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聖魔連結王 ドルファディロム KGM 光/闇/火文明 (8) |
クリーチャー:ディスペクター/エンジェル・コマンド/デーモン・コマンド 13500 |
EXライフ |
スピードアタッカー |
T・ブレイカー |
このクリーチャーが出た時、またはこのクリーチャーの「EXライフ」シールドが自分のシールドゾーンを離れた時、相手の多色ではないクリーチャーをすべて破壊する。 |
相手は多色ではない呪文を唱えられない。 |
デュエル・マスターズ20周年記念! やったぜ! キングマスター確定パック!!で先行登場し、DMRP-17で収録された光/闇/火のディスペクター/エンジェル・コマンド/デーモン・コマンド。
《聖魔連結王 バロディアス》と同様、cipおよびEXライフシールドが離れた際に発動し除去を行う能力と、多色以外の呪文に強い能力を併せ持つ。
ただし、除去は範囲が「多色でないクリーチャー全て」と拡大されており、耐性に至っては選ばれないどころか唱えることを禁じるという、より強力なロック能力に変貌した。
除去能力は全体除去に強化されているが、《バロディアス》と異なり多色クリーチャーを残してしまう。単色クリーチャーに対する殲滅性能では上回るが、反面あちらは多色クリーチャーでも1体は確実に処理できるという面で勝る。
とはいえ、単色相手ならたとえ何体並ぼうと容赦なく全滅でき、cipを免れ再度展開されてもEXライフシールドのブレイクに誘発してほぼ確実にもう1度発動できるので、特に単色主体のデッキはこのクリーチャーが着地した時点で迂闊な展開・攻撃を控えなければならなくなる。
先に《ドルファディロム》の直接除去を狙われても、EXライフの耐性とその消費によって誘発する全体除去の存在が非常に心強い。
多色以外の呪文に対する呪文ロックも言うまでもなく強力で、EXライフの耐性も相まって滅多なことではこのクリーチャーを排除することができなくなる。
2回の全体除去との相乗効果により、相手の動きを一方的に抑えつけることが可能。
歴代のアルカディアス・バロムと異なり、全体除去も呪文ロックも相手のみを対象としている。そのため、自分は気軽に単色・無色のクリーチャーを場に出したり呪文を唱えたりできる。
総じて、単色・無色のカード全般に対する強固で凶悪なメタ性能の持ち主であり、そういったカードを偏重したデッキでは、1度場に出てしまえばほぼ手が付けられない存在である。
既にプレミアム殿堂となっているが、《希望のジョー星》と組み合わせた場合、相手の全てのクリーチャーを除去し、全ての呪文を封じることができる。また、「光でないエンジェル・コマンド」に変わるため、《ウェディング・ゲート》でのコスト踏み倒しが可能になる。
除去・ロックの対象が相手のみという性質から、逆に相手に《希望のジョー星》を展開された時のメタとしても機能する。
その性質上、単色推しの年度のカードに対して強い。
例えば、直近であれば超天篇が該当する。《愛魂憎男》以外のGRクリーチャーを全て破壊し、追加のGR召喚も大きく制限することができる。
《メヂカラ・コバルト・カイザー/アイド・ワイズ・シャッター》などの多色ツインパクトも、クリーチャー・呪文としてはそれぞれ単色なので、このクリーチャーの能力で問題なく抑え込めるというわけである。
さらに、文明に火を含んでいるため、【5色蒼龍】にも持ってこいのスペック。
パワーも13500もあるので、《蒼き守護神 ドギラゴン閃》にもバトルで勝てるのも評価点。自分の《百族の長 プチョヘンザ》のファイナル革命にも巻き込まれない。
また、EXライフにスピードアタッカーとT・ブレイカーも併せ持っているため、多色を相手にしても純粋に高いビートダウン性能で押すことができる。
高パワーを《灰燼と天門の儀式》での効果バトルに活かすのも悪くない。
総じて、書いてある事全てが分かりやすく強力なカードである。
このカード1枚の登場で、これまで「地雷」の地位に甘んじていた【5色コントロール】系統のデッキの環境における地位を一気に環境上位にまで押し上げ、あらゆるクリーチャー・呪文の評価項目に「多色か否か」が再び追加されたと言えば、その強力さがわかるだろう。
ただ、無敵というわけではなく、強力な全体除去も使用できるのがcipとEXライフ消費時の2回だけであることと、相手クリーチャーの能力や着地を防ぐような能力は持っていないことが弱点となる。そのため、S・トリガー獣等のこちらのターンに登場してこのクリーチャーを除去できるようなクリーチャーには要注意。こちらのターン中にEXライフシールドを消費させられてしまうことで、次の相手ターンにある程度余裕をもって盤面を立て直すチャンスを与えてしまう。EXライフシールドが無ければ当然全体除去も使用できないので、特に攻撃するタイミングは慎重に見極めたい。
登場早々オリジナルでは【5色蒼龍】の、アドバンスでは【5色グレンモルト】のパーツとして活躍し、【5色コントロール】を中心に活躍。【黒ガイアッシュ覇道】に光を含む多色S・トリガーのカードで光マナを捻出する前提でタッチされる場合もある。
このカードが収録されたDMRP-17は他に《灰燼と天門の儀式》、《龍風混成 ザーディクリカ》を擁しており、光を含む3色カードがこのように充実したことにより【5色コントロール】は光のマナ基盤に困らなくなったと言える。
このクリーチャーは多色の呪文・クリーチャーには効果が薄く、それ故に環境に【5色コントロール】系統を大量に呼び込み、2021年のゴールデンウィークの頃にはチャンピオンシップで【5色コントロール】を見かけない日が無くなった。
特に単色を一掃する性質上【鬼羅.Star】系統には滅法強い。
除去の刺さりが悪いと見られていた【赤青ドギラゴン閃】にしても、《灰燼と天門の儀式》での効果バトルや相方の《龍風混成 ザーディクリカ》の火力で十分多色クリーチャーに対処できる。
【5色コントロール】の中でもドラゴン寄りの構築に強い。というのも、ドラゴン比率の高いデッキは初動やリソース、防御札を担う呪文側を持ったツインパクトドラゴンの採用率が高く、ツインパクトの呪文側=単色呪文に対してこのカードによる呪文ロックが刺さるのである。
DMSP-04期のオリジナル環境では5枚目の《竜魔神王バルカディア・NEX》として【青黒退化】に投入されるケースもあった。
DMRP-19で《零獄接続王 ロマノグリラ0世》が登場すると、そちらとそちらの能力で立てた《地封龍 ギャイア》で相手の展開と攻撃に蓋をすれば十分勝てるので、《零獄接続王 ロマノグリラ0世》採用型では不採用となることが主となった。また、そもそも【4色ロマノグリラ天門】のようなこちらに必要な赤マナを出す手段のないビッグマナも台頭した。
DMRP-20発売を機に成立した【獅子王ヴォルゼオス】では4ターン目に8マナ払って召喚することが比較的安定するため、中盤の繋ぎ役としてよく使われる。時にはこれでビートダウンしてから《Disノメノン》でダイレクトアタックを狙うゲーム運びまである。
とはいえ《覚醒連結 XXDDZ》の登場によって、次第に呪文ロックを多色呪文に対しても有効なそちらに一任するケースが目立って行き、【5色ザーディクリカ】ですらも不採用がざらになった。除去ならば多色クリーチャーに対して有効な《SSS級天災 デッドダムド》があるのも数を減らした一因であろう。
DMRP-22期にこのカードによる全体除去がそこそこ刺さる対面である【青魔導具】や【白青赤鬼羅.Star】が激増すると、S・トリガーコスト踏み倒し呪文で呼び出すことでカウンターを狙えることから、若干需要を取り戻した。
また、DM22-EX2では強力なリアニメイト呪文である《ブレイン・スラッシュ》を獲得。《灰燼と天門の儀式》と同時採用するとデッキの色構成が光・火文明に偏って水文明が不足しがちになる欠点を解消し、【5色グレンモルト】等でも採用が復活した。
DM23-RP1時点では【我我我ブランド】、【絶望神サガループ】、【青魔導具】、【青黒緑CRYMAX ジャオウガ】系統、【白青赤鬼羅.Star】系統などに刺さり、目ぼしいデッキの中で腐る対面が【青黒赤緑邪王門】程度なものなので、【5色ザーディクリカ】において入らないレシピの方が珍しい採用率となっている。特に呪文軸の【絶望神サガループ】対面の場合、単独で相手を詰ませる程の効力を誇る。
DM23-SP1時点では【黒単アビスロイヤル】にも刺さる。あちらは墓地からの展開によって破壊するタイプの除去にはある程度の耐性を有するものの、それでもEXライフシールドが離れた時も含めた2回の全体除去は十分に有効。
2023年8月11日殿堂レギュレーション改訂後も、【5色ザーディクリカ】を含めた【5色コントロール】全般でカウンター封じとして活躍。環境全体において防御S・トリガーとしてなるべく単色マナになるものが優先され、結果的にこのカードによる呪文ロックが刺さるためである。マナがタイトなコンボデッキも単色呪文が中心になりがちなのでよく刺さる。
ただ、遅くともDM23-BD4・DM23-BD5・DM23-BD6・DM23-BD7期になると、環境的に【青赤マジック】や【アカシック3】を見るならより軽い《「本日のラッキーナンバー!」》や《奇天烈 シャッフ》、《鎧機天 シロフェシー》で十分ということから、これを採用した【5色コントロール】基盤デッキ自体が陰りを見せている。
変わったところではこれを呼び出すためにリアニメイトS・トリガーや墓地肥やしに寄せた【トリガービート】が2024年3月11日殿堂レギュレーション改訂後初初平日のアドバンスのチャンピオンシップで準優勝している。
DM24-RP1期には【赤黒テレスコ=テレス】に《超霊淵 ヤバーダン=ロウ》での呼び出しを前提に採用される例が確認された。《ドルファディロム》が《鬼寄せの術》のマナ基盤になる他、《ヤバーダン》シナジーに《ネオ・ボルシャック・ドラゴン/ボルシャックゾーン》があったり、《イカリノアブラニ火ヲツケロ》で手札の《ヤバーダン》でカウンターしながら自壊されず残ったら召喚酔いが消えてアタックトリガーが狙える構築だった。
【超光喜 エルボロム】の成立を機に、《ルシファー》で呼び出せる1体として使われるようになった。
2024年7月上旬には、これを採用したいがために5色デッキに仕上げた、【5色ガイアッシュ覇道】なるデッキが結果を出した(オリジナル、53人、3位)。
―破壊の創造主。正義と不義が相食んで連結された存在。それこそが、聖魔連結王。―
超獣王来列伝を手にしたモモキングら各文明の代表者を襲撃した。
当初は圧倒するも、世界の記憶に触れたことでスター進化の力を手にした《王来英雄 モモキングRX》(と彼が進化した《ボルシャック・モモキングNEX》)により、《ドルファディロム砲》を相殺される。反撃で死亡したかに思われたが、EXライフにより即座に再生し、再度の《ドルファディロム砲》でカウンターを浴びせる。
追撃の《ドルファディロム砲》をかわし懐に潜り込んだモモキングを今度こそ倒すべく必殺の《聖魔王秘伝ロストパラダイスワルツ》を使うも、駆け付けた《モンキッド <ライゾウ.Star>》に防がれモモキングの刀で両断される。これにより「天聖王」の魂は無事超獣王来烈伝へと還り、後に世界の滅亡を止めるためドキンダンテと戦うモモキングに新たな力を託す。
アニメ『キング!』では第1話の冒頭で切札 ジョーの夢の中で登場し、《ボルシャック・モモキングNEX》と衝突したところでジョーの目が覚めた形で終了した。
デュエマにおいてはジェンドルが使用。声優は伊原正明氏。
この作品では未登場だった《聖魔連結王 バロディアス》の素材である《悪魔神バロム》と《聖霊王アルカディアス》が素材として使われた。
また、最低2枚所有していることが判明している。
具体的な活躍 |
超獣王来列伝に予告されていたディスペクター。[2]
「天聖王」《聖霊王アルファディオス》と“悪魔の王にして闇そのもの”「悪魔王」《悪魔神ドルバロム》を合成した『連結』ディスペクターの王。
合成元との関係 |
元デザインとの比較 |