《“魔神轟怒(マジゴッド)”ブランド》

“魔神轟怒”ブランド MAS 火文明 (5)
GRクリーチャー:ビートジョッキー/ワンダフォース 3000+
自分の火のクリーチャーを3体以上バトルゾーンに出したターン、このクリーチャーに「スピードアタッカー」「パワーアタッカー+6000」「W・ブレイカー」を与える。
超天フィーバー:各ターン、このクリーチャーがはじめて攻撃する時、このターン中に自分の火のクリーチャーを5体以上バトルゾーンに出していれば、自分のクリーチャーをすべてアンタップする。

DMRP-11で登場したビートジョッキー/ワンダフォースGRクリーチャー

自分のクリーチャーを3体以上出せば、そのターン最大パワー9000のスピードアタッカーを持つW・ブレイカーになる。
これはターン指定の能力の為、バトルゾーンに予めこのクリーチャーをバトルゾーンに出していなくても発動する。(自分のターン中に《サーフ a.k.a. 無敵》を3回唱え、3体目にこのクリーチャーをバトルゾーンに出しても能力は発動する、という事。)

さらに超天フィーバーで自身のそのターンの初めての攻撃時、自分のクリーチャーを5体以上出しているという条件付きで自軍をアンタップする。

  • ちなみに超天フィーバーは攻撃前にアンタップされる為、スパークなどタップによる妨害には耐性がない。

《Wave All ウェイボール》《知識と流転と時空の決断》を複合すれば1つ目の能力などすぐに達成できる。超天フィーバーですら《BAKUOOON・ミッツァイル》《MEGATOON・ドッカンデイヤー》を絡めれば達成は比較的容易。【クラッシュ“覇道”】ではビートダウンプランにうってつけである。

一方、他のGRマスターカードと違って各種能力はそのターン限定。
常在型能力によるパンプアップも無いので殴り返し火力には弱い。
スピードアタッカーを持っている点も《BAKUOOON・ミッツァイル》と組み合わせるとどの道ちあちらでスピードアタッカーを付与できることからメリットとして目立たないので、もしあちらと同時採用するなら超天フィーバーを活かす必要がある。

アンタップを活かそうと欲張ってどんどん脇のGRクリーチャーで殴るとS・トリガーでこれ本体や他のGRクリーチャー達にスピードアタッカーを付与する元の《BAKUOOON・ミッツァイル》が除去されてしまうため、ブレイクの仕方には一工夫が必要。《ジャミング・チャフ》呪文を封じればアンタップを活かす際の障壁はある程度取り払えるが、《BAKUOOON・ミッツァイル》と同じターン唱える余裕があるかどうかはまた別の話。それでも、防御を《光牙忍ハヤブサマル》《光牙忍ライデン》に頼っているデッキなら過剰打点を形成してそのまま押し切ることができる。

超天フィーバーに関しても《BAKUOOON・ミッツァイル》ルートを辿るなら超GRを火のクリーチャーで固めなければならないという欠点がある。《マグ・カジロ》《シェイク・シャーク》などの汎用性が高いGRクリーチャーを切って単調なスペックの火のGRクリーチャーのみを採用するというのは手放しに選べる選択肢ではない。

能力にばかり目が行きがちだが、《The ジョラゴン・ガンマスター》《煌銀河 サヴァクティス》《C.A.P. アアルカイト》に次いでコスト5のGRクリーチャーのため、いっそのこと能力は気にせず、《革命類侵略目 パラスキング》への侵略元として彼らと共に8枚積みで超GRに投入するという運用も考えられる。《MANGANO-CASTLE!》と組み合わせれば自力でスピードアタッカーを得ることを待たずにそちらですぐに付与してもらえる。

【赤白レッドゾーン】とも相性は悪くない。というのも、連続侵略によって火のクリーチャーがバトルゾーンに出た回数を稼げる上に、《音奏 プーンギ》というGR召喚手段があるためである。呪文を使うコンボデッキ系統のカウンター札に合わせれば、勿論相手のカウンター札によるソリティアが途切れるという前提においてだが、このカードでワンチャンスをつかむこともできる。

環境において

超天篇環境では【赤単ブランド】【“B-我”ライザ】【赤緑ヴァイカー】を中心に採用された。ただ、バトル中の素のパワーは3000しかないため、超天篇環境当時としても《KAMASE-BURN!》1枚で落ちかねず、油断ならなかった。

DMGP-9th」決勝戦3本目では《BAKUOOON・ミッツァイル》1体、このカード2体を含む5体8打点による1ショットキルがS・トリガーで捲れた《知識と流転と時空の決断》2枚によって阻まれており、そのままこのカード側が優勝を逃しており不運なイメージを残した。
ベスト4に入賞した【メルゲドッカンデイヤー】でもサブプランとして投入された。《MEGATOON・ドッカンデイヤー》では味方にスピードアタッカーを与えられない欠点も《ソニーソニック》2体、このクリーチャー2体用意出来れば「(1+1+2)+(1+1+2+2)*2=16」で最大16打点となり、十分フィニッシュに持ち込める。

【“B-我”ライザ】ではコスト5である点が《龍星装者 “B-我”ライザ》によるコスト踏み倒し範囲を広げやすくする要素となっている。構成的にメインデッキの約4分の3はこのカードによる攻撃で《龍星装者 “B-我”ライザ》の能力が不発にならない計算となる。

【赤緑ヴァイカー】ではたとえカウンター封じを引けなくともこれの超天フィーバーを使えば何とか押し切れるケースも多かった。

相方の《ソニーソニック》共々5コスト以下であることから《テック団の波壊Go!》による全体除去は非常に苦手である。

また、【青魔導具】では《月下卍壊 ガ・リュミーズ 卍》で得た追加ターンで召喚する《MEGATOON・ドッカンデイヤー》からトドメの一斉攻撃要員として超GRに入れることが多い。

【赤緑ヴァイカー】でも召喚酔いしないGRクリーチャーとして大暴れしたが、《生命と大地と轟破の決断》殿堂入りでそちらが環境落ちして以降、派生型の【赤白ヴァイカー】で活躍し続けている。

DMRP-16期には既に成立していた【赤青ヴァイカー】では、このクリーチャーを早期に先置きすることを期待して初動オーラプレイすることも珍しくない。

だが《とこしえの超人》の登場によってGRの勢いが収まると、居場所は【我我我ブランド】程度なものとなった。後は精々【赤青“逆悪襲”ブランド】スピードアタッカー9000W・ブレイカー化を期待されて採用される程度か。

その他

関連カード

収録セット

参考


公式Q&A

  • 2つ目の能力について

Q.自分の火のクリーチャーを4体バトルゾーンに出した後、最後に《“魔神轟怒”ブランド》をバトルゾーンに出しました。超天フィーバーを使えますか?
A.はい。そのターン中に出したかどうかをチェックするので、このクリーチャーをいつ出したかは関係ありません。
引用元(2019.9.20)

Q.自分の《“魔神轟怒”ブランド》が2体ある時、両方の超天フィーバーを使うことができますか?
A.はい。それぞれについて「このクリーチャーがはじめて攻撃する時」のタイミングをチェックします。
引用元(2019.9.20)