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Dの妖艶 マッド・デッド・ウッド VR 闇/火文明 (7) |
D2フィールド |
S・トリガー |
自分のクリーチャーすべてに「ウルトラ・セイバー:多色クリーチャー」を与える。 (他のD2フィールドがバトルゾーンに出た時、このD2フィールドを自分の墓地に置く) |
Dスイッチ:自分のターンのはじめに、このD2フィールドをゲーム中で一度上下逆さまにしてもよい。そうしたら、各プレイヤーは自身のクリーチャーをすべて山札の一番下に置き、その後、進化ではないクリーチャーをすべて自身の墓地からバトルゾーンに出す。 |
自分のクリーチャー全てをウルトラ・セイバーに変えられる。対象は多色クリーチャー限定だが、墓地戦略の専門家である闇で味方へのあらゆる除去を破壊に置換できるのは頼もしい。
Dスイッチはなんとバトルゾーンのリセットと非進化クリーチャーの一斉リアニメイト。どちらも各プレイヤーに効果が及ぶため、盤面を一瞬で塗り替える事ができる。
だが、この能力の真価は1番目の能力と組み合わせた時。可能な限りウルトラ・セイバーを発動する事で、自分のクリーチャーは生き残るか墓地に置かれるかするが、うち墓地に置かれたクリーチャーも即座にリアニメイトされる。すなわち味方のディスアドバンテージをほぼ0にすることができるのである。
当然墓地肥やしをあらかじめ行っておけば、進化以外の条件は問わない事も相まってより大きなアドバンテージを稼ぐ事ができる。除去耐性・全体除去・リアニメイトという毛色の違う3つの効果が見事に噛み合ったデザインといえる。
Dスイッチのタイミングは自分のターンのはじめであるが、D2フィールドでは初のS・トリガーを持つ。《禁断の月 ドキンダムーン》と同様、相手のターンに出てタダでD2フィールドを張り替えつつ、カウンター気味にDスイッチを使うこともできる。
リアニメイト能力で狙いたいのは《世紀末ヘヴィ・デス・メタル》。色が同じであり、なんとあちらの「召喚しなければ山札送りになる」デメリットを味方クリーチャーに付与されるウルトラ・セイバーで回避可能。本家ヘヴィ・デス・メタルを狙ってもいい。
リアニメイトの対象は文明を問わないため、他にもさまざまなグッドスタッフおよびフィニッシャーを降臨させたり、クリーチャーを使ったコンボを一気に完成させたりできる。
同じ弾の《D2M2 ドグライーター》とはデザイナーズコンボであり、重いコストをあちらの革命チェンジで早期に踏み倒せる。さらにDスイッチで自分のバトルゾーンからクリーチャーが一時的にでも離れたぶんだけ、相手の復活してきたクリーチャーを再度葬ってバトルゾーンを完全制圧できる。
《D2M2 ドグライーター》なしで使うにはかなりコストが重いため、なるべくそちらを使った運用をしていきたい。一応色だけで言えば《禁断V フィーダス》や《D2V2 禁断のギガトロン》とも相性は良い。
当然相手の墓地に強力な非進化クリーチャーが落ちていた場合はDスイッチの使用が憚られる。《単騎連射 マグナム》や《龍世界 ドラゴ大王》を残すかリアニメイトするかして相手のリアニメイトのみを封じたり、《埋没のカルマ オリーブオイル》や《龍素記号Xf クローチェ・フオーコ》であらかじめ相手の墓地を空にしておくのが良い。
処理の解決の都合上、Dスイッチ発動時に相手の墓地を埋め立てるcipやpigを誘発しても、相手のリアニメイトを防ぐには遅いので注意。
7コストと一見重いが、《ディスタス・ゲート》→《Disアイ・チョイス》→こちらと繋げば5コストで着地させることができる。それを考えると実際は寧ろ軽いぐらいである。
Dスイッチの処理の仕方は詳しくすると以下の様になる
1・自分のクリーチャーを全て山札の1番下へ置く
↓
2・相手のクリーチャーを全て山札の1番下へ置く
↓
3・自分の墓地から非進化クリーチャーを全て出す
↓
4・相手の墓地から非進化クリーチャーを全て出す
↓
5・自分のクリーチャーのcip解決
↓
6・相手のクリーチャーのcip解決
「VSRF」ではDMR-23の情報公開よりも先に第31話にてうつぼみかづらが滝川 るるとの2度目のデュエマで使用する形で初登場。
展開したそのフィールドは、薄暗い霧が立ち込める墓場の後方に巨大で禍々しい食虫植物がいるという、D2フィールドというよりクリーチャー寄りなCGであった。
このためかD2フィールドでは初となる「声」が存在し、声優は三戸耕三氏が担当。
後に第38話でも登場したが、ルシファーが唱えた《ワールド・ストップ》により能力を全く発揮できなかった。