自分がターン・プレイヤーなら《単騎連射 マグナム》《カルマ大司教 ゾロスター》[1]《とこしえの超人》などを相手が出すタイミングの前に立てておくことで疑似《インビンシブル・アビス》を内包した呪文になる。

同じようなことができる《Dの妖艶 マッド・デッド・ウッド》と比べると即効性があるのが魅力。
あちらと違い進化クリーチャーも出せる。

《闇王ゼーロ》《暗獅連結 グレイテスト・ネルザ》を踏み倒し、アタックトリガーで《生ける屍》を唱えるなど、闇文明であることを生かした戦略が取れる。【青黒闇王ゼーロ】であれば、《戦略のD・H アツト》系の初動手札交換クリーチャーや《一なる部隊 イワシン》を基盤にしている都合上、《サイバー・J・イレブン》と共にリアニメイトすることでエクストラウィンを狙いやすい。

  • Magic:The Gatheringに存在する《生ける屍/Living Death》が元となったコラボカード
    効果もおおむね同じ[2]であり、MTGでの追放をデュエマでは超次元ゾーンで再現している。ただし、MTGではコスト5だったものがデュエマではコスト9と大幅に増加している。
    最初のテストプレイではコスト5だったが、土地システムのないデュエマではコスト5のままではダメだと判断されたからとのこと。[3]
    • デュエマの既存のカードと比べると、墓地のどんな非進化クリーチャーでも1体出せる《インフェルノ・ゲート》はコスト5でプレミアム殿堂入りしている。このことを考えると、墓地のどんなクリーチャーでも超次元ゾーン経由で複数出せるこの呪文の効果がコスト5で許されないのは当然だろう。
  • MTGをプレイしていた初期のデュエル・マスターズの漫画でも、黒城 凶死郎が使用している。序盤に《極楽鳥》等緑のカードを使っていた黒城のイメージを一気に黒=使いへと塗り替えた。

収録セット

参考


[1] このクリーチャーを出した時点で自分も超次元ゾーンからクリーチャーを出せなくなるので注意。《轟破天九十九語》と同じく、出したいクリーチャーを出し終わってからロック持ちを出すことで自分への悪影響をなくすことができる。
[2] デュエマの効果だと、事前に超次元ゾーンを肥やしていたらそれも出せるが、MtGの効果だと《生ける屍》によって追放されたカードのみが出せる
[3] しゃば氏のツイート