《「(われ)」の(きわみ) エゴイスト》

「我」の極 エゴイスト P(SR) 無色 (13)
進化クリーチャー:アンノウン/ゼニス 44444
オレ進化:自分の手を手のひらを下にしてゲーム台の上に置き、その上にこのクリーチャーを置く。その手がゲーム台を離れた時、または、このカードがゲーム台に直接触れた時、このカードを手札に戻す。
各ターン、このクリーチャーがはじめてタップした時、アンタップする。
エイジ・ブレイカー(このクリーチャーは、自分の年齢の10の位の数字の数、シールドをブレイクする)
エターナル・Ω(このクリーチャーが離れる時、かわりに手札に戻す)

DMX-22で登場した無色アンノウン/ゼニス進化クリーチャー

オレ進化という特殊な方法で出すクリーチャー
早い話が進化元のいらない進化といったところであり、重量級スピードアタッカーのような感覚で使える。自身の効果のみで登場したターンに攻撃できるアンノウン/ゼニスはこのクリーチャーと《「終」の極 イギー・スペシャルズ》《「魔力」の極 ダークマター》《「鎮魂」の頂 ベートーベン・ソレムニス》であり、《極頂秘伝ゼニス・シンフォニー》から出して即座に攻撃可能という希少な個性を持つ。

また、《ボルバルザーク・紫電・ドラゴン》のようなアンタップ能力と、エイジ・ブレイカーという大量ブレイク能力を持つので、うまく出せれば相手のシールドを一気に叩き割ることが可能。

注目する能力は自分の年齢によりシールドブレイク数が変動する、エイジ・ブレイカー。若干、わかりにくいが「10の位」であるので10代なら1枚、20代なら2枚ということになる。

(ほとんど存在しないであろうが)50〜90代の高齢プレイヤーブレイク数が5〜9枚と、ほぼワールド・ブレイカーになるのでアンタップ能力と合わせると1ターンでダイレクトアタックまでもっていける。そこまでの年齢でなくても20代なら実質Q・ブレイカーまで化ける。

欠点は進化元が不要とはいえ13マナというコストの高さ。その点については、種族アンノウンゼニスを併せ持つため《極頂秘伝ゼニス・シンフォニー》によるコスト踏み倒しである程度補うことが出来る。

最も気を付けるべきなのは、手を下手に動かすと相手が何もしてないのに手札に戻ってしまうことだろう。
尚、このクリーチャー2体出すと両手が塞がってしまうので原則1体しか出せない。もし出したとしてもその場合、口などでしかカードを動かせない。そのような状況に陥ってしまった場合、ジャッジに判断を仰いでくれとのこと。(2016/01/30 事務局確認済み)
2021/2/5追加の公式回答にて、何らかの方法で自己バウンスするイベントをやり過ごせば、オレ進化誘発型能力はタイミングを過ぎるため発動せず、バトルゾーンに2体以上の《「我」の極 エゴイスト》を存在させられることが判明した。《赤鼻の守護者タッツミー》などを使えば手軽(?)に再現できる。

また、手から落とせば任意のタイミングで手札に戻れるので、置換効果除去を回避するという使い方もできる。

総合的に見ると、他のゼニスの方が年齢に関係なく安定してシールドブレイクでき、勝利に直結するような能力を持つものも多い。ジョークカードらしく面白い使い方をしていきたい。

  • デュエマプレイヤーである小学生は、年齢が10代前後なので最低シールドブレイク数が0〜2枚という何とも言えない悲しいことになる。年齢の重みの違いがものを言わせるということか。
    • しかし年を取りすぎて100歳を超えると、再び0枚ブレイクに逆戻りしてしまう点は注意。年齢の重みがありすぎても駄目なのである。
    • 年齢が10代前後のプレイヤーが本気でこのカードを使用するつもりなら、何らの手段でブレイク数を増やす必要がある。このカードが無色なので、《破界秘伝ナッシング・ゼロ》とも相性がいい。
    • 同じく文章通りの処理だと0枚になりうる文明ブレイカーでは、たとえマナゾーンに文明がひとつもない場合でもシールドを1枚ブレイクできる裁定になっているので注意。
  • テキストでは「本当」という年齢の指定はないが、裁定では実年齢での判断であるので例えば「17歳」など本当の年齢を詐称、精神年齢や見た目年齢、脳年齢等でブレイク数を増減させる事は出来ない。無用なトラブルやマナーを考えて、もし見知らぬ相手や大会でこのカードを使うようなことがあれば最低限、年齢を証明できるもの(免許証、学生証、保険証など)を持参したほうがいいだろう。
    • デュエル・マスターズ競技イベント運営ルールの2.13「ゲームで使用できるもの」において 「競技イベントでは通常、プレイヤーはゲーム開始前に、使用するデッキと超次元ゾーンに置くゲーム用カード、およびプレイマット以外も机上から取り除かなければならない。また、ゲーム中に机上にないものを使用することはできない」と定められている。競技性の高い大会で身分証明書を机上に置くことは事実上できないため、トラブル防止のため殆どのチャンピオンシップでは使用禁止となっている。机に置けないなら首に掛けるか体のどこかにくくり付ければいいかもしれない

その他

  • 「エゴイスト」は「利己主義者」の意。ゼニスの命名ルールから考えるに日本の音楽グループ「EGOIST」ともかけられていると思われる。パワーは「私(し)」からとったのだろうか。
  • 射場本正巳氏によれば、このカードはMagic:The Gatheringのアン・カード、《Avatar of me》から影響を強く受けているという[1]
    《エゴイスト》が参照するのは年齢だけだが、あちらは年齢に加えてなんと身長、靴の色を参照し、色(デュエマでいう文明)が自分の目の色になる能力まで持っている。

関連カード

収録セット

参考


公式Q&A]

Q.《「我」の極 エゴイスト》がバトルゾーンにあり、プレイマットを敷いてプレイしています。ゲーム台に触れるとき、そのプレイマットをはずさなければいけませんか?
A.いいえ。現状プレイしている面をゲーム台とみなします。
引用元(過去のよくある質問より)

Q.《「我」の極 エゴイスト》の能力で、手がゲーム台を離れたとはどの時点で判断しますか?
A.5本の指が1本でもゲーム台を離れた時です。
引用元(過去のよくある質問より)

Q.「オレ進化」状態の《「我」の極 エゴイスト》がバトルゾーンにいる状況です。《あたりポンの助》の「出た時」の能力で《「我」の極 エゴイスト》を選び、能力を無視しました。この状況で《「我」の極 エゴイスト》がゲーム台に直接触れたり進化元である手がゲーム台を離れた場合、手札に戻りますか?
A.いいえ、戻りません。《あたりポンの助》の能力で《「我」の極 エゴイスト》の能力は無視されていますのでバトルゾーンに残ります。また、進化元である手が離れている状態で、その《あたりポンの助》が破壊されても《「我」の極 エゴイスト》の「手札に戻す」効果はトリガーするタイミングは過ぎていますので、解決しません。
引用元(2021.2.5)

Q.《「我」の極 エゴイスト》の下にある自分の手がゲーム台から離れた後、《「我」の極 エゴイスト》が手の上から落ちてゲーム台に直接触れてしまいました。
この時、《「我」の極 エゴイスト》の「その手がゲーム台を離れた時、または、このカードがゲーム台に直接触れた時、このカードを手札に戻す」は何回トリガーしますか?
A.ゲーム台を離れた時に1回、《「我」の極 エゴイスト》がゲーム台に触れた時に1回、合計2回トリガーします。
そのため、この状況で置換効果などで一度《「我」の極 エゴイスト》が離れなかったとしても、2回目にトリガーした能力で手札に戻ってしまいます。
引用元(2024.2.16)

Q.自分の《「我」の極 エゴイスト》《「終焉」の頂 オーエン・ザ・ロード》がバトルゾーンにいる状況です。
《「我」の極 エゴイスト》の下にある自分の手がゲーム台から離れてしまったのですが、この時《「終焉」の頂 オーエン・ザ・ロード》の「自分のクリーチャーが離れる時」の置換効果で、自分のシールドを2つ手札に戻して《「我」の極 エゴイスト》をバトルゾーンに残せますか?
A.はい、残せます。《「我」の極 エゴイスト》の「その手がゲーム台を離れた時、または、このカードがゲーム台に直接触れた時、このカードを手札に戻す」は誘発型能力で、条件を満たした時に1回トリガーします。
今回、進化元の手がゲーム台を離れたことで能力が1回トリガーしますが、それを一度置換すればバトルゾーンに残せます。
引用元(2024.2.16)

Q.《「我」の極 エゴイスト》の能力で、9歳では何枚シールドをブレイクできますか?
A.10の位を参照するので0枚です。端数は切り捨てます。
引用元(過去のよくある質問より)