十四番龍(じゅうよんばんりゅう) アクロスラピュタズ Par(パー)青天井(スカイ)

十四番龍 アクロスラピュタズ Par青天井 SR 自然文明 (14)
クリーチャー:ジャイアント・ドラゴン 19000
シンパシー:相手のマナゾーンにあるカード(相手のマナゾーンにあるカード1枚につき、このクリーチャーの召喚コストを1少なくする。ただし、コストは0以下にはならない)
マッハファイター
Q・ブレイカー
このクリーチャーが攻撃する時、バトルゾーンにあるエレメントを1つと、その持ち主のマナゾーンにある、それよりコストが小さいエレメントを1つ選び、それらを入れ替えてもよい。

DM25-RP1で登場した自然ジャイアント・ドラゴン

相手のマナの枚数だけコスト軽減できる超大型クリーチャー
マッハファイターを持ち、アタックトリガーで敵味方不問の単体マナ送り&対象とされたカードの持ち主のマナゾーンから踏み倒しを行うことができる。

踏み倒し能力は《母なる聖地》に近く、マナ送りの対象となったエレメント未満のコストを持つカードを踏み倒せる。そのため、このカード自身を対象に選べば自分のマナゾーンにあるコスト13以下のエレメントを何でも1つ出せる。
かの《母なる大地》のように相手のエレメントも選べるが、その場合も必ず踏み倒し先が相手のマナゾーンに無くてはならないことに注意。

入れ替え対象がエレメントであるため、仮に相手がクリーチャーは重量級しか入れていなかったとしても、《DG-パルテノン 〜龍の創り出される地〜》《ジャスミンの地版》などの小型非クリーチャーエレメントを採用しているなら、フィニッシャーをマナに埋めたそれらに変換させてしまうこともできる。

シンパシーにより相手と自身のマナが合計14枚以上あれば召喚できる。【ビッグマナ】ミラーであればお互い7マナに到達する頃には召喚可能だが、相手が一切マナブーストを用いない場合はその分使いにくくなる。
コントロールが6〜7マナも溜める頃にはコスト踏み倒しメタフィニッシャーも立てられているだろう。これ自身のシンパシーもその後の入れ替えもコスト踏み倒しメタに狩られかねない。
速攻デッキなど3〜4マナから伸びない相手には10コスト以上かかることになり、かなり出すのが困難になるだろう。
素出しを前提にするならメタゲーム上のデッキタイプマナ加速するものがどれだけあるか考えて採用を検討したい。
《流星のガイアッシュ・カイザー》コスト軽減にも対応しておりその場合は計10枚以上と幾分か緩くなるので併用するのも手。

ルール

  • シンパシーデュエパーティーなどの多人数ルールで使用する際は、自分以外のプレイヤーいずれか1人を指定し、そのプレイヤーのマナゾーンの枚数を参照する。
    相手プレイヤー全員のマナ枚数の合計を参照して大幅減することはできない。
    とはいえ、相手依存デメリットが小さくなりがちなデュエパーティーの仕様上相性は良い。
  • バトルゾーンでアンタップ(タップ)状態のカードを入れ替える場合、入れ替え相手のマナゾーンでの位相は考慮せず、マナゾーンのカードがアンタップ(タップ)状態でバトルゾーンに出る。マナゾーンのカードについても同様。(裁定
  • バトルゾーンの多色カード[1]を入れ替える場合、入れ替え相手のマナゾーンでの位相は考慮せず、タップ状態でマナゾーンに置かれる。(裁定
  • 上下逆さまのフィールドとクリーチャーを入れ替える場合、両者はそれぞれアンタップ状態でそれぞれのゾーンに置かれる。(裁定
    • 上下逆さまのフィールドを別のフィールドと入れ替える場合については裁定が存在しない。入れ替えについて定義している総合ルール701.26aは「入れ替える効果によってクリーチャーをバトルゾーンに出す場合、入れ替えられたクリーチャーは入れ替える前のクリーチャーの位相と状態を引き継ぎます」としており、位相を持つ非クリーチャーに関して定義されていない。

他のカード・デッキとの相性

  • このクリーチャー自身も入れ替えが可能。名目コストが14と高いため、《ブラキオ龍樹》などの大型フィニッシャーと交換できる。
    ただし、入れ替えの都合上交換先のアタックトリガーを使えない事には注意。
  • 軽減の条件は異なるが、《九番龍 ジゴクバンカー Par459》とは相性が良い。
    入れ替えに使った《ラピュタズ》を拾うことができ、《ジゴクバンカー》自身もコストが12なので入れ替えの弾として使える。

環境において

【白青黒緑ペテンシーフシギバース】が成立してからはそちらの確定枠として使われる様になった。
《流星のガイアッシュ・カイザー》のコスト軽減と相性がいいのは勿論、フィニッシャーである《大樹王 ギガンディダノス》側はマナ送り方式オールハンデスで、《アクロラピュタズ》側は自身のアタックトリガーで相互に着地を補助できる。
また、ミラーマッチに強いというのもメリット。相手の《ギガンディダノス》・《ブラキオ龍樹》が着地してしまってもマッハファイターアタックトリガーであっさり除去できてしまう。

他にも、【トリガーデリート】【白ガイアッシュ覇道】でも使われる。

その他

  • 青天井とは、スカイ(sky)の読みが示す通り青空を天井に見立てたものだが、取引における相場の上限がないことも指す。カード名に途方もない数値を含むラウンドナンバーズと「ゴルファン財団」の要素を兼ね備えた見事なネーミングである。
  • イラストには細部の異なるドラゴンが4体いる。名前が「ラピュタ」と複数形になっている通り、複数体で1つのコースを形成しているクリーチャーである。
    • コースとしては右側にいる1本角→一番奥の2本角→左側の3本角→手前の4本角と順に進んで行く模様。他にも頭の上にあるのはすべてのコースを制覇した優勝者に送られるトロフィーだが優勝者はおらず汚れているイメージや、各部のクリスタルで浮遊しているという設定がSENNSU氏のX(旧Tiwitter)にて語られている。
      • 「ラピュタ」自体は元々『ガリバー旅行記』に登場する浮遊島であるが、「クリスタルで浮遊している」という設定、およびそれらしき結晶がイラスト上で青く描かれていることからすると、『天空の城ラピュタ』が直接の元ネタになっているものと思われる。

関連カード

ラウンドナンバーズ

収録セット

参考


[1] 公式Q&Aでは「多色クリーチャー」と書かれているが、《スゴ腕プロジューサー/りんご娘はさんにんっ娘》のようなクリーチャーとしては非多色でもカードとして多色である場合を考慮するとこちらの方が正確である。