《チゼンテーナ-
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チゼンテーナ-R10 R 光文明 (3) |
クリーチャー:メカ・デル・ディネロ 3000 |
相手の呪文またはクリーチャーではないタマシードを使うコストを1多くする。 |
シビルカウント3:自分の光のクリーチャーまたは光のタマシードが合計3つ以上あれば、このクリーチャーは離れない。 |
DM22-RP2で登場した光のメカ・デル・ディネロ。
相手の呪文とタマシード/クリーチャー以外のタマシードをコスト加重する。光シビルカウント3を達成すると離れないを得る。
2種類のカードタイプに対するメタ能力であり、影響の範囲自体は広く見える。
しかし、コスト3であるため、先攻でも2ターン目の相手のアクションに間に合わないという過去カード共通の悩みと付き合っていく必要がある。例えばコスト2の初動呪文、低コストの《アストラルの海幻》や《ヘルコプ太の心絵》などは立てる前に正規コストで普通に使われてしまう。
また、範囲が広く見えるだけで実際は広くないという問題もあるだろう。後のDM23-RP2では「クリーチャーではないカード」(そこに呪文含む)という書式の《Kl'avia Tune》や《超球の超人》が登場した。その範囲の広さであっても、おおよそ呪文ロックとしての強さが重視されることから、《チゼンテーナ-R10》のタマシードピンポイントメタではあってないようなもの。
離れない能力に注目してみると、まず、相手を長期間にわたって妨害し続けられるため、長期的にアドバンテージを稼ぎたいデッキに適している。
また、《緊急再誕》,《ジョーカーズの心絵》などの置換効果ではなく単にクリーチャーを離すタイプの効果のデメリットを無視できる。
ダイレクトアタック要員としても強力。打点を用意する過程でシビルカウントの条件は自然と達成されているはずである。《異端流し オニカマス》などのアンタッチャブルと比べても全体除去に耐性がある点で勝る。
総じて、コスト論以上に強力な効果を持ってはいるが、一点特化型のメタカードに比べると扱いづらい。特に相手がタマシードを利用しないデッキの場合、序盤は《奇石 タスリク》の下位互換のようなカードにならざるを得ない点は評価を下げる。相手依存の博打にならないよう、メタゲームや相手のプレイングを先読みして召喚することを心がけたい。
除去耐性を持ったクリーチャーやタマシードと相性が良い。例えばこのクリーチャー自身を3体並べれば、3体それぞれがシビルカウント3によって離れなくなるため、これらを除去する手段は非常に限られる。
また、副次的な効果としてデッキにシビルカウント持ちを他にも採用している場合、そちらのシビルカウントの維持も容易になる。
味方にエスケープを付与する方法もある。破壊以外の除去に対応できないため確実性に欠けるが、《Dの楽園 サイケデリック・ガーデン》,《油殿の精霊龍 オイルマーネ》などエスケープを全体付与するカードは多数登場しているので、できるだけ低いコストで最大の効果を得るという意味では最適解に近い。
《ドラン・ゴルギーニ》はアタックトリガーで横展開と味方全体への破壊されない付与を行えるため特に好相性。疑似シビルカウントの条件も近く、共存させやすい。
Q.相手の《チゼンテーナ-R10》がバトルゾーンにいる状況で、自分のタマシード/クリーチャーを使うコストは1多くなりますか?
参照:《邪龍 ジャブラッド》
A.いいえ、タマシード/クリーチャーのコストは多くなりません。
引用元(2022.12.16)