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「無情」の極 シャングリラ VIC 無色 (11) |
進化クリーチャー:ガーディアン/ゼニス 17000 |
超無限進化・Ω:バトルゾーン、墓地、またはマナゾーンから、自分のガーディアンを1体以上選び、このクリーチャーをその上に重ねつつ出す。 |
T・ブレイカー |
エターナル・Ω(このクリーチャーが離れる時、かわりに手札に戻す) |
メテオバーン:このクリーチャーが攻撃する時、このクリーチャーの下にあるカードを1枚墓地に置いてもよい。そうしたら、相手のクリーチャーを1体選ぶ。相手はそのクリーチャーを山札に加えてシャッフルする。 |
このクリーチャーがタップしていれば、相手のクリーチャーは攻撃できない。 |
DMR-08で登場したビクトリーを持つ無色のガーディアン/ゼニスの進化クリーチャー。
メテオバーンによる山札への確定除去と、タップされている時相手のクリーチャーを攻撃不可能にする常在型能力を持つ。
進化元は墓地、マナゾーン、バトルゾーンから好きな数選べるので、メテオバーンの弾切れは考えにくい。そうそう追い越されることのない高いパワーと攻撃を封じる常在型能力があるため、制圧力は非常に高い。攻撃する度にクリーチャーを除去され、タップ状態ならば一切の攻撃が封じられるため、これ一枚で詰みに近い状況になることも多い。
仮に除去されても、ゼニスの御多分にもれずエターナル・Ωを持つので、進化元ごと手札に戻る。そのため、進化クリーチャーとしては再度召喚するのは容易である。
ゼニスだが「召喚によって」の能力は持たない。しかし、ひとたび召喚可能な状態までマナを伸ばせば、
と影響力は甚大になる。3.は再召喚に伴うメリットのため、攻め込むターンにカウンターの保険で出す場合なら召喚ではないコスト踏み倒しでも1, 2, 4はフルに使える。
流石に置換効果による除去には無力だが、《神羅スカル・ムーン》や《恐気の覚醒者ランブル・レクター》はアタックトリガーで除去でき、攻撃をロックする能力で殴り返しを禁止できるので、この点についてはほとんど気にならない。さらに、2体目以降の《「無情」の極 シャングリラ》の進化元となってしまう可能性があるため、除去したからといって必ずしも安泰とは言えず、非常に厄介である。
最大の欠点は11と非常に重いコスト。《白骨の守護者ホネンビー》や《連隊の守護者ドクロンビー》と同時に登場したことから墓地肥やしと《無情秘伝 LOVE×HATE》と組み合わせるデザイナーズコンボが想定され、墓地に落としておけば9マナで出せる。だが、やはり重いことには変わらないのでマナブーストは必須だろう。幸い、ゼニスでありながら召喚限定のcipを持たないため、コスト踏み倒しで出しても能力をフルに活用する事ができる。
また、《無情秘伝 LOVE×HATE》はこのクリーチャーを条件としたアタック・チャンスを持つため、メテオバーンで落とした《「無情」の極 シャングリラ》をさらに展開することができる。墓地から呪文を回収できる《神託の守護者ミント・シュバール》や《墓地の守護者メガギョロン》がガーディアンなのはありがたいところだろう。
コストの重さと進化元の縛りという欠点を持つが、その分出した時の強さは強烈である。専用デッキについては「【シャングリラ】」を参照。
背景ストーリーでは最初に生み出されたゼニスとされ、ガーディアンの「文明を問わずみんなを守りたい心」と「外敵を排除したい心」の2つの矛盾した心から生み出され、その矛盾を無くすためにゼロの力に目覚めたという。
「無情」の極 シャングリラ SR 無色 (11) |
進化クリーチャー:ガーディアン/ゼニス 17000 |
超無限進化・Ω-自分の墓地、マナゾーンまたはバトルゾーンのガーディアン1枚以上 |
T・ブレイカー |
エターナル・Ω |
メテオバーンX:攻撃する時、このクリーチャーの下にあるカードを好きな枚数墓地に置いてもよい。そうした場合、こうして墓地に置いたカード1枚につき1体、相手のクリーチャーを山札に加えてシャッフルさせる。 |
このクリーチャーがタップされている間、相手のクリーチャーは攻撃できない。 |
DMPP-19で実装。レアリティはスーパーレアに下がった。それに伴いビクトリーアイコンを失っている。
メテオバーン1がメテオバーンXに変更され、1回の攻撃で複数体の除去が可能になった。
それだけにとどまらず、2体目以降の《シャングリラ》に進化することを考えると、進化元を残している場合はそのままメテオバーンの回数が確保できる上、進化元を残していない場合もそれらを墓地から再び進化元にすることができる。
このように、メテオバーンXとなったことでより柔軟な立ち回りが可能となり、些細な変更ではあるものの充分に強化されている。
DMPP-19に収録されたガーディアンでは《「無情」の極 シャングリラ》の召喚サポートとして適しておらず、あまり使われてこなかった。
最もマシな新規ガーディアンが、《勇猛護聖ウォルポニカ》より見劣りする低スペックの《勇猛護聖ウォルスティード》という体たらくである。
なんとか場に出しても《ドンドン吸い込むナウ》などで簡単にロック解除されていた。
DMPP-24期には「攻撃を使った除去しか入っていないデッキ」という条件に該当して《シャングリラ》が刺さる相手は意外にも多く、《母なる星域》が登場したことも相まってその強力さが知られ始めた。
《超戦龍覇 モルト NEXT》などの前寄せフルパワービートデッキと、それを《終末の時計 ザ・クロック》や《DNA・スパーク》などで止める盤面無視カウンターデッキの両極端化したのも活躍の要因として大きい。ドラゴンでもコマンドでもないので《「修羅」の頂 VAN・ベートーベン》で着地置換効果のロックをされることがなく、文明を持たないのでADで使用される《調和と繁栄の罠》にも縛られない。
除去を数枚しか入れていないデッキも有利寄り。【サインシューゲイザー】で考えれば無条件に《シャングリラ》を除去できるのは《トンギヌスの槍》のみ。それを引けていない相手にはゴリ押しで勝てる。
《絶超合金 ロビンフッド》のcipは《超合金 ロビー》か《ロビンフッド》を先に出していた場合に自身の《合金》ロックのせいで出せない。すでに場にいる《ロビンフッド》は攻撃できないためアタックトリガーは使用不可。《地獄門デス・ゲート》はタップ状態の《シャングリラ》に無効。《鎧亜の咆哮キリュー・ジルヴェス》のスレイヤーによる自爆特攻もできない。
《怒英雄 ガイムソウ》の下方修正で【モルトNEXT】が減ってからは、盤面を触る性能に優れる【ヘルボロフ】の隆盛によって環境から消えた。他にも【イメン=ブーゴ】の《界王類邪龍目 ザ=デッドブラッキオ》や《ドンドン吸い込むナウ》であっさりどかされたりもする。
2023年12月21日 15:30頃、修正の反映が実施された。