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エクストラウィン
デュエル・マスターズは、ルール上はクリーチャーによるダイレクトアタックか、ライブラリアウトになるかによって勝敗が決まるが、エクストラウィンはルールではなくカードの効果によって勝利する。
特殊敗北の対義語である。カードの能力が原則を改変することから「特殊勝利」とも呼ばれる。
究極銀河ユニバース SR 光文明 (5) |
進化クリーチャー:フェニックス 17000 |
進化−自分のフェニックス1体の上に置く。 |
メテオバーン−このクリーチャーが攻撃する時、このクリーチャーの下にあるカードを1枚選び墓地に置いてもよい。そのカードが最後の1枚でフェニックスならば、自分はゲームに勝利する。 |
T・ブレイカー |
光霊姫アレフティナ SR 光文明 (4) |
クリーチャー:メカ・デル・ソル/アーク・セラフィム 8000 |
このクリーチャーを召喚するコストは、自分のシールド1枚につき1多くなる。 |
相手のクリーチャーが自分を攻撃する時、それがそのターンはじめての自分への攻撃で、自分のシールドが1枚もない場合、自分の山札の上から1枚目を裏向きのまま、新しいシールドとして自分のシールドゾーンに加える。 |
自分のシールドが10枚以上あれば、自分はゲームに勝利する。 |
W・ブレイカー |
特殊勝利能力を持つカードの一覧
後述する敗北回避能力の存在から、特殊勝利能力を持つカードは以下の種類に分類できる。
主に誘発型能力であり、決められた条件を満たすことでそのゲームでの勝利が確定する。
(《ジョリー・ザ・ジョニー》の特殊勝利は攻撃を前提としているが、アタックトリガーではないので上のグループには該当しない。攻撃の後を迎えることで初めて効力を発揮するので、《ジョリー・ザ・ジョニー》をそれまでの間生き残らせる必要がある)
《水上第九院 シャコガイル》は置換効果であるため、こちらもドロースペル等の解決中に条件を満たした場合でも勝利が確定する。余計な枚数を引くことになっていても問題はない。
《光霊姫アレフティナ》と《サイバー・J・イレブン》の特殊勝利は常在効果という裁定が出ているので、《エメラル》や《獰猛なる大地》など、他のカードの解決中に一時的に条件を満たした場合でも即勝利が確定する。
メタカードについて
《メッチャ無敵なじーさん》は「攻撃によるトリガー能力タイプ」のみ回避できる。
《完全防御革命》は「誘発型能力」のみ回避できる。
また、上2種のトリガー能力のものは、《不敗のダイハード・リュウセイ》の二番目の能力や《頂天聖 レオザワルド》によって置換する事でも回避できる。
「継続的効果タイプ」は、《完全防御革命》や《不敗のダイハード・リュウセイ》等の置換効果を適用させること自体は可能だが、継続的効果の性質上、一度回避しても再度誘発を繰り返すため、結果的に回避できない。
「置換効果タイプ」は、攻撃か否かにかかわらず、それ自体が一発目の置換効果となるため、《完全防御革命》や《不敗のダイハード・リュウセイ》等を更に適用させることはできないので回避できない。
《十弐制覇 鬼「王者」》、《不敗英雄 ヴァルハラ・グランデ》等の常在型能力による敗北回避能力は、各々の条件を満たしていれば上記のすべてのタイプのエクストラウィンを回避できる。《不敗のダイハード・リュウセイ》の最後の能力が既に有効な時や、対象は逆だが《傲慢の悪魔龍 スペルビア》も同じ。
《ジャッジCREWニー》であればどのような種類のエクストラウィンでも回避でき、さらに5.S.D.のような強制特殊敗北も回避可能。
《水上第九院 シャコガイル》で勝利条件を満たしたということは、すなわちライブラリアウトしたという意味なので、《不敗英雄 ヴァルハラ・グランデ》等でその一瞬を回避されると自滅を招くことになる。
その他
いずれにせよ条件さえ満たせば、自分と相手の状況にかかわらずその時点で勝利が決定するためその条件は総じて難しい。《ケロヨン・カルテット》をはじめとして、条件を満たせるような状況であればオーバーキルだと言わざるをえない特殊勝利は数多く存在する。
しかし、あらゆる条件を無視して勝利してしまう豪快さは非常に魅力的である。デュエル・マスターズにおいてダイレクトアタックを目指すための攻撃という行為には多大なリスクが伴う。そのリスクを負わずに済むというのが最大の利点であり、特殊勝利はその性質上ループコンボのフィニッシャーとして積極的に採用されやすい。
《ジョリー・ザ・ジョニー Joe》の登場以後は相互互換的なスペックの特殊勝利能力が目立つ。ループ機構に何を採用しているのかを基準に考え、どのエクストラウィンが最も適しているのかをプレイヤーが自由に選べる時代になったともいえよう。
- 日本ではエクストラウィンとも言われるが、実は和製英語である。英語圏では"alternate win"(オルタネイトウィン)と呼称する。無論非公式用語ではあるものの、アニメVSR以降は社長こと邪藩 牛次郎や切札 ジョーがこの能力を使用するにあたって度々用いられており、バニラなどと同様に半ば公式用語となっている。
特殊勝利を狙うデッキ
参考
公式Q&A
Q.《終末縫合王 ミカドレオ》の「自分のターンのはじめに」の能力で自分がゲームに勝つ際、相手は《大魔王 ウラギリダムス》の「自分がゲームに負ける時、かわりに」の置換効果を適用できますか?
A.はい、置換効果を適用できます。相手のカードの効果や、ゲームのルールによって相手が勝つ場合、自分が負ける時の置換効果を適用できます。
引用元(2021.12.17)
Q.自分の《終末縫合王 ミカドレオ》と相手の《水上第九院 シャコガイル》がバトルゾーンにいる状況です。自分のターンのはじめに、自分のコスト8以上のクリーチャーが他に3体いて、相手の山札が5枚ですが、どちらのプレイヤーがゲームに勝ちますか?
A.《終末縫合王 ミカドレオ》側のプレイヤーがゲームに勝ちます。《終末縫合王 ミカドレオ》と《水上第九院 シャコガイル》の能力は、ターンのはじめに同時にトリガーしますが、ターン・プレイヤーから効果を解決しますので、《水上第九院 シャコガイル》の効果で相手がカードを5枚引く前に、《終末縫合王 ミカドレオ》の効果でゲームに勝ちます。
引用元(2022.7.22)