《
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Kl'avia Tune SR 水文明 (8) |
クリーチャー:マジック・コマンド・ドラゴン 12000 |
ブロッカー |
T・ブレイカー |
このクリーチャーが出た時、次の自分のターンのはじめまで、相手のコスト7以下のクリーチャーは攻撃もブロックもできない。 |
相手のコスト7以下の、クリーチャーではないカードを使うコストは、かわりに8になる。 |
このクリーチャーは、相手のコスト7以下の、エレメントの能力または呪文によって選ばれない。 |
DM23-RP2で登場した水のマジック・コマンド・ドラゴン。
特に2種目の能力が早期に出せた場合に優秀。
アビス・レボリューション時点で存在するカードタイプでは、次のように言い換えることができる。
相手のコスト7以下の、呪文、クロスギア、鼓動、フィールド、オーラ、Artifact、クリーチャーではないタマシードいずれかを使うコストは、かわりに8になる。 |
デュエマの基本であるクリーチャーには無意味なものの、ルール上直接的に呪文の詠唱を禁止している訳ではなく、結果的に呪文ロックとなるという体を取るため、《戦武の無限皇 ジャッキー》と同じく《卍 新世壊 卍》の呪文ロックの無視を貫通して、マナを支払った呪文詠唱をほぼロックすることができる。
そしてクリーチャーの能力でも、コスト7以下なら《邪闘 シス》のようにクリーチャーを除去できる「選ぶ」能力はアンタッチャブルで除去されない。
問題はこのクリーチャー自体8コストと重いこと。なるべくドラゴン基盤のマナブーストや各種リアニメイト、メクレイドで早出ししたいところ。
さらにコスト7以下のクリーチャーの「選んでいない」能力では除去を許してしまう。マッハファイターのバトル開始、それに侵略や革命チェンジも組み合わせればアンタッチャブルの耐性が効かない場合も少なくない。《SSS級天災 デッドダムド》はちょうどコスト8なので簡単に選んで除去されてしまう。
一番現実的なのは《闘門の精霊ウェルキウス》で呼び出すこと辺りか。《巨大設計図》基盤で組まれるデッキの1つである【4色ウェルキウス天門】なら《巨大設計図》で回収できる上に4ターン目に比較的安定してポンと出せるため、有用である。《氷牙君主ハイドロ・ビスマルク帝》と同時に出してそちらで既に出た相手盤面のクリーチャーに干渉できれば尚良い。
水のコマンドなので《禁断機関 VV-8》とも好相性。元々【5色ザーディクリカ】は既存の型でもそれなりに水のコマンドの比率が高かったため、ロマンでも何でもなく禁断機動型を組むことができる。
攻撃もブロックもできなくなるのは、《Kl'avia Tune》の解決時点でバトルゾーンにいた相手のクリーチャーのみ。(参考:《奇天烈 シャッフ》)
効果を受けたクリーチャーは、常にそのコストが監視される。効果を受けていた低コストがコスト8以上に進化したら、それは攻撃可能になるし、コスト8以上が再構築で低コストに退化したら攻撃不可になる。
《ヘルコプ太の心絵》のようなシンカライズを持つタマシードは「クリーチャーは攻撃もブロックもできない」を受けていないため、《オンソク童子 <ターボ.鬼>》などに進化しても攻撃はできる。
相手のコスト7以下の、クリーチャーではないカードを使うコストは、かわりに8になる。 |
上の能力は、強制の代替コストと考えられ、主に《レディゴ・カリゾミダーマ》の裁定が役に立つ。
「かわりに」と書かれていない代替コストの扱い。
登場からしばらくは【5色ザーディクリカ】や【白青天門】における【我我我ブランド】、【青魔導具】対策となっていた。
クリーチャー主体の【我我我ブランド】には、《ブレイン・スラッシュ》や《ヘブンズ・ゲート》と《闘門の精霊ウェルキウス》などで相手ターン中に出すことで、《我我我ガイアール・ブランド》以外をプリン効果で止めることができる。逆に《我我我》が止まらないおかげで《Kl'avia Tune》でブロックして退場させることができる。ブロッカーだがコスト4のクリーチャーの能力である《烈火大聖 ソンクン》にはブロッカー破壊効果で選ばせない。
【黒ガイアッシュ覇道】でも利用された。あまり打点が並びにくいそちらのデッキにおいては、《勝利龍装 クラッシュ“覇道”》での最初の2点ブレイクによってS・トリガーを踏んでも、耐性のおかげで被害が大きくなりにくいという利点が大きい。
だが次第に呪文ロックとしては中途半端であること、足止めとしても重過ぎることから、DM23-BD1期になると既にすっかり廃れていた。
2023年8月11日殿堂レギュレーション改訂後は、《堕∞魔 ヴォゲンム》が縛れないことから【青魔導具】に対しては刺さりが悪くなった。
DM23-RP3期には《芸魔王将 カクメイジン》を用いた【青赤マジック】が確立。自身でコスト軽減できる《飛翔龍 5000VT》との差別化も図れず、採用率はさらに落ちる結果となった。このころになると一部の【ヘブンズ・ゲート】に1枚積みされる程度となっている。
『超CSⅦ in広島』直後に有志が開催した581人規模のオリジナルのチャンピオンシップでは、【白黒赤ファイアー・バード】や【白赤緑ドリームメイト】系統対策としてこれを1枚積みした【キャベッジ・セッションズ】が準優勝。
デュエチューブの開発秘話動画によると、元々はパワー8888のタコのクリーチャーであり、能力もすべて「8」絡みのものにして8つ持たせる構想があったが、能力に関してはテキスト欄の都合上お流れになった。やたらコスト8未満に厳しいテキストはその名残らしい。参考
DM23-RP2で登場したスーパーレアのコスト8クリーチャーサイクル。同弾に収録されているメクレイドに対応した種族とコストを持つ。
Q.相手の《Kl’avia Tune》がバトルゾーンにいる状況です。
自分が《デーモン・ハンド》を唱える際、《氷牙フランツI世》の呪文を唱えるコストを少なくする能力や、《天獄の正義 ヘブンズ・ヘブン》の呪文を唱えるコストを増やす能力の影響は受けますか?
A.いいえ、この能力は、カードを使うコストを増減する能力の影響を受けません。《氷牙フランツ I 世》がいても闇を含む8マナを支払う必要がありますし、《天獄の正義 ヘブンズ・ヘブン》があったとしても闇を含む8マナを支払う必要があります。
引用元(2023.06.23)
Q.相手の《Kl’avia Tune》がバトルゾーンにいる状況です。
自分は《【マニフェスト】チームウェイブを救いたい【聞け】》を、「バズレンダ」の追加コストを1回支払って唱えたいのですが、最終的に支払うコストはどうなりますか?
A.その場合、最終的に支払うコストは10です。
《【マニフェスト】チームウェイブを救いたい【聞け】》を唱えるコストは《Kl’avia Tune》の能力で8になります。「バズレンダ」のコストを支払う場合、さらに追加でコストを支払う必要があります。
引用元(2023.06.23)
Q.自分の《レディゴ・カリゾミダーマ》と相手の《Kl’avia Tune》がバトルゾーンにいる状況です。
自分のターン中、自分がコスト4以下のタマシードを使う場合、《レディゴ・カリゾミダーマ》の能力で支払うコストを2にできますか?
A.はい、《レディゴ・カリゾミダーマ》の能力で、コストを2にできます。
置換効果の代替コストが複数同時に存在する場合、ターン・プレイヤーの代替コストを優先して適用します。1つのイベントに置換効果は1回しか適用されないので、《Kl’avia Tune》の能力は適用されません。(総合ルール 101.5)
引用元(2023.06.23)
Q.相手の《Kl’avia Tune》がバトルゾーンにいる状況です。
自分は手札から8マナを支払って《デーモン・ハンド》を唱えましたが、相手の《Kl’avia Tune》を選んで破壊できますか?
A.いいえ、選べず、破壊できません。
《Kl’avia Tune》の能力で参照するコストはカード左上に書かれているコストであり、効果でコストが増減していても参照する数字は変化しません。
引用元(2023.06.23)