《
|
復活の祈祷師ザビ・ミラ SR 闇文明 (8) |
クリーチャー:デーモン・コマンド/エイリアン 9000 |
W・ブレイカー |
このクリーチャーが出た時、自分の他のクリーチャーを好きな数破壊する。こうして破壊したクリーチャー1体につき、コスト6以下のサイキック・クリーチャーを1体、自分の超次元ゾーンから出してもよい。 |
(ゲーム開始時、サイキック・クリーチャーは山札には含めず、自身の超次元ゾーンに置き、バトルゾーン以外のゾーンに行った場合、そこに戻す) |
cipで自分の他のクリーチャーを好きな数破壊して、同じ数までコスト6以下のサイキック・クリーチャーをバトルゾーンに出す能力を持つ。
《解体人形ジェニー》《青銅の鎧》などの並べやすい小型クリーチャーを破壊対象とすることで、中型のサイキック・クリーチャーを大量展開することができる。
多くのクリーチャーを破壊した方がアドバンテージを取れるため、クリーチャーを並べやすく、かつマナブーストのある【白黒緑超次元】系のコントロールでよく使用される。
登場した当時は、《時空の幸運ファイブスター》と《時空の霊魔シュヴァル》を出して《霊魔の覚醒者シューヴェルト》への覚醒を狙うことが多かった。自身もコスト8のデーモン・コマンドであるため《時空の霊魔シュヴァル》の覚醒条件を満たしやすく、一気にバトルゾーンを制圧できた。
また、同じDMR-01に収録された《死海竜ガロウズ・デビルドラゴン》のパーツを並べて、覚醒リンクを狙うデッキも同時期に開発されていた。
DMR-02で6コストの《ヴォルグ・サンダー》が登場。《ヴォルグ・サンダー》を複数同時に出すことで、相手を簡単にライブラリアウトに持ち込めるようになった。
また上記の《霊魔の覚醒者シューヴェルト》への覚醒を狙うために、《時空の幸運ファイブスター》に入れ替えて使用されるようになった。
結果としてこのカードの制圧力と決定力が飛躍的に高まり、この組み合わせは【ヴォルグ・サンダーライブラリアウト】として確立することになった。
【Nエクス】では16マナ以上まで伸ばしてこのカードを1ターンに2体出し、《ヴォルグ・サンダー》のcip8回で仕留めに掛かるゲーム運びも見られた。当時無制限であった《蛇手の親分ゴエモンキー!》でマナ召喚できたこともあり、連打はいとも簡単であった。
しかし、《悠久を統べる者 フォーエバー・プリンセス》の登場により、このカードに依存した構築は勢いを失った。
その後もエピソード3環境で【ヒラメキドレーン】に、革命編環境から革命ファイナル環境にかけて【天門ループ】に、新章デュエル・マスターズ環境で【知新ジャスティス】に、双極篇環境で【ジャバランガループ】にフィニッシャーとして使われたが、常に《悠久を統べる者 フォーエバー・プリンセス》を意識してワンショットプランなどのサブプランを取り入れる必要があった。エピソード3環境で【ヒラメキドレーン】が《悠久を統べる者 フォーエバー・プリンセス》で《ヴォルグ・サンダー》プランを阻害された時のための保険として《ダイヤモンド・ソード》を1枚積みしたのはその好例である。
さらに最大の相方であった《ヴォルグ・サンダー》のプレミアム殿堂により大きく採用率は減退。
【ヴォルグ・サンダーライブラリアウト】の終焉と共に環境からはすっかり姿を消し、過去の存在となってしまった。
それでも【超次元コントロール】のフィニッシャーとしての展開力の高さは魅力であり、DM23-EX2にて《勝利の頂上 ヴォルグ・イソレイト6th》が登場。出せればほぼ勝ち確のこのサイキック・スーパー・クリーチャーのパーツ全てにアクセスできる札として注目され、【青黒緑ジ・ウォッチ】などに採用されて環境に復活を果たした。
アドバンスでは、展開力により砕くクリーチャーを用意できる、マナが伸びるか手軽な呼び出し手段がある、《ヴォルグ・イソレイト》で呼び出すフィニッシャーがある、超次元ゾーンに3枠以上の余裕がある、この4つの項目を満たしていれば入れ得カードとなった。条件が厳しすぎるため、実際に採用に至るデッキの種類は数少ない。
マイナーなものには【8軸ガチロボ】がある。
DMGP2024-1stの優勝デッキは《復活の祈祷師ザビ・ミラ》採用【黒緑アビスロイヤル】だった。砕く先は申し分なく、出す方法は《超霊淵 ヤバーダン=ロウ》が用いられた。
同大会3位の【青黒緑DOOM墓地ソース】でも採用。
DMPP-16でTCG版と同じ能力で実装された。
TCGの環境において共に猛威を振るった《ヴォルグ・サンダー》は、相手の山札を削れなくなりフィニッシャーとして用いることができなくなったが、P'S覚醒リンクの実装により、3体の破壊対象を用意できれば即座に《死海竜ガロウズ・デビルドラゴン》を完成させられる強みを得た。
登場時点での他の強化点としては、コスト変更で《時空のガガ・シリウス》が出せるようになったことが挙げられる。「《ザビ・ミラ》自身+《時空の霊魔シュヴァル》+誰か」という即席《霊魔の覚醒者シューヴェルト》覚醒3体セットに、《時空の幸運ファイブスター》だけでなく《時空のガガ・シリウス》も使えるようになった。
DMPP-16期では、主に《死海竜ガロウズ・デビルドラゴン》を1ターンでP'S覚醒リンクさせる目的で使われる。
TCG版のようにコントロール系デッキや【エンペラー・キリコ】に採用される場合もあるが、環境ではむしろ【ザビミラブリザード】と【カチュアガロウズ】という新境地での活躍がめざましい。生贄3体さえ用意できれば突然ゲームエンド級のフィニッシャーを出せるので、トップメタから地雷まで様々なデッキに採用されうるポテンシャルがある。
ただし、超次元ゾーンの8枚の枠に、このカード以外で活用方法が薄い《竜骨なる者ザビ・リゲル》《ハイドラ・ギルザウルス》《ガロウズ・セブ・カイザー》の3枚が枠を取ってしまうことには注意したい。
DMPP-17期に《母なる大地》が登場したことにより、黒に寄せないデッキであっても《ザビ・ミラ》を採用できるようになり、【若頭 鬼流院 刃】で活躍した。
DMPP-18期では、環境的に「手打ちの《ドンドン吸い込むナウ》バウンスで破綻しない」「【メンチ斬ルゾウ】、《予言者ヨーデル・ワイス》に弱くない」「【ルドルフ天門】に対抗できる」という需要から、【若頭 鬼流院 刃】を発展的解消する形で青黒緑の《ザビ・ミラ》デッキが誕生した。
《戦攻妖精クルメル》や《希望の親衛隊ファンク》、《死海竜ガロウズ・デビルドラゴン》でその3つの要求を同時に満たしている。
DMPP-19期には、単体性能が高く、コスト1獣の《お目覚めメイ様》として召喚でき《母なる大地》や《復活の祈祷師ザビ・ミラ》の素材にも使える《眠りの森のメイ様》の登場によりさらに強化された。
また、《偽りの羅刹 アガサ・エルキュール》で踏み倒せることから、【アガサ天門】に採用される例も見受けられた。
DMPP-20期には、優秀な呼び出し先の《時空の戦猫シンカイヤヌス》と《時空の霊魔シュヴァル》、【青黒緑ザビ・ミラ】の要たる《恵みの大地ババン・バン・バン》がNew Divisionで使用不可に。また【アガサ天門】も数を減らし、一気に環境で見る頻度を減らした。
DMPP-21期には【シューゲイザー】への採用例が見られる。
《飛散する斧 プロメテウス》によって、《神聖麒 シューゲイザー》からこちらに繋ぎやすくなったこと、【ウェディング・ゲート】や【神聖牙 UK パンク】などのカウンターデッキ対策になることが採用率上昇の理由である。
DMPP-23期には《呪英雄 ウラミハデス》と《シバカゲ斎》が登場し、All Divisionにおいて【黒緑ザビミラ】が成立。
DMPP-25ではスノーフェアリーが多数実装され、【ザビミラブリザード】が大幅に強化。再度環境の一角に立った。
DMPX-01では《死神スクリーム・ハンド》が実装。【黒緑ザビミラ】が強化され、複数の最終レジェンド報告がされるデッキとなった。
Q.自分は《復活の祈祷師ザビ・ミラ》の「出た時」の能力で、自分の《支配の精霊ペルフェクト/ギャラクシー・チャージャー》を破壊しようとしました。
《支配の精霊ペルフェクト》は自身の効果でバトルゾーンにとどまりましたが、この場合でもコスト6以下のサイキック・クリーチャーを1体自分の超次元ゾーンから出せますか?
A.はい、出せます。
「こうして破壊したクリーチャー」には、破壊しようとしたが結果的にバトルゾーンにとどまったクリーチャーも含まれます。
引用元(2023.10.20)
Q.《復活の祈祷師ザビ・ミラ》の「出た時」の能力で自分のクリーチャーを4体破壊して、超次元ゾーンから《頂上の王龍 ヴィル・ド・テラ》《頂上の精霊 ミラクルスZ》《頂上龍素 サイクリタ》《ガロウズ・セブ・カイザー》の4体をバトルゾーンに出す際、先に「GP覚醒リンク」の3体を出して≪勝利の頂上 ヴォルグ・イソレイト6th≫に覚醒させてから、最後に《ガロウズ・セブ・カイザー》を出し、それに「ジャストダイバー」を与えられますか?
A.はい、《ガロウズ・セブ・カイザー》には「ジャストダイバー」が与えられ、次の自分のターンのはじめまで選ばれず、攻撃されなくなります。
クリーチャーは1体ずつバトルゾーンに出ます。また、「GP覚醒リンク」は必要なクリーチャーが揃ったら効果の処理に割り込んで解決されます。
覚醒リンクに必要なクリーチャーが3体揃った時点で即座に≪勝利の頂上 ヴォルグ・イソレイト6th≫に覚醒し、その後で《ガロウズ・セブ・カイザー》が出ることになります。
引用元(2024.6.17)