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凶星王ザビ・ヒドラ SR 闇文明 (6) |
クリーチャー:ダークロード/エイリアン 6000 |
自分の他のエイリアンをバトルゾーンに出した時、《凶星王ザビ・ヒドラ》以外のエイリアンを1体、自分の墓地から手札に戻してもよい。 |
W・ブレイカー |
《凶星王ダーク・ヒドラ》がエイリアン化したクリーチャーである。
元になったカードがかつてプレミアム殿堂に入っていた強力なカードなので、その能力はオリジナルに比べて以下の点で弱体化している。
特に《凶星王ザビ・ヒドラ》自身は墓地回収できないのは大きな損失であり、除去に対して強いシステムクリーチャーという、オリジナルの強力なアイデンティティを失うことになってしまった。そのためか、このカードが使用されることは少ない。
しかしエイリアンの種族デッキではその能力を活用できるため、構築によっては投入が検討されるだろう。またエイリアンには、このクリーチャーと高シナジーのカードが多く存在する。
これらと組み合わせることで、オリジナルの「芋づる式墓地回収」を再現することも不可能ではないだろう。ただし上記にもあるように自身は墓地回収できないため《超次元リバイヴ・ホール》等の墓地回収を用意するか《マザー・エイリアン<よろこんで>》で除去に耐性をつけるようにしたい。
凶星王ザビ・ヒドラ SR 闇文明 (6) |
クリーチャー:ダークロード/エイリアン 6000 |
自分のエイリアンが召喚によってバトルゾーンに出た時、自分の墓地からエイリアン1枚を手札に戻してもよい。それがコスト3以下なら、手札に戻すのではなくバトルゾーンに出す。 |
W・ブレイカー |
DMPP-16で実装。
変更点は
《凶星王ザビ・ヒドラ》も回収できるようになったことで、TCG版《凶星王ダーク・ヒドラ》のように粘り強く戦えるようになった。
システムクリーチャーなので盤面に残しておきたいが、自分自身の召喚にも対応したことで、万一次のターンに除去されても最低限1枚回収の役割は果たせるのもうれしい。
実装時点のリアニメイト候補には、優秀なcip持ちの《西部人形ザビ・バレル》や《ガガ・ピカリャン》、システムクリーチャーの《ザビ・クラズ・ドラグーン》などシンプルながら強力な面子が揃っている。
デュエプレ版のテキストでは、召喚できないエイリアン・サイキック・クリーチャーで能力を誘発させられないことから、強さを疑問視する声もあったが、DMPP-16のカードプールではメインデッキのエイリアンによるコントロールが主体だったのであまり問題にはならなかった。
特に《自爆屋ギル・メイワク》は、召喚後すぐに盤面から撤退できる軽量エイリアンのため非常に相性が良かった。
デュエプレ環境にほとんど進出できなかった本家《凶星王ダーク・ヒドラ》と比較すると、種族デッキでの活躍が見込める分良好な調整だったといえる。
DMPP-17では《超次元リュウセイ・ホール》が登場し、さらにDMPP-16中期以降徐々に評価を上げていた《サイバー・N・ワールド》がさらに採用率を高めたこともあり、ハンデスや墓地利用でコントロールする戦術全般が大打撃を受けた。《凶星王ザビ・ヒドラ》もその煽りを受け、ほとんど使われなくなっていった。
DMPP-18も、コスト3以下のエイリアンに恵まれず、テンプレのエイリアン軸は光に《聖隷王ガガ・アルカディアス》、水に《セブ・コアクマン》、闇に《ザビ・クラズ・ドラグーン》と《復活の祈祷師ザビ・ミラ》と《希望の親衛隊ファンク》といった具合に固定メンバーが確立していき、もはや《凶星王ザビ・ヒドラ》の居場所はなくなってしまった。
差別化を考えるなら、1回の召喚で2回自壊を使える《凶星王ザビ・ヒドラ》+《自爆屋ギル・メイワク》のパッケージと、味方の破壊に反応するエイリアンである《天下統一シャチホコ・カイザー》あたりを組み込んだ赤入りエイリアンが妥当だろう。DMPP-17〜DMPP-18に登場したコスト3以下のエイリアンで、火に着目すると《斬斬人形コダマンマ》《襲撃者ディス・ドライブ》《ハンマー野郎 オニドツキ》《銀爪の義賊ギル・ムジカ》、S・トリガー獣に《ディス・アダラ・ドラグーン》と悪くないものが揃っている。