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超・魔壊王 デスシラズ∞ P 闇文明 (20) |
ドラグハート・クリーチャー:デーモン・コマンド・ドラゴン 24000 |
ワールド・ブレイカー(このクリーチャーは相手のシールドをすべてブレイクする) |
このクリーチャーが龍解した時、相手のクリーチャーをすべて破壊する。 |
このクリーチャーが攻撃する時、闇の進化ではないクリーチャーをすべて、自分の墓地からバトルゾーンに出してもよい。 |
龍回避:このクリーチャーがバトルゾーンを離れる時、バトルゾーンを離れるかわりに、フォートレス側に裏返す。 |
龍解前⇒《超魔界楼 ヘル・オア・ヘル》 |
DMEX-08で登場した闇のデーモン・コマンド・ドラゴンのドラグハート・クリーチャー。
前回のブラックボックスの《メビウスの回廊》のフレーバーテキストで初登場した新たなる魔壊王が、満を持してカード化を果たした。
龍解時に相手クリーチャーをすべて破壊し、アタックトリガーで闇の非進化クリーチャーを任意ですべてリアニメイトでき、更にはワールド・ブレイカーと龍回避までもを備える。
厳しい龍解条件に見合った、豪快な性能のドラグハート・クリーチャー。
《極・魔壊王 デスゴロス》と同様、龍解するのは自分のターンの終わりなので即座に攻撃とは行かない。無防備な状態で一度相手のターンを凌がなければならないが、龍解と同時に全体除去をお見舞いするので、ある程度反撃を抑制する事は出来る。
一度攻撃したら最後、20枚以上肥やされた墓地から全ての闇のクリーチャーをバトルゾーンへ出し、そのままワールド・ブレイクするという、勝利に王手を掛ける一撃を放つ事ができる。
蘇生先候補としては、反撃の芽を絶つ《知識の破壊者デストルツィオーネ》や《終末縫合王 ザ=キラー・キーナリー》、即座に打点となる《聖魔連結王 ドルファディロム》などが挙げられる。蘇生したクリーチャー全員を攻撃可能にする《邪魂龍 ジャビビルブラッド》も相性が良い。
なお、リアニメイトは闇の非進化クリーチャー限定であり、任意効果ではあるものの「全部出す」か「1体も出さない」かしか選べない事に注意。
比較対象としては、同じく大規模なリアニメイトが可能な《「深淵より来たれ、魂よ」》や《生ける屍》などが挙がる。
そちらと比べると《超次元パンドラ・ホール》や《極・龍覇 ヘルボロフ》から展開でき実質的なコストが軽い事、このクリーチャー自身がワールド・ブレイカーで最悪リアニメイトできなくとも十分な決定力を持つ事が長所。
反面、前提として墓地を20枚以上肥やさなければならない事が最大のネックとなる。《堕∞魔 ヴォゲンム》や《黒神龍エンド・オブ・ザ・ワールド》などを活用し素早く条件を満たしたい。
龍解直後に無防備になる事も難点だが、除去については龍回避を持つため、条件を満たす限り自分のターン毎に龍解→全体除去し、相手に処理を強要し続ける事が可能。プリン効果などによる足止めは苦手なので、ハンデスなど他の妨害手段によって対策したいところ。
かつて革命編環境のトップメタであった【黒単ヘルボロフ】の新たなフィニッシャーとして期待されたが、まず龍解の条件が墓地のカード20枚以上という厳しすぎるものであり、途中で墓地利用メタで墓地リセットされて頓挫するのが関の山である。
そもそもその半分の量でも墓地肥やしできれば【墓地ソース】あたりだと《暴走龍 5000GT》などの打点とロック持ちを並べて1ショットキルして勝てるが、【黒単ヘルボロフ】にはそのようなロック手段がない上にウィニー比率の都合上《テック団の波壊Go!》の全体除去で大打撃となるため、仮に龍解しても勝利に直結しないという身も蓋も無い弱点が浮き彫りになった。
以上のことから環境進出はおろかファンデッキでもなかなか出番を貰えない状況となった。