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刀走!アライフvs.マープル C 闇文明 (6) |
クリーチャー:アビスロイヤル/メカ・デル・ディネロ 3000 |
S・トリガー(このクリーチャーをシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ召喚してもよい) |
ブロッカー(このクリーチャーをタップして、相手クリーチャーの攻撃先をこのクリーチャーに変更してもよい) |
このクリーチャーが破壊された時、カードを1枚引く。 |
DM23-RP3で登場した闇のアビスロイヤル/メカ・デル・ディネロ。
コスト6のS・トリガー獣という特性は高コストの革命チェンジ、特に《アビスベル=覇=ロード》と組み合わせる上で都合が良く、相手ターン中に出てきて返しのターンの革命チェンジに繋げたり、《アビスベル=覇=ロード》のターン終了ステップの能力で踏み倒したりできる。
さらにブロッカーでもあるため防御札として計上でき、マッハファイター付与と合わせて強固な盤面を作るのに役立つ。
しかし、同じアビスで防御札の《悪灯 トーチ=トートロット》や《ドアノッカ=ノアドッカ/「…開けるか?」》と比べるとカードパワーは低く、単純に相手のアタッカーを止める手段が手薄。
パワー3000ではチャンプブロックや相打ちになる場面もそれなりにあるため、受けとチェンジ元の両立は机上論ほど簡単ではない。
そもそもチェンジ元にしてしまうとpig能力が活きないという問題も抱えている。
ターン終了ステップのコスト踏み倒しにしても、《ア:エヌ:マクア》《邪幽 ジャガイスト》《ド:スモンマー》などこのクリーチャーより優先して出したいアビスはいくらでもおり、よほど事故らない限りこのクリーチャーに食指が伸びることはない。
メカの視点からでも自力でアドバンテージを生み出さないコスト6が使いにくいことに変わりはない。むしろ競合するS・トリガー獣の数はメカの方が多く、それらと比べるとニンジャ・チェンジ元にもそこまで向いていない。
メカの有力な墓地利用カードは《千羽忍革 ボジソワカ》や《アーテル・ゴルギーニ》のようなコスト4以下を指定したものであり、pigを使ったあとのこのクリーチャーは利用価値が薄い。
チャンプブロック時のドローでニンジャ・チェンジ持ちを引き込めるかもしれないという点もあるにはあるが、《聖沌大忍者 クーソクゼーシキ》のS・トリガー・プラス能力のほうが見れる範囲も広く、あちらはcipなのでそのまま各種チェンジ元に利用でき、このクリーチャー特有の強みとはいい難い。
総じて、S・トリガー獣の部分に注目するにしてもブロッカーに注目するにしてもより強力な選択肢が多く、構築戦では出番に乏しい。
背景ストーリーにおいて異なる陣営のクリーチャー2体が、共有する1つの文明を持つ1枚のカードとなった、両軍並立サイクル。
3×5の縦横併合サイクルで、種族にアビスを含むものはカード名が「〇〇!Avs.B」、含まないものは「〇〇!A&B」となっている。