偽りの王(コードキング) カンタービレ》

偽りの王 カンタービレ P 闇/自然文明 (9)
クリーチャー:キング・コマンド・ドラゴン/アンノウン 9000
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、ドラゴンをすべて、自分の墓地からマナゾーンに置く。
自分のターン中、ドラゴンを1体、自分のマナゾーンから召喚してもよい。
W・ブレイカー

DMD-07で登場した/自然キング・コマンド・ドラゴン/アンノウン

cip墓地にあるドラゴンを全てマナゾーンへ置く能力と、ドラゴンマナ召喚できる能力を持つ。

《偽りの名 ハングリー・エレガンス》ドラゴン版といったところ。

普通に召喚した場合、墓地からブーストした枚数を加味しても、多色も存在することを考えると充分なマナが残っているとは言いがたい。《偽りの名 ハングリー・エレガンス》と異なり、相手にターンを渡しても何か別の仕事をするわけではないので、終盤であることを考えると、そのまま除去される可能性が高い。

また、墓地にあるドラゴンとの相性を考察した場合、墓地に関連する能力を持つドラゴンとしては、《黒神龍グールジェネレイド》《悠久を統べる者 フォーエバー・プリンセス》が挙げられるが、この2者との相性はそこまでよろしくない。

前者とは、ブースト能力強制かつ枚数の指定もできない点で噛み合わせが悪い。従って、恒常的な墓地肥やしを基調とする、スタンダードな入りの【連ドラ】に入るとは言いがたい。そもそも、ちまちまと落とすのであれば、マナを増やすより、狙ったカードを落としてリアニメイト戦術を採る方が手っ取り早いのが現状である。

後者とは、せっかく肥やした墓地が一瞬で無くなってしまう可能性を秘める点で噛み合わせが悪い。

使うのであれば、ハンデスランデス破壊といった「赤緑【連ドラ】にとって嬉しくない事態」が連発したときのための回復手段として、数枚差すのが無難だと思われる。
その場合は、タッチ気味にした黒赤緑構成にすると良い。この場合、墓地肥やしが目的ではなくなるので、《悠久を統べる者 フォーエバー・プリンセス》との共存も無理な話では無い。《偽りの王 カンタービレ》そのものがデッキの核として使われるわけではないからである。
幸い、《黒神龍オドル・ニードル》《偽りの王 ヴィルヘルム》《偽りの王 モーツァルト》の登場により、赤緑【連ドラ】を足すメリットは生じている。

いずれにせよ、うまく利用するには、墓地肥やしをどのように行うか、除去にどう対処するかが鍵となる。実際、生き残らせた場合のアドバンテージには凄まじいものがあり、仮に《偽りの王 カンタービレ》を出したターンに一気に展開できようものならば、戦況はかなり優勢となる。使用者の腕が試される1枚と言えよう。

  1. 《偽りの王 カンタービレ》召喚
  2. 《インフィニティ・ドラゴン》マナゾーン
  3. 《インフィニティ・ドラゴン》マナゾーンから召喚

といった芸当も不可能ではない。《インフィニティ・ドラゴン》によって《偽りの王 カンタービレ》を保護でき、手札がなくても、後続を保証できる点も重要である。

  • 名前の元ネタは演奏記号の中でも発想記号の一つ。表記は「cantabile」。「歌うように」の意である。

デュエル・マスターズ プレイスでは

偽りの王 カンタービレ R 闇/自然文明 (8)
クリーチャー:キング・コマンド・ドラゴン/アンノウン 8000
バトルゾーンに出た時、自分の墓地からドラゴンをすべてマナゾーンに置く。
自分のターン中、自分のマナゾーンからドラゴン1枚を召喚してもよい。(自分の《偽りの王 カンタービレ》のこの効果は、各ターン中1回のみ発動する)
W・ブレイカー

DMPP-19で実装。レアリティレアに設定された。また、コスト8、パワー8000に小型化した。

マナ召喚能力は「《偽りの王 カンタービレ》全てで1回のみ」という名称指定となったため、2体以上の《カンタービレ》が並んでいたり《母なる大地》等で出し直したりといった手段を取っても2体以上のドラゴンマナ召喚することは出来なくなっている。

  • 追加されたフレーバーテキストは、自身が冠する「カンタービレ」が意味する「歌うように」を含んだものとなっている。
  • DMPP-23へのアップデート時、「《偽りの王 カンタービレ》のこの効果は」から「自分の《偽りの王 カンタービレ》のこの効果は」へと変更された。これによる弱体化はなく、単なる表記揺れの是正である。

関連カード

フレーバーテキスト

  • DMPP-19
    王は龍の屍をも大地の肥やしとし、歌うように新たな命を生み落とす。

収録セット

デュエル・マスターズ

デュエル・マスターズ プレイス

参考