《「(こぶし)」の(いただき) デシブコ・グーチーパ》

「拳」の頂 デシブコ・グーチーパ VR 無色 (11)
クリーチャー:アンノウン/ゼニス/スペシャルズ 21000
Q・ブレイカー
各ターンに一度、ジャンケンで負ける時、かわりに勝ったことにしてもよい。
このクリーチャーが召喚によってバトルゾーンに出た時、相手と5回ジャンケンする。そのすべてに勝てば、自分はゲームに勝つ。
自分のクリーチャーがバトルに負ける時、相手とジャンケンしてもよい。自分が勝ったら、そのクリーチャーはそのバトルに勝つ。
エターナル・Ω

DMEX-03で登場した無色アンノウン/ゼニス/スペシャルズ

ターン中一度だけ、ジャンケンの結果を書き換える能力を持つ。これにより、その下にある能力を運用しやすくなっている。
自分のクリーチャーバトルに負ける時、ジャンケンに勝てばバトルに勝てるという常在型能力を持つ。
バトルした際に自分のクリーチャーが50%の確率で生き残る能力とも取れる。2番目の能力を使用すれば1回だけ100%勝てるので、《無敵城 シルヴァー・グローリー》同様小型クリーチャーを並べてからこのクリーチャーをバトルゾーンに出すと相手は攻撃しづらくなる。

しかし、最大の目玉は召喚時限定のcipジャンケンに5回すべて勝てばエクストラウィンというゼニスらしい非常に豪快な能力を持つ。

cipでエクストラウィンできる確率は3/16=18.75%(2番目の能力を適用できる場合)と非常に低いが、どんなに不利な状況でも、山札が残り1枚でも、召喚してジャンケンにさえ勝てばエクストラウィンできる。

似た能力を持つ《JK神星シャバダバドゥー》と比べると、あちらは生き残りさえすれば勝利の賭けを毎ターン仕掛けることが出来るが、このクリーチャー召喚cipで直接勝利を狙えるので即効性があるのが違いであり強み。
重くて難しいが、エターナル・Ωを活用すればこのクリーチャーでも何度も挑戦できる。

もし真剣勝負に使うならパワー12000以上の無色であることを活かして【ゲイル・ヴェスパー】に入れると良い。【ゲイル・ヴェスパー】なら4体並べることも非現実的ではなく、後述のルールもあってそこそこ戦える。

ルール

ジャンケンの処理について

デュエル・マスターズにおけるジャンケンは「勝敗が決まるまでやって1回」となる。あいこは回数にカウントされない。

  • ただし、「ジャンケンでグーを出した時」等の能力は、その手を出した回数誘発する。つまり、あいこの場合でも誘発する。

2番目の能力について

この能力は、ゲーム中行われるあらゆるジャンケンの結果に適用できる。《S・マネーキ》置換効果によって行ったジャンケンの結果にも適用できる。

  • この能力は、この能力を持つカード1枚につき1回適用できる。
  • この能力を適用した場合、相手はジャンケンに負けたことになる。しかし、置換効果は連鎖しないので、この能力をさらに適用することはできない。
    • 相手のこのクリーチャーの3番目の能力に対して適用すると、相手のエクストラウィンは必ず阻止される。

3番目の能力について

あいこはジャンケン回数にカウントされないので、あいこを挟んで5連勝してもエクストラウィン達成となる。

  • このクリーチャーを4体並べた状態でこの能力を使うと、2番目の能力により「5連敗しなければエクストラウィン達成」となる。その達成確率は31/32(96.875%)。ここまでして勝てなかったら泣いていい。
  • 「このクリーチャーを召喚して出す」無限ループを証明できた場合、「ループランダム要素が加わった際には最も望む結果まで省略することができる」ルールにより、エクストラウィン条件を達成した時点まで処理を省略できる。(2019年3月2日正式回答)
  • デュエパーティーにおいては、プレイヤーを1人指定して、そのプレイヤーとジャンケンを5回行う。

4番目の能力について

置換効果ではないにも拘らず、現在進行系の出来事を改変してしまう珍しい効果である。他には《オラマッハ・ザ・ジョニー》の「相手が呪文を唱えた時」などに存在する呪文打ち消しが該当し、そちらも即座に出来事を非置換効果で改変する。

この能力は、自分のクリーチャーバトルに負けるイベントに対して、この能力を持つカード1枚につき1回だけ適用できる。つまり、このクリーチャーが4体並んでいれば、自分のクリーチャーが1回バトルに負けるたびに4回までジャンケンできる。

  • 自分のクリーチャー2体でバトルした時も、この能力を適用できる。相打ちなら、それぞれ別のイベントとして扱うので、同じカードの能力を適用できる。相打ちでない場合は、負ける側のクリーチャーに対してこの能力を適用し、バトルに勝つことになれば、他方のクリーチャーが負けることになる。そうしたら、後述の理由から、新たに負けることになったクリーチャーに対してもこの能力を適用できるため、同じカードの能力を適用できる。
  • 相打ちの場合、ターン・プレイヤーカードの能力から順に適用する。
  • この能力によってバトル結果が変更された場合、もう一方のバトル結果は、「バトルに勝つ」効果が適用されていなければ、変更される。変更前が相打ちでなかった場合、新たに発生するイベントとして扱い、新たにこの能力を適用できる。
+  総合ルール115.3c

その他

  • 既存のジャンケンカードと組み合わせる事で強力なシナジーを発揮する。《JK兜パッパラ・ベンケイ》などを置けば、こちらのcipでのジャンケンの度に心理戦を仕掛けつつ能力の発動も狙える。《JK大バクチ》では確実にクリーチャー数を倍増させられる。こうしたコンボ目的でデッキを組むのであれば、召喚時cipを利用せず積極的にコストを踏み倒すのも手である。
  • 元ネタは応募期間と重なる2017年秋頃にSNSで拡散された「拳で抵抗する21歳」。名前を逆さ読みすると「コブシデ」、またイラストのポーズと拡散された動画内のポーズが一致する。さらにパワー21000、応募ハガキに書かれた「お互いのマナゾーンに置いてあるカードの枚数の合計が21枚ぴったり」という記述など、なかなか芸が細かい。なお、一般人をネタにした動画のパロディが大賞を受賞し、カード化までされてしまったことは一部で物議を醸したことを書き添えておく。
  • 「グーチーパ」とは応募ハガキによると「グーとしてもパーとしてもチョキとしても扱う」、つまり必ずジャンケンに勝つ手のこと。ジャンケンにおけるローカルルールのひとつと思われる。実際のカードでは2番目の能力に反映されている。
  • イラストでグー・チョキ・パーをしている3体の配色はセガのアーケードゲーム「恐竜キング」や「ムシキング」を彷彿とさせる。

関連カード

収録セット

参考


公式Q&A

Q.《「拳」の頂 デシブコ・グーチーパ》が2体います。このクリーチャーを召喚してバトルゾーンに出して5回ジャンケンする時、負けを2回勝ちに変えることができますか?
A.はい、できます。各ターンに一度ジャンケンに負ける時勝ったことにできる能力は、いつのジャンケンという指定がないので好きなタイミングのジャンケンに適用できます。また、5回ジャンケンする能力はジャンケンの結果が置き換えられてもジャンケンそのものは置き換えられていないので同じ能力を複数回置き換えられないルールにはあたりません。
引用元 (2019.7.2)