オレガ・オーラ
DMSD-09で登場した新たなカードタイプ、オーラの一種。
ほとんどが水、闇、自然文明である。また、多色カードは存在していない。
オレガ・オーラのほとんどはサブタイプを持ち、その多くは自身の文明のメイン種族(トリックス、マフィ・ギャング、グランセクト)とデリートロンである。スペシャルズやドルスザク、マスター・ドルスザクを持つ事もある他、ドラゴンを模したものはドラゴン・コード、《零龍》直属の4騎はゼロリスト、リメイクカードである《幽武者 ソウル・ブリンガー》はサムライを持つ。例外として《ソウル・ブリンガー》以外のクロスギアリメイクサイクルはサブタイプがない。
このうち、ドラゴン・コードとゼロリストは当初オレガ・オーラのみが持つ種族として登場した。後にクリーチャーのものも何体か登場している。
命名ルールは文明ごとに異なる。水は《*/○幻〜/*》で「〜」には生物名(特に架空及び未確認の生命体が多い)のもじりが入る。闇は、《幽〇〜》となり〇には元になったマフィ・ギャングの種別が入る。自然は、2つ以上のギリシャ文字を組み合わせた独自の読みが使われている。
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| | 詳しい命名ルール
| 水
低レアなら《*/(大字の漢数字)幻〜/*》で、漢数字は追加されるパワーに対応する(下表参照)。高レアなら《極幻(漢字一文字) 〜》、マスターカードはそれらの法則性に縛られない。また水のオーラには、「〜」の部分に自身の能力を連想させる名前を持つ者が多い。
零幻 | +0000 | 弐幻 | +2000 | 肆幻 | +4000 | 陸幻 | +6000 |
闇
低レアは下記の表に従い元になったマフィ・ギャングの種別が入る。高レアは法則性はないが漢字三文字が名前の前につく。
名前やイラストから、以前に登場したマフィ・ギャングクリーチャーと比定できるものが多い。
幽具 | 魔導具 | 幽鬼 | 凶鬼のマフィ・ギャング | 幽影 | 影の者のマフィ・ギャング |
無月の大罪を持つオレガ・オーラは「罪(シン)」の付く二文字以上の単語にカタカナ名の間に漢字が入る名前になっている。
自然
低レアはギリシャ小文字2つ+カタカナ、高レアはギリシャ大文字3文字+カタカナ。
DMRP-11で登場した「オーラが2枚以上付いた自分のGRクリーチャーが攻撃する時、これを自分の手札からそのクリーチャーに付けてもよい。」という能力を持つオレガ・オーラはすべて「χ(カイ・ギリシャ小文字)」または「Χ(カイ・ギリシャ大文字)」が使われている。
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*/零幻チュパカル/* C 水文明 (2) |
オレガ・オーラ:トリックス/デリートロン +0000 |
自分のオーラを使うコストを1少なくする。ただし、コストは0以下にはならない。 |
オレガ・オーラ:これを自分のGRクリーチャー1体に付けるか、1体GR召喚してそれに付ける。そのクリーチャーがバトルゾーンを離れたら、これも同じゾーンに行き、その後、そのGRクリーチャーは自分の超GRの一番下に戻る。 |
ア・ストラ・ゼーレ MAS 水文明 (6) |
オレガ・オーラ:トリックス/デリートロン +6000 |
これを付けたクリーチャーに「パワード・ブレイカー」を与える。(「パワード・ブレイカー」を持つクリーチャーは、そのパワー6000ごとにシールドをさらに1つブレイクする) |
これをクリーチャーに付けた時、そのクリーチャーよりパワーが小さい相手のクリーチャーをすべて、持ち主の手札に戻す。こうして6体以上が手札に戻されたなら、このターンの後にもう一度自分のターンを行う。 |
オレガ・オーラ:これを自分のGRクリーチャー1体に付けるか、1体GR召喚してそれに付ける。そのクリーチャーがバトルゾーンを離れたら、これも同じゾーンに行き、その後、そのGRクリーチャーは自分の超GRの一番下に戻る。 |
単体ではバトルゾーンに存在できない。プレイする際は以下の2通りの方法で出すことができる。
また、カード左下にはパワーが記されており、これを付けたクリーチャーはその数値だけパワーが増加する。
GR召喚を行って出せば、クリーチャー1体を召喚するのと変わらないアドバンテージを保持できる。
一方、既に存在するGRクリーチャーに付ける場合はアドバンテージを失うが、パワーや能力を重ね掛けしてより強力なクリーチャーに成長させていくことができる。
高コストのオレガ・オーラは、付けたクリーチャーにパワード・ブレイカーを付与する能力を持っている事が多い。パワーを増やしていけば、この能力によってブレイク数が増やせるのも重ね掛けの強み。
クリーチャーに能力を半永久的に付与するカードタイプの元祖としてクロスギアがあるが、それと比較して下記のようなメリット・デメリットがある
- メリット
- デメリット
- 基本的にGRクリーチャーにしか使用できない
- GRクリーチャーは性質上任意のクリーチャーを出すことはできない為、出たクリーチャー次第ではあまりよくない結果をもたらすこともある
- GRクリーチャーが1体もおらず、GR召喚も封じられている状況では、オーラをクリーチャーに付けた時の効果を使用することが出来ない
GRクリーチャーを必要とする性質上、オリジナルでは実質的に使用不可能である。
ルール
- オレガ・オーラがついたクリーチャーは、問題なく進化できる。その場合、進化クリーチャーは進化元のクリーチャーの上に置かれ、オレガ・オーラの下のカードという扱いになる(上から「オーラ→進化したクリーチャー→進化元」の順になる)。なお、進化したクリーチャーがGRクリーチャーでない場合、もうそのクリーチャーにオレガ・オーラを付けることはできない(GR進化クリーチャーなら問題なく付けることができる)。
- 進化してもオーラの上下の順番は変わらない。オーラが付いた複数のクリーチャーが進化Vや進化GVなどでまとめて進化する場合は、各進化元のクリーチャーのオーラの順番自体は変えず、束としてその進化先にオーラを付けた状態にする。 例)オーラAとその上にオーラBがついたクリーチャーと、オーラCとその上にオーラDが付いたクリーチャーが進化Vで進化させた時、その進化クリーチャーには、下からABCDもしくはCDABの順番で付いた状態にする。"※暫定回答"
- オーラが付いた《太陽王ソウル・フェニックス》やスター進化クリーチャーがバトルゾーンを離れる時は、一番上のオレガ・オーラが離れることになる(なお、《ソウル・フェニックス》の「(下の2枚は別々のクリーチャーとなる)」という注釈文は、《ソウル・フェニックス》が離れた時に適用されるため、オレガ・オーラが離れる時は無視される)。
- オーラがついた進化クリーチャーが退化する場合、下にGRでないクリーチャーがいた場合、そのクリーチャーにオーラを付けた状態にすることもできる。
- オーラを付けずに破棄することはできない。必ず全部のオーラが再構築したクリーチャーに付いている状態にしなければならない。
- オーラを付けたクリーチャーが封印された場合、オーラはクリーチャーに付いたままだが、クリーチャーと共に能力も無視される。(2020年7月10日正式回答)
- 手札からオーラを使った後、GRクリーチャーを出せなかったり、オーラを付ける前に対象となるGRクリーチャーがバトルゾーンを離れた場合、オーラは手札に残る。
- GRクリーチャーが12体すべて封印されており、超GRの残りが0枚の時にもプレイの宣言は可能。しかし、そのオーラはバトルゾーンに出せないため、手札に残る。(2019年6月5日、6月6日正式回答)。
- オーラで新たにGR召喚を行うことを選んだ際に超GRから捲れたGRクリーチャーが《暴走龍 5000GT》などの能力でGR召喚できない場合も、オーラはバトルゾーンに出せなくなり、手札に残る。《龍世界 ドラゴ大王》などの置換効果でGRクリーチャーがバトルゾーンに出せなくなった場合も同様。
- オーラを出す際にGR召喚したクリーチャーがパワー0以下になっていた場合、オーラをそのクリーチャーに付ける前に状況起因処理によって墓地に置かれ、それによって、オーラもバトルゾーンに出せずに手札に残る。
- オーラは、クリーチャーに付いている状態、もしくはクリーチャーの下にある状態でしかバトルゾーンに存在できない。
- オーラの付いたクリーチャーが破壊される時にオーラだけにセイバーを使いオーラが単独で場に残る、オーラの付いたACEクリーチャーがクリーチャーとして扱われなくなる、などの状況において発生する。この場合、オーラは状況起因処理で即座に墓地に置かれる。
- 「自分の〇〇が出た時」「それが○○なら出してもよい」というように種族を指定する効果は、テキストで対象となるカードタイプが限定されていなければ、オレガ・オーラがバトルゾーンに出た時も適用される(2019年6月5日、6月6日正式回答)。
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| | 過去の裁定
| - 2022年8月10日の裁定変更までは、無月の門などでバトルゾーンのオーラのついたクリーチャーが別のクリーチャーの下に置かれる時、オーラは引き継がれず、単独で場に残って状況起因処理で墓地に置かれるという裁定だった。
現在は《魅力医 ミョウオウ》の裁定変更に合わせ、総合ルール310.8に定義された処理によって一緒に下に置かれる。
- 再構築のルール変更前は、オーラを退化先に引き継ぐ場合、進化Vなどのクリーチャーが退化して複数のクリーチャーに分かれる場合、複数のクリーチャーに分配することはできないとされていた。現在はそもそも再構築で複数のクリーチャーが生まれる状況が起き得ない。
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その他
- オレガ・オーラの質の高さは概ね闇>水>自然となっている。
- フィールドのように横向きにイラストやテキストが書かれている。右下にはDスイッチや幸せスイッチのようにオレガ・オーラのルールが表記されている。
- 右下のルールやパワード・ブレイカーの説明にテキスト枠を取られてしまったせいなのか、オレガ・オーラで多数の能力を兼ね備えたり、複雑な能力を持つカードは少ない。
- ただし、これは「一枚のカードに載る能力の数が少ない=弱い」と言っているのではない。シンプルかつ強力な効果のオーラも多数存在する。
- 付与されるパワーは計算しやすくなる事を優先したせいか、+0000、+2000、+4000、+6000、+8000の5パターンに絞られる。
- パワー表記はクリーチャーの場合と異なり、「+」の位置が数値の後ろではなく前に付いている。
- 水文明のオレガ・オーラの名前両端の「*/」と「/*」の元ネタはC言語などのプログラミング言語の記号の1つでありコメント(実際に実行されないメモのようなもの)を記述するときに使われる。ただし正しい使い方は「/*書きたい文章*/」となる。
- ちなみに《*/何か文字列/*》と書いた場合は、「何か文字列」の外側がコメントになる。以下は緑字がコメントになる部分で、赤字がエラーになるであろう部分である。
- 《*/弐幻ケルベロック/*》《*/弐幻スパイアル/*》《*/弐幻ニャミバウン/*》《*/陸幻スルニャン/*》《*/零幻チュパカル/*》《*/零幻ルタチノ/*》《*/肆幻モドピトテ/*》《*/肆幻ヨナビクニ/*》
- 動画にして視聴者に伝えることを考えると、GRクリーチャーに装着した場合にGRクリーチャーかオレガ・オーラが見づらくなるという問題が発生する。また、オレガ・オーラを何枚も重ねるとオレガ・オーラ同士が見えづらくなるという問題にもなる。
- アニメではギャップがオレガ・オーラを使用する行動を「ライドオン」又は「ライド」と呼んでいる。
オレガ・オーラを主とする代表的なデッキ
- 単純なGR召喚に比べて、オーラ中心のデッキは使える文明の数が少なかったり、自然のオーラがフィーチャーされるのが一弾遅かった事もあり、デッキ構築の幅は狭め。
参考
公式Q&A
Q.オレガ・オーラはどうやって使いますか?
A.オレガ・オーラを使う時は、すでにバトルゾーンに存在するGRクリーチャーの上に付けるか、新たにGR召喚してそれに付けます。通常のクリーチャーの上に付けることはできません。
引用元
Q.オレガ・オーラは2枚以上同じクリーチャーにつけることはできますか?
A.はい、何枚でも重ねることが可能です。どれだけ上に重ねても個々のオーラの能力はそれぞれ有効です。
引用元
Q.オレガ・オーラが付いたクリーチャーの特性(パワーや文明など)はどうなりますか?
A.オレガ・オーラが付いたクリーチャーは、オレガ・オーラに書かれたパワーが追加されます。それ以外の特性は元のクリーチャーのものをすべて持ちます。例えば、オレガ・オーラの種族やコスト、文明はクリーチャーに追加されません。
引用元
Q.オレガ・オーラが付いたクリーチャーがバトルゾーンを離れたらどうなりますか?
A.オレガ・オーラが付いたクリーチャーがバトルゾーンを離れた時、オレガ・オーラは付いていたクリーチャーと同じゾーンに移動します。手札に行けば手札に戻り、マナゾーンに行けばマナゾーンに行きます。
引用元
Q.オレガ・オーラが1枚付いたGRクリーチャーをマナに置いて《ドマンモ龍樹》の「フシギバース」を使おうとしています。付いていたオレガ・オーラはアンタップ状態でマナゾーンに置かれますが、これを《ドマンモ龍樹》の召喚コストのためにタップできますか?
A.いいえ、できません。「フシギバース」によるコストの支払いは、クリーチャーをマナゾーンに置くのと同タイミングで実施されます。クリーチャーをマナに置くことで使用できるマナが増えたとしても、それを「フシギバース」のコストの支払いに使うことはできません。
引用元
Q.オレガ・オーラはルールとカードのテキストで「GRクリーチャーに付ける」と能力にありますが、「クリーチャーに付ける」という効果の場合、GRではないクリーチャーにオレガ・オーラを付けることができますか?
A.はい、できます。ゲームのルールで、オーラはGRではないクリーチャーに付けることはできませんが、カードの効果はルールに勝つので、「クリーチャーに付ける」効果であれば、GRではないクリーチャーに付けることができます。(総合ルール 101.1)
引用元
Q.バトルゾーンに《無修羅デジルムカデ》が付いている《白皇世の意志 御嶺》がいます。この《白皇世の意志 御嶺》が封印された場合、《無修羅デジルムカデ》はどうなりますか?
A.《無修羅デジルムカデ》は《白皇世の意志 御嶺》に付いた状態のままバトルゾーンに残ります。ただし、その能力は無視されます。付いているクリーチャーが封印されている時、クリーチャーの構成カードであるオーラの能力も無視されます。
引用元
Q.《カルマ大司教 ゾロスター》がバトルゾーンにいる状況でオレガ・オーラを使い、GR召喚することを選びました。処理はどうなりますか。
A.超GRの一番上を表向きにしますが、そのクリーチャーはバトルゾーンに出ることができないので超GRに留まります(裏向きに戻します)。また手札から使ったオレガ・オーラはそのまま手札に留まります。
引用元
Q.《頻波羅 ビリヤ棒ド》の「攻撃する時」の能力で、手札を1枚捨て、相手のオーラの付いたGRクリーチャーを選びました。どうなりますか?
A.まず、相手はGRクリーチャーを山札の一番上か一番下に置きます。その後、付いていたオーラを山札の好きな位置に加えて、GRクリーチャーは超GRの一番下に置きます。
(総合ルール 310.7)
引用元
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| | 過去のルール
| Q.オレガ・オーラが付いたクリーチャーが進化したらどうなりますか?
A.オレガ・オーラが付いたクリーチャーが進化した時、オレガ・オーラは付いたままになります。(すべての修正は進化した後のクリーチャーに残り続けます。)
進化した後に通常クリーチャーになった場合、それまでついていたオーラは外れませんが、GRクリーチャーではないのでそれ以降新たにオレガ・オーラを付けることはできなくなります。
引用元
Q.2枚の進化元を持つ《暗黒凰ゼロ・フェニックス》に、2枚のオレガ・オーラが付いています。《トンギヌスの槍》など、カードを対象とする効果によって《暗黒凰ゼロ・フェニックス》のみがバトルゾーンから移動し、進化元のクリーチャー2体が再構築される時、付いていたオレガ・オーラはどうなりますか?
A.再構築を行う際、残した2体のクリーチャーのうち、いずれかに2枚のオレガ・オーラが付いた状態でバトルゾーンに残します。オレガ・オーラのみをクリーチャーに付けずに墓地へ送ることは出来ません。
引用元
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