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復讐のバイス・カイザーZ P(R) 闇文明 (7) |
クリーチャー:ブラック・コマンド・ドラゴン/エイリアン 6000 |
相手の墓地にある呪文1枚につき、このクリーチャーの召喚コストを1少なくする。ただし、コストは0以下にならない。 |
W・ブレイカー |
このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、相手は自身の手札を見せ、その中の呪文をすべて捨てる。 |
コロコロG2011年冬号付録として登場したブラック・コマンド・ドラゴン/エイリアン。
相手の墓地にある呪文1枚につきコストを1軽減し、さらにcipですべての呪文をハンデスする。
フルクリーチャーに対してはピーピングのみで終わってしまうが、呪文を多用するデッキに対して非常に刺さり、場合によっては《ロスト・ソウル》をも凌ぐ力を見せてくれる。
呪文を搭載していないデッキは数少なく、幅広いデッキに対応できるのも一つの魅力。
コマンド・ドラゴンにエイリアンであるため、種族の恩恵も多く受けられるというメリットもあり、強力なクリーチャーと言える。
除去呪文が落とされるため、そのまま進化クリーチャーをこの上に乗せてもいいだろう。
また、呪文限定でハンデスするためマッドネスにも引っかからない利点もある。
登場当初は《ヴォルグ・サンダー》へのメタカードとして活躍し、2枚目以降の超次元呪文による2体目以降の《ヴォルグ・サンダー》呼び出しを寸断する活躍を果たした。エピソード1環境では【白黒緑超次元】や【4色ガード・ホール】などの白黒緑系の重めの【超次元コントロール】が主な居場所だった。このシリーズの一時期、【青黒ハンデス超次元】でも使われた。シリーズ末期には青黒緑構築のコントロール寄りの(メタクリーチャーに寄せた型もあった)【ラムダビート】に使われる場合があった。
ドラゴンということで《ビクトリー・アップル》のフォートEに貢献できることから、黒野菜と呼ばれるタイプの【ワイルド・ベジーズ】に採用されることもあった。
「超CS in 熊本」でベスト64入りを果たした【ドルマゲドンX】に2枚投入されるなど、ツインパクト登場前の環境でも《S級不死 デッドゾーン》の侵略元として偶に使用されていた。
後にツインパクトが登場すると、クリーチャー面と呪文面を併せ持つツインパクトに刺さるカードとして見られるようになり、【ドルマゲドンX】でもよく見かけるカードとなった。コスト軽減の幅は終盤になるほど大きくなる傾向にあり、この点で単体でコスト軽減を持たずどうしても4コスト支払わなければならない《拷問ロスト・マインド》に勝る。
DMBD-09・DMBD-10期に【青黒緑デッドダムド】が成立。そちらが大流行するに伴い【黒緑ドルマゲドン】は環境で見かけなくなり、このカードも主流の座を《復讐 ブラックサイコ》に奪われた。【青黒緑デッドダムド】自体それほどマナが伸びず、寧ろ《SSS級天災 デッドダムド》をマナから侵略させることでマナが削れるためこのカードのような重量級ハンデスとは相性が悪く、そうしたことからも需要が無くなっていったのだろう。そもそもこのカード自体《FORBIDDEN STAR〜世界最後の日〜》の封印外しが最上級ハンデスである《ロスト・ソウル》との差別化点であり、そうした差別化点と打点の有無の違いが活用されないデッキであれば《ロスト・ソウル》で十分である。
DMRP-11期に【ミッツァイル】系統が最盛期を迎えると、そもそもあちらのデッキの速度に敵わなくなった。2020年1月1日の殿堂レギュレーション改訂で環境デッキの主流が【ミッツァイル】から【ドッカンデイヤー】と【バーンメアジョーカーズ】に移っても、前者は呪文比率が少なくそれほど刺さりにくい、後者は間に合えば刺さるが出す前に倒されてしまう恐れが極めて高いということで需要は回復しなかった。
十王篇環境は新規カードがクリーチャー寄りである影響でクリーチャーが多めの環境なので刺さりにくく、評価が下がった。
後に《FORBIDDEN SUNRISE 〜禁断の夜明け〜》型【赤黒ドルマゲドン】が確立されると、最速3ターン目に出るなら《悪魔龍 ダークマスターズ》でも十分なことから、あまり採用されなくなった。また、【白黒赤ドルマゲドン】には最速3ターン目に出る大規模ハンデスとして、より強力な《魔の革命 デス・ザ・ロスト》が存在する。
復讐のバイス・カイザーZ R 闇文明 (7) |
クリーチャー:ブラック・コマンド・ドラゴン/エイリアン 6000 |
W・ブレイカー |
相手の墓地にある呪文の数だけ、召喚コストを1少なくする。ただし1より少なくならず、かつこのクリーチャーの持つ文明の数より少なくならない。 |
バトルゾーンに出た時、相手の手札から呪文をすべて捨てさせる。 |
コスト軽減は「文明数未満にならない」が追加され、cipの呪文ハンデスからピーピングが削除された。