《運 命》 - デュエル・マスターズ Wiki ミラー

《運(うん) 命(めい)》

DMR-07で登場した無色のアタック・チャンス呪文。

《「戦慄」の頂 ベートーベン》専用アタック・チャンスを持ち、最大5枚ドローの後、3枚手札を選ばせ、その中のドラゴンを好きなだけ場に出せる。

《「戦慄」の頂 ベートーベン》の召喚時にドラゴンと無色呪文を回収できているので、ある程度ドラゴンを抱えた状態からアタック・チャンスを発動させやすい。任意の5ドローもあるので、デッキにドラゴンが多ければ今引きでもチャンスがある。

ドラゴンが最大3体もノーコストで飛び出すのは《超天星バルガライゾウ》が示す通り弱い訳がなく、場合によっては1発で戦局がひっくり返ることも。手打ちでも十分な力を持つので、【ドラゴンランデス】など強力なcip持ちの多いドラゴンデッキにピン差しするのも悪くない。

• 5枚「まで」引くなので、0枚引くという選択も可能。そのため、手札がドラゴンだけの状態で使用すれば確実にコスト踏み倒しが可能である。アタック・チャンスで唱えて引かなければ《「戦慄」の頂 ベートーベン》の召喚時能力で回収したドラゴンを高確率で出せるだろう。

• 基本ルールとして、『〜までカードを引く』という効果は、1枚ずつ引いてその度に次を引くか判断することが出来る。例えば、最初は5枚引こうと考えていたが2枚引いた段階で手札がドラゴンのみの3枚になった、という場合にその時点で次の処理に移行することはルール上何も問題がない。

• 呪文なら何でも踏み倒せる《蒼の潮流スーパー・スペル・グレートブルー》とも相性が良い。10マナであるこの呪文をタダで唱えられる上に、能力で《偽りの王 モーツァルト》や《偽りの王 ヴィルヘルム》のような強力なcip能力を持つドラゴンなどを出すことができれば、絶大な威力を発揮する。また、《スーパー・スペル・グレートブルー》自身がドラゴンなので、もう1度出して強力な呪文に繋げるということもできる。
  デッキ構成は難しいが、複数ドラゴンを投入すれば決めるのは難しくないだろう。

• 現時点で《魂縛》に並び、名前の文字数が最も短い呪文である。また、印刷されているカード名は《運 命》（「運」と「命」の間に半角空白が入る[1]）だが、ルール上のカード名は《運命》である。→《原罪の悪魔龍 グルデムボウ》

• 元ネタはルードヴィヒ・ヴァン・ベートーベンの作曲した交響曲第5番「運命」だろう。カードイラストにもこの曲の最初のフレーズである「ジャジャジャジャーン」が大きく描かれており、ドラゴン・サーガで初登場したDramatic Cardを思わせるデザインとなっている。
  • 後にデュエチューブで語られた開発秘話によると、「相手に運命を選ばせる」という効果から「運命」という呪文名が先に決まり、そこから「運命と言えばベートーベン」と遡る形で《「戦慄」の頂 ベートーベン》の名前が決まったという[2]。

• 漫画「ビクトリー」にて、オサムライ・ヴァン・オサムが勝太戦で使用。《「戦慄」の頂 ベートーベン》の攻撃時に唱え、《王龍ショパン》と《偽りの王 カンタービレ》を踏み倒した。なお、この時オサムは自身の超能力を使い、意図的に勝太の選ぶカードを操作していた。アニメ「ビクトリーV」でも同様に使用しているが、この時はオサムは勝太にカードを選択させた。

• DMX-25にて修羅丸とベートーベンが描かれた新イラストとなって再録した。
  ちなみに絵を担当したotumami氏によれば、当初は《ベートーベン》の鎧を装備して戦い、鎧が砕けて本来の修羅丸の姿が現れていくようなイラストにしていたようだが、設定の問題もあってボツになってしまった[3]。

• アニメ『ビクトリーV』および漫画『ビクトリー』ではオサムライ・ヴァン・オサムが使用し、主に《「戦慄」の頂 ベートーベン》のアタック・チャンスで唱えられている。

• アニメ『キング！』では第6話でうららか ももが切札 ジョーとのデュエマにて、《夏だ！デュエル修業だ!!》で捨てたカードの1枚としてDMEX-15版のカードが登場（他に捨てたカードは《天運ゼニスクラッチ》）。

デュエル・マスターズ プレイスでは

DMPP-19で実装。
変更点は2つ。

1．ドロー枚数が0枚か5枚の2択になった。
細かい枚数調整ができなくなったことで、《運 命》単独では踏み倒し成功率を高める工夫ができなくなった。《「戦慄」の頂 ベートーベン》のcipでは回収枚数を調整できるようになっているので、そちらである程度は調整できるか。

2．進化ドラゴンを出せなくなった。
デュエプレには、ドラゴン比率の高いデッキで特に強力な《超天星バルガライゾウ》がいるが、進化クリーチャーなので踏み倒せない。

• システム上仕方がなかっただろうが、ランダム公開になったため対戦相手からの介入の余地がなくなってしまい、フレーバーテキストの「お前の運命は、お前が決めろ」ができなくなってしまった。

• 発動した際は呪文用の汎用SEではなく、元ネタとなった「運命」のイントロである「ジャジャジャジャーン」風のSEが流れる特殊仕様となっている。

• スタートチャージ10ではDMPP-20実装時の更新で出禁カードに指定された。

サイクル

DMR-07の、専用のアタック・チャンス呪文を持つクリーチャーサイクル。

• 《黄金龍 鬼丸「王牙」》/《王牙秘伝ゴールデン・ビクトリー》
• 《「戦慄」の頂 ベートーベン》/《運 命》
• 《真実の名 ワクワク・チャップルン》/《守護秘伝ウィング・スパーク》

関連カード

• 《「戦慄」の頂 ベートーベン》

フレーバーテキスト

• DMR-07、DMPP-19
  お前の運命は、お前が決めろ。――「戦慄」の頂 ベートーベン
• DMX-25
  お前の運命はお前が決めろ。　--ベートーベン
  違う、俺とお前の運命だ！　--鬼丸
• DMEX-15
  きさまの運命は、敗北と共に鳴り響く!!　－オサムライ・ヴァン・オサム
  －『デュエル・マスターズV』6巻より
• DM23-EX3
  自分の運命も目的も、自分で決めろ。

収録セット

デュエル・マスターズ

• illus.MITUAKI MATSUMOTO
  • DMR-07 「エピソード2 ゴールデン・ドラゴン」（6/55）
  • DM23-EX3 「アビス・レボリューション 外伝 邪神と水晶の華」（T5/T20）
• illus.otumami
  • DMX-25 「ファイナル・メモリアル・パック 〜E1・E2・E3編〜」（13/51）
• illus.Shigenobu Matsumoto
  • DMEX-15 「20周年超感謝メモリアルパック 魂の章 名場面BEST」（55/100）

デュエル・マスターズ プレイス

• illus.MITSUAKI MATSUMOTO
  • DMPP-19 「グレイト・ディスティニー -希望の双子-」

参考

• アタック・チャンス
• カード名
• ドロー
• 手札
• 見せる
• ドラゴン
• コスト踏み倒し