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拷問ロスト・マインド R 闇文明 (4) |
呪文 |
相手は自身の手札を見せ、その中の呪文をすべて捨てる。 |
相手の手札をピーピングし、その中の呪文をハンデスする。その性質上環境に大きく左右される。
《ロスト・ソウル》と比べて呪文以外を捨てさせられなくなったがこの呪文の強みは何と言ってもコスト4という軽さ。
かのプレミアム殿堂入りした《スケルトン・バイス》と同じコストであり、早期に唱えれば相手の戦略を根こそぎ奪うことも可能。2枚以上落とすことができれば、充分元は取れている。
相手が呪文を多用するデッキであれば《スケルトン・バイス》以上のダメージを与えることも。
しかし、《デモンズ・ライト》などとコストが被ってしまう上、ハンデス以外の効果がなく役割が狭いのは汎用性・対応力重視の対戦においてはネックか。
そもそも呪文を積まないデッキ自体が多くは無いため、殆どの場合1枚も落とせないことはない。強力なサイキック・クリーチャーを呼び出せる超次元呪文や、基本的なカードである《エナジー・ライト》や《フェアリー・ライフ》等、もはや必須と化しているものを落とせることも強い。
とはいえ、サイキック・クリーチャーの呼び出しに、《勝利のアパッチ・ウララー》等を難なく積める各種ビートダウン相手の場合は、効果が薄いため注意が必要。
勿論1枚しか捨てられなかった場合2マナも重い《マインド・リセット》でしか無くなるため、マナブースト等を駆使しなるべく相手の手札が多い時に使用したい所。
4コストハンデスには定番の《解体人形ジェニー》が存在するが、《解体人形ジェニー》でピーピングしつつクリーチャーを捨てさせ、このカードで残りの呪文を全て落とすといったコンボも組めるため両方入れる選択肢もある。
この観点から見ると、同弾収録の《ブチクダキ・ハンマー》は3コストであり、このカードに綺麗に繋げられることからデザイナーズコンボであることがうかがえる。
DMR-06、DMR-07では、《勝利宣言 鬼丸「覇」》や《偽りの王 ヴィルヘルム》が登場したことにより《ミラクルとミステリーの扉》が頭角を現したため、それを落とすことができるこのカードの評価は上がることに。
《ミラクルとミステリーの扉》はすぐさま殿堂入りに指定されたが、そちらのリペアや【獰猛ブラスター】、【ミステリー・キューブ】と踏み倒し呪文に規制がかかるたびに新たなリペアデッキが生まれていったため、【黒緑超次元】などではコンスタントに使われ続けた。
しかしその後、【黒緑超次元】が《超次元バイス・ホール》殿堂入りで大幅に弱体化、更に《デビル・ドレーン》、《予言者ローラン》の殿堂入りによって【ヒラメキドレーン】が消滅して評価を落とした。
双極篇にてツインパクトが登場すると再び評価が浮上し、再録がなかったこともあってシングルカード市場の相場が上昇。しかし、双極篇環境で活躍していたデッキは、【5色ドギラゴン剣】、【ジョーカーズ】、【デ・スザーク】、【“轟轟轟”ブランド】、【クラッシュ“覇道”】など、このカードが刺さりにくいデッキが多かったため、さほどの活躍はしなかった。ただ【チェンジザダンテ】、【サッヴァーク】など強烈に刺さるデッキも存在していた。
超天篇環境ではそれほど目立っていなかったものの、DMEX-08期に【黒赤緑バーンメアジョーカーズ】と同時にデッキパーツとして環境に台頭する。《無限合体 ダンダルダBB》のJトルネードで唱えれば《復讐 ブラックサイコ》のような使い勝手となる。
王来篇環境ではハンデスとしてより純粋な効果の強い《残虐覇王デスカール/ロスト・ソウル》や《ロスト・Re:ソウル》が基本的に優先されるが、このシリーズの環境のトップに立つ【5色コントロール】系統の呪文比率がメインデッキの半数近くとなり刺さりやすいことから、重めのコントロール系統に闇単色マナ要員として2枚程度挿される場合がある。
【青黒緑デッドダムド】も成立以降偶にこれが入った型が上位入賞している。
2022年のゴールデンウィーク後に【青魔導具】や【青タッチ黒魔導具スコーラー】対策として【青黒緑デッドダムド】を中心に流行。
DMBD-19・DMBD-20期には【黒ガイアッシュ覇道】、【白青黒ギャラクシールド】を主体に活躍。
《七王無き宮殿》登場後も有効範囲の違いから、引き続き使われている。
アビス・レボリューション時点では【黒緑アビスロイヤル】に採用される。2024年2月頃に【アカシック3】が増加すると、その対策として需要が拡大。後は【黒ガイアッシュ覇道】のコンボデッキ対策に使われるぐらいか。