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悪魔神バロム・クエイク P(SR) 闇/自然文明 (10) |
進化クリーチャー:デーモン・コマンド 13000 |
マナ進化:デーモン・コマンド・クリーチャーを1体自分のマナゾーンから選び、このクリーチャーをその上に重ねつつ出す。 |
T・ブレイカー |
このクリーチャーが出た時、デーモン・コマンドではないクリーチャーをすべて破壊する。 |
相手のクリーチャーがコストを支払わずに出る時、相手はそのクリーチャーを出すかわりにマナゾーンに置く。 |
DMD-33で登場した闇/自然のデーモン・コマンドの進化クリーチャー。
マナ進化に加え、cipでデーモン・コマンド以外を対象とした全体除去、バトルゾーンに出させないタイプのコスト踏み倒しメタ能力を持つ新たなバロム。
コスト10と重いが、マナ進化なので他のバロムと比べると非常に出しやすくなった言える。進化クリーチャーゆえの踏み倒し制限はあるにせよ、《母なる星域》で出すにしろ、《幻影 ミスキュー》で出すにしろ、バトルゾーンに進化元を要求しないのは、大型進化クリーチャーとして優秀そのもの。
破壊対象が闇以外からデーモン・コマンド以外に変更されたのも優秀で、対象範囲が広がったので、腐りにくくなっている。闇相手には効果が薄いという「バロム」の致命的な弱点を多少なりとも克服している。味方も対象なのはご愛敬。代わりに光のデーモン・コマンドを破壊できなくはなったが、汎用性の面では圧倒的に実用的だろう。これまでのバロムにはできなかった、自分の光のデーモン・コマンドを巻き込まないメリットもある。
ただし、ドラゴン・サーガ以降に普及したデーモン・コマンド・ドラゴンは《偽りの悪魔神王 デス・マリッジ》と同じく破壊できないため、その点は注意が必要。
コスト踏み倒しメタ性能も優秀で、バトルゾーンの着地すらさせずにマナ送りにするので、cipを誘発させない。ただし、置換効果のマナ送りなので、マッドネスには無効。ハンデスする際や、【カウンターマッドネス】を相手にする場合は注意。
全体除去かつ、クリーチャーによるカウンター封じから、フィニッシャーとしてはかなり頼もしい存在だろう。
DMD-33で同時収録される《大地と悪魔の神域》と《邪霊神官バーロウ》との相性が良く、当初から共に使われた。《神域》で《邪霊神官バーロウ》と《偽りの悪魔神王 デス・マリッジ》を出すと、《バーロウ》を《デス・マリッジ》の進化元にしながら、《バーロウ》で墓地から《バロム・クエイク》を釣り上げることができる。
後に《轟破天九十九語》が登場してからは、《轟破天九十九語》で《デス・マリッジ》と共にバトルゾーンに出すプランが確立された。それで出した場合cipは発動しないが、一方でコスト踏み倒しメタ能力は置換効果を生成する常在型能力なので、アクティブ・プレイヤーであるこちらがこのクリーチャーを出すことによって非アクティブ・プレイヤーとして後から出した相手のクリーチャーはこのクリーチャーの置換効果に引っかかり、実質《轟破天九十九語》のデメリットを帳消しにする形でで好きなだけ盤面を並べられる。さらにcipが発動しないので味方の非デーモン・コマンドを巻き込まずに済む。
しかし、超天篇ではコストを支払った扱いで召喚(GR召喚)できるGRクリーチャーと、そのGRクリーチャーがいれば効力が発揮できるオレガ・オーラが登場したため、安定感は低下した。