九番龍(きゅうばんりゅう) ジゴクバンカー Par(パー)459(フォーファイブナイン)

九番龍 ジゴクバンカー Par459 VR 自然文明 (12)
クリーチャー:ジャイアント・ドラゴン 10000
シンパシー:自分のマナゾーンにあるカード(自分のマナゾーンにあるカード1枚につき、このクリーチャーの召喚コストを1少なくする。ただしコストは0以下にはならない)
マッハファイター
W・ブレイカー
このクリーチャーが出た時、自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置く。その後、カードを1枚、自分のマナゾーンから手札に戻してもよい。

DM24-RP3で登場した自然ジャイアント・ドラゴン。自分のマナゾーンカード指定のシンパシーを持つ。

一見してコスト12としては控えめなスペックかもしれないが、実際にはコストを支払って召喚する場面では最短で6マナチャージで6マナ召喚(以降7マナチャージで5マナ召喚…と続く)となるので、実質コストは6以下。コスト6パワー10000なら決して悪くないスペックである。

出た後はcip《白米男しゃく》効果を放ち、そこそこのパワーマッハファイターで盤面を取ることもできる。

最速での召喚を目指すのではなく、溜めていけば軽減量は増加していく。極端な話11マナあればコスト1で召喚でき、マナブーストアンタップインなので単色が埋まれば差し引き0マナになる。召喚するためにタップしたマナを回収すると無駄がなく、2枚目のこのクリーチャーを回収できれば再び同じことができる。
そこまででなくとも連続召喚や下記のカードを絡めたコンボを行う難易度を下げるために、十分なマナブーストをできるようにしておきたい。

名目コストが大きいことに利点があるカードと好相性。
例えば《流星のガイアッシュ・カイザー》でコスト軽減する場合は最短で4チャージ4マナで召喚ができる。
他には巨大なマナコストを活かして《転生スイッチ》《母なる聖地》フシギバースの燃料にできると強力。
《母なる聖地》はマナから踏み倒す効果であり、《母なる聖地》もこのクリーチャーで回収できるのでコンボパーツをマナに埋めることに支障のない組み合わせとなり、一貫性がある。
同弾で《母なる聖地》を内蔵する《爆翠月 モスキート》も登場しており、それらとのデザイナーズコンボなのだと思われる。

これといった名称は抜きに、あらゆるビッグマナデッキでの、アンタップインで実質0マナなカードとして使うマナ回収として採用するのも1つの手。
例えば《「必勝」の頂 カイザー「刃鬼」》なら11マナ召喚を目指すためシンパシーで《ジゴクバンカー》が1マナまで軽減されている見込みが高く、《砕慄接続 グレイトフル・ベン》も試合の過程で自動的に11マナ以上を達成していることも期待できる。
再掲になるが《流星のガイアッシュ・カイザー》コスト軽減可能なのでそれを前提とすればカード7枚で下限の1マナまで《ジゴクバンカー》が軽くなる。

環境において

【青黒緑マルル】が成立すると、打開用のマナ回収として1枚積みされる構築が主流化。こちらのマッハファイターと組み合わせるために、強力な攻撃誘導持ちである《哀しみの夜 シンベロム・カタルシス》も同時に1枚積みした型が目立つ。

DMGP2024-2nd』終了後にはこれを2枚入れた【白ガイアッシュ覇道】が報告された(オリジナル、55人参加、3位入賞)。

その他

  • 「バンカー」とは、ゴルフにおいて障害物として設置された、砂で満たされた窪地のこと。ペナルティにはならないが、ボールを打ち込んでしまうと脱出は困難になる。かつてはハザードと呼ばれていたエリアの一種。
    • ジゴクバンカーの背にはフェアウェイが狭く、バンカーだらけのまさに「地獄」のようなコースが広がっている。規定打数の「459」も「じごく」の語呂合わせだろう。

関連カード

収録セット

参考