《ルソー・モンテス/法と契約の秤(モンテスケール・サイン)

ルソー・モンテス R 闇文明 (2)
クリーチャー:マフィ・ギャング 1000
このクリーチャーが出た時、自分の手札を1枚捨ててもよい。そうしたら、相手の手札を1枚見ないで選び、捨てさせる。
法と契約の秤 R 闇文明 (5)
呪文
コスト7以下のクリーチャーを1体、自分の墓地からバトルゾーンに出す。

DMRP-05で登場したマフィ・ギャングツインパクト

クリーチャー面は《暗黒鎧 ザライブ》下位種
呪文面はS・トリガーを失った代わりに進化クリーチャーも出せるようになった《インフェルノ・サイン》の調整版。

ランダムハンデスディスカードを条件としている為、類似の2コストハンデスカード群に比べるとコストパフォーマンスで劣る。しかし、ディスカードを上手く利用することができれば一概に下位とは言えなくなる。文明墓地利用を得意としているので、戦術に組み込みやすいだろう。
このカードが2枚以上あれば、7コスト以下のクリーチャーを捨てて呪文面でリアニメイトすることも可能。
蘇生呪文は予め墓地を用意しておかなければならない関係上、準備の出来ていない間に手札で被った場合持て余すことが多かったが、その問題を単体で解決し得るこのカードはある種革命的とも言える。

呪文面のリアニメイト能力殿堂入り呪文《インフェルノ・サイン》に非常に似ている。進化クリーチャーを踏み倒せる分効果だけを見ると《インフェルノ・サイン》より強力である。
ただし、あちらはS・トリガーによって相手のターン中に踏み倒せていた点が非常に強力であった為、自分のターン中にしか踏み倒せないのは大きな弱体化である。
とは言え比較対象である《インフェルノ・サイン》は殿堂カードである上、手打ちの性能の高さから、登場以降【ジャバランガループ】【デ・スザーク】【ヴィルジニアリアニメイト】【黒単ヘルボロフ】等で使用された実績がある。
ただ、いずれのケースも「7マナ圏のクリーチャーを最速で踏み倒すための手段」として環境で猛威を振るった訳ではなかった。

次弾のDMRP-06では、このカードと相性の良い《龍装艦 チェンジザ/六奇怪の四 〜土を割る逆瀧〜》が登場。このカードのクリーチャー面は低コストで《龍装艦 チェンジザ》の能力を使用するためのディスカードを行うことができる。更に呪文面は《龍装艦 チェンジザ》の能力で唱えることもでき、この呪文で《龍装艦 チェンジザ》をバトルゾーンに出すこともできる。

  • 【黒単ヘルボロフ】の全盛期であった革命編環境当時に登場していたらゲーム性を揺るがしていたかもしれない1枚。そちらのデッキが環境から退潮するほど環境が高速化したからこそ許されたスペックと言える。
  • プロモ版のイラストは、クリーチャー面と呪文面のイラストが地続きという珍しい形となっている。クリーチャー面部分には《零龍》のみが描かれ、呪文面に《ルソー・モンテス》が写っている。
  • クリーチャー面の名前の由来は18世紀のフランスで活躍した哲学者、ジャン=ジャック・ルソーとシャルル・ド・モンテスキューから。呪文面の由来はそれぞれの著書(モンテスキューの『法の精神』、ルソーの『社会契約論』)からだろう。

関連カード

フレーバーテキスト

  • DMRP-05
    法に従い生を取り戻し、契約に従い死ぬまで戦うだろう。
  • プロモ(P79/Y18)
    星をも喰らう無の力。零龍卍誕

収録セット

参考