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紅の猛り 天鎖 SR 光文明 (2) |
クリーチャー:メタリカ 14500 |
T・ブレイカー |
このクリーチャーは、タップしてバトルゾーンに出る。 |
自分のシールドが6つ以下なら、このクリーチャーはアンタップしない。 |
ラビリンス:自分のターンのはじめに、自分のシールドが相手より多ければ、カードを1枚引いてもよい。 |
わずかコスト2で14500という破格のパワーとT・ブレイカー、ラビリンスで自分のターンのはじめに1枚ドローする能力を持つが、自分のシールドが7枚以上ないとアンタップできないというデメリットを持つ。
高いパワーと高い打点を誇るクリーチャーではあるが、序盤からアンタップするのは難しい。仮にアンタップできても、相手がシールドを1枚でも破ってくればアンタップはもうできないだろう。つまり、打点はオマケ。
むしろシールド追加でもしない限り、決してアンタップしない特性を逆に活かして、メタリカの攻撃曲げの確実な的にするほうが使い勝手が良いかもしれない。
ただし、変更点(2021.09.07)により、《鬼の轟き 参角》の「タップしたクリーチャーをアンタップしてそのクリーチャーに攻撃先を変更」するタイプでは対象にできなくなった。
《緑知銀 フェイウォン》でも横に立てておけば、【レッドゾーン】でもない限り超えることのできない壁として運用できる。
タップ状態にしておける進化元として《星の導き 翔天》との相性も良い。
一方で、ラビリンスは達成条件がそれほど難しくないので、基本的にはドローソースとしての運用となるだろう。
例えば、【サザン・ルネッサンス】などでは、1ターン目に《予言者クルト》でも出して、2ターン目にこのクリーチャーを召喚。《予言者クルト》でシールドブレイク……といけば、順当に置きドローとしての性能を発揮できるだろう。最初の攻撃の際に革命チェンジで《タイム3 シド》でも出しておけば、除去札もそう易々は飛んでこないだろう。
メタリカデッキで運用するにしても、やはりたった2マナというのは強い。《一番隊 クリスタ》がいれば、召喚コストはたったの1。余ったマナから適当に投げつけることも可能。
十王篇以降は《「自由のクルト」》や《「予言のジェス」》のギャラクシールドにより、1マナでシールド追加するのも容易になったため、アンタップの達成も比較的楽になった。ギャラクシーGOの効果解決タイミングはターン開始ステップのアンタップ処理の後なので、こちらを活かせば最速4ターンでターン始めにアンタップできる。
一方、ビートダウンにおいてはドロー効率、打点性能が遥かに高い《翼速 ザ・ウイング》がDM23-RP4で登場したため、若干分が悪い。
環境では、場持ちの良い置きドローとして需要を得ることはたまにあり、DMRP-02期にもこれを入れた【サザン・ルネッサンス】がチャンピオンシップ優勝を果たしている。
【赤白“轟轟轟”ブランド】が成立するとロングゲームを行うための要員としてあちらに採用されるようにもなったが、これを入れた場合山札ギリギリのゲームをすることもあるため《テック団の波壊Go!》対策の《禁断〜封印されしX〜》とは相性が悪い。
ただ、《ゼンメツー・スクラッパー》が環境に定着したDMRP-08期になると、せっかく増やした手札を活かして並べたクリーチャーを一掃される場面が目立つようになった。3ターン目に速攻を仕掛ける【白青赤ドギラゴン剣】にほとんど刺さらず、コントロールでありごり押しとは無縁に見える【デ・スザーク】も打点が足りない場合は少しずつシールドをブレイクするためそちらにも効果が薄い場合があることもあって、このカードもあまり見かけなくなった。