禁断(きんだん)

禁断 VR 火文明 (9)
クリーチャー:(種族なし) 9999
クリーチャーは攻撃できない。
クリーチャーの封印を外せない。
+  公式の禁断文字版を英語化したもの

月刊コロコロコミック2015年10月号で先行登場し、DMR-18で収録された無種族クリーチャー

パワーが9のゾロ目、無種族と異例づくしの基礎スペックであり、自身を含む全クリーチャー攻撃できない付与する能力を持つ。また、誰もクリーチャーの封印を外せなくする能力を持つ。

このクリーチャー除去しない限り誰も攻撃ができなくなるため、基本的に山札切れ特殊勝利でしかお互い勝てなくなる。当然革命チェンジマッハファイターと言った能力を始めアタックトリガーも全て封じられる為、出されても影響のないデッキはかなり限られる。
自分も攻撃が出来なくなるため、それを踏まえたデッキ構築を行いたい。相手の山札切れや特殊勝利を狙う他、このクリーチャーで時間を稼いで展開し、自ら退かして一斉攻撃する等のプランが考えられる。

二つ目の能力は誰もクリーチャー封印を外せなくなると言うもの。《ジ・エンド・オブ・エックス》《伝説の禁断 ドキンダムX》禁断解放など封印による除去を強力にサポートする効果となっている。一つ目の能力と比べると影響は限定的だが、積極的に封印を使う場合は重要な能力となる。

盤面への影響力が大きく、中々の妨害性能を誇るクリーチャーだが、9コストという重さと除去耐性が無い事が大きな欠点となる。無種族な事もありコスト軽減コスト踏み倒しの手段はかなり限られてしまう上、単体で出してもアッサリと除去されてしまいかねない。
幸い後に登場した《FORBIDDEN SUNRISE 〜禁断の夜明け〜》によりコスト軽減が可能となったため、こちらを出しておけば召喚も現実的になる。除去に対しては《黒断の覚醒者 ドキンダムBLACK》によるサポートや、《パトファール-P4》などの耐性付与でどうにか守ってやりたい。

総じて、火文明らしからぬ妨害能力により場合によっては相手を「詰み」にも追い込み得る面白いクリーチャーとなっている。禁断関連カードの充実もありサポートもある程度可能になったため、主軸にしたデッキを組むのも一興だろう。

  • 次弾で登場した《伝説の禁断 ドキンダムX》の解放前の姿。そちらとは禁断解放を阻害せず、また相手の封印解除を困難にさせるなどしっかりサポートできる性能となっている。また相手の山札切れを狙う場合、山札を消費させる封印は効果的なのでそちらの意味でも好相性。
  • 攻撃をロック山札切れによる勝利を狙う場合、互いの山札の枚数が勝敗を分ける。自身の山札回復手段は用意しておきたい。
  • 《ジャッジCREWニー》などの攻撃以外での勝利・敗北を禁じるクリーチャーが同時に出ていると、誰もゲームに勝てず負けない奇妙な状態に陥る。万が一進行不可になった場合は、その場のジャッジ判断に従うこと。
  • 《Dの禁断 ドキンダムエリア》と同時展開すると、他のクリーチャーが封印を解除できなくなりDスイッチも腐ってしまう。しかし、このクリーチャー自身が除去を受け封印された場合は能力が無視され問題なく復帰させられるため、「《禁断》を守る」という面だけを見ればあながち相性は悪くない。

ルール

  • 攻撃の最中にこのクリーチャーが出た場合でも、その攻撃はキャンセルされない。あくまで攻撃宣言を禁じる効果となっている。
  • なお、ダイヤモンド状態の中でも、そのクリーチャー自身の能力を無効にするタイプのもの(《光器の裏技ディーヴァ・ライブ》など)の場合は、このクリーチャーの攻撃できない能力が丸ごと無効になり他のクリーチャーも攻撃可能にはならない。自身の能力による自身に対する攻撃制限が無効になり《禁断》のみが攻撃可能となる。
  • (2024.9.20裁定変更)「能力を無視する」タイプのダイヤモンド状態をこのクリーチャーにかけると、その能力文が効果を生成しなくなるのと同義となるため、継続的効果が働いている間、すべてのクリーチャーに《禁断》由来の攻撃制限はかからなくなる。

その他

  • 敵味方問わずバトルゾーン全体へと効果を及ぼす性質は、後に登場したD2フィールドと酷似している。ある種そちらの先駆けとなるクリーチャーだったとも解釈できる。
  • 初の無種族クリーチャー。革命編では同じく突拍子もない表記の種族である???が登場しており、当時はそちらのと関係を推測するプレイヤーもいた。
  • 新たなキーワードである「封印」を司る存在として登場するもその全容は謎に包まれており、コロコロ10月号付録「時よ止まれミラダンテ!!レジェンド攻略BOOK」では「まだ真の姿を現していない」と紹介されていた。真の姿が明かされたのはDMR-19
  • プロモ版は「禁断文字」で書かれておりそのままでは読めないが、これは特殊なフォントのアルファベットであり、解読すると英文が出力される。この禁断文字によるテキストは前月号である9月号から公開されており、新能力「封印(seal)」の存在はこの段階で示唆されていた。
    • 禁断文字(英語)で書かれているが、レジェンド攻略BOOKによるとデュエルでの使用が認められている模様。あくまで「日本版デュエル・マスターズTCGで発売された、外国語で書かれただけのカード」であり、国外で販売されたものではないからだろう。ただしテキスト確認ができるよう、禁断文字版のカードを使用する際は日本語版のカードや同じ付録であるレジェンド攻略BOOKを用意しておくか、きちんと能力が説明できるようにしておきたい。
      • その後、ルールの整備に伴い2016年2月28日以降の殿堂レギュレーション告知ポスターでは使用禁止カードの欄に「禁断文字以外」と、このカードが使用可能であることが明記されるようになった。

アニメ・漫画において

関連カード

フレーバーテキスト

  • DMR-18
    この封印が解かれし時、「禁断」の力が解放される…。
  • プロモーション・カード(P27/Y14)
    The world will come to end when the forbidden seal becomes unlocked.
    編集者訳:禁断の封印が解かれる時、世界は終焉を迎えるだろう。

収録セット

参考