《ボルシャック・決闘(デュエル)・ドラゴン》

ボルシャック・決闘・ドラゴン P(R) 火/自然文明 (9)
クリーチャー:アーマード・ドラゴン 9000+
スピードアタッカー
パワード・ブレイカー
このクリーチャーが出た時、相手のクリーチャーを1体選び、持ち主のマナゾーンに置く。その後、自分のマナゾーンにあるカードの枚数以下のコストを持つ、名前に《ボルシャック》とあるドラゴンを1体、自分のマナゾーンから出してもよい。
このクリーチャーのパワーを、自分の墓地にある火のカード1枚につき+1000する。

DMBD-16で登場した/自然アーマード・ドラゴン

スピードアタッカーパワード・ブレイカー、そしてボルシャックらしい墓地のカード1枚につき1000パンプアップするという嚙み合った能力を持つ。
基礎パワーが9000あるので、3枚墓地に火のカードがあればT・ブレイカー相当になる。
墓地に9枚あればQ・ブレイカー相当になるが、【墓地ソース】ではないデッキなら山札破壊でもされない限りそこまで伸びず、基本はT・ブレイカー相当として扱うことになるだろう。

cipは、相手1体のマナ送りに加え、マナゾーンの枚数以下のコスト持ちという《母なる大地》を思わせる制約の範囲で、種族がドラゴンボルシャックを踏み倒すことができる。ファイアー・バード《ボルシャック・ルピア》は出すことはできない。

《ボルシャックゾーン》《決闘者・チャージャー》《ボルシャック・栄光・ルピア》マナブーストから《ボルシャック英雄譚》を目指すDMBD-16でこそ輝くカードである。
このデッキならマナゾーンの踏み倒し先も豊富で、《栄光・ルピア》の爆発的なマナブーストに支えられ、《決闘・ドラゴン》の効果で《決闘・ドラゴン》を連鎖して出せることも珍しくない。自分が8マナの状態で《ボルシャック英雄譚》から踏み倒した場合、そのままだと《決闘・ドラゴン》を連鎖して出せないが、《栄光・ルピア》(もしくは山札から《栄光・ルピア》を踏み倒せる《ボルシャック・NEX》)を同時に踏み倒せば連鎖可能である。

逆に、DMBD-16発売前の【連ドラ】系レシピだと、相手1体の除去効果は便利でも、マナゾーンから出せるのは《決闘者・チャージャー》使用後の《ボルシャック・ドラゴン》《ボルシャック・ドギラゴン》程度しかなく、踏み倒し前提とはいえコスト9にしてはパワーも低いクリーチャーでしかないといった状況も多々あったことだろう。

《ボルシャック・ドギラゴン》革命0トリガー元としても利用価値がある。確定除去の持ち主なので《ボルシャック・ドギラゴン》で捲れて攻撃クリーチャーを選んだ時点でダイレクトアタックを原則1回防げる。《ボルシャック・ドギラゴン》効果バトルと合わせれば2面除去が実現できる。《異端流し オニカマス》が邪魔な時は《ボルシャック・スーパーヒーロー》、返しのターンの殴り返しを強化したいなら《超竜キング・ボルシャック》、といったように状況に応じてマナゾーンから攻撃クリーチャーを捌くボルシャックを呼び出せるのも魅力。ただし、あくまでも自軍のマナゾーン枚数を超えるコストのボルシャックは呼び出せないため、あまりに早い速攻に対しては役に立ちづらい。

ルール

環境において

発売前はコスト9という重さに対しできる事が単体確定除去ボルシャック限定な上に《ボルシャックライシス・NEX》などのフィニッシャー格に届かないコスト踏み倒ししかないという事で評価は高くなかったが、《ボルシャック・栄光・ルピア》の登場もあり9マナというのが【赤緑ボルシャック】ではすぐに到達できる上自身を連鎖する事で相手の盤面を荒らしながらスピードアタッカーを複数並べられる事から評価が上昇した。

特に大きいのは【赤緑ボルシャック】の豊富なマナブーストマナゾーンに落とした《ボルシャック・モモキングNEX》にアクセスできることである。《アニー・ルピア》以前はデッキに取り回しの良いスピードアタッカー付与手段が少なく、折角《ボルシャック英雄譚》で展開しても召喚酔いしない打点が少ないこともざらであったため、この点は重要であった。

3ターン目に召喚した《王来英雄 モモキングRX》から《ボルシャック・モモキングNEX》に進化させてビートダウンする際の上振れ要員としても重要。このクリーチャーが捲れるかどうかにいざという時3ターンキルが成立するかどうかが懸かっていると言える。

他のカード・デッキとの相性

その他

関連カード

収録セット

参考