《コダマダンス・チャージャー》

コダマダンス・チャージャー UC 闇文明 (3)
呪文
自分のシールドをひとつ、手札に加える。ただし、その「S・トリガー」は使えない。
チャージャー

DMR-18で登場したチャージャー呪文

シールド回収マナブーストを同時に行える。

シールドを減らしつつマナを増やせるカード《逆転のオーロラ》など限られていたので、痒い所に手が届く1枚と言える。
そちらと比べるとマナは1つしか増やせないものの、手札補充S・バックに使えるのが利点。コントロール系のデッキで《パクリオ》メタとしても使える。

ただし、純粋なシールド回収だけならコスト1軽くてクリーチャーの残る《福腹人形コダマンマ》の方が優秀なので、使うとするなら《魔の革命 デス・ザ・ロスト》をメインにしたデッキなど、シールド回収マナブーストが両方必要なデッキが居場所となるだろう。

一方で、クリーチャーが特に必要ないなら、このカード単体で稼げるアドバンテージはコスト3として優良(後から評価が上がった《豊潤フォージュン》と同じく手札±0、マナ+1)で、十分初動として機能する。
受けが硬いか、受けに回る前に勝てるコンボデッキで初動として採用し、シールドを失うディスアドバンテージが表面化する前に決着をつけてしまうのが良いだろう。

自然文明が入るなら3ターン目のリソース確保は《天災 デドダム》でも良いとなってしまうため、緑が入らない・入れられないデッキに適性がある。前述の《魔の革命 デス・ザ・ロスト》を狙う黒単青黒コンボデッキの【絶望神サガループ】などがその例である。

環境において

【オールデリート】ではかつて《アクア・スーパーエメラル》などのシールド交換によってS・トリガーからのワンチャンスを生めれば結局はデメリットが機能しなくなるという考えから、単色《フェアリー・シャワー》のような感覚で採用されることがあった。

アンタップマナを1つ増やすことができるコスト3以下の手札補充付き呪文ということで【カリヤドネループ】にも適性があり、稀に使われていた。

2021年末にオリジナルチャンピオンシップで準優勝した白黒赤構築の【ヘブンズ・ゲート】に2枚採用されていた。一見するとS・トリガーを重用する【ヘブンズ・ゲート】とはアンチシナジーだが、《真邪連結 バウ・M・ロマイオン》のようなEXライフ持ちや《月と破壊と魔王と天使》によってある程度シールドを確保できるため、その実障害になりづらい。実際単色マナとして埋める機会も少なくない。

そして2023年3月20日殿堂レギュレーション改訂を機に、【絶望神サガループ】におけるアンタップマナ要員として広く使われるようになった。改訂以前も好みによって使われることはあったが、殿堂入りが掛かったことによって1枚積みとなった《一なる部隊 イワシン》を運次第で回収できるのが大きい。また、地道なマナブーストによって墓地肥やし手段の利用枚数を増やすことができ、その点でも《一なる部隊 イワシン》の穴を埋めることができる。メタカードで盤面を固めるようなデッキが相手の場合はシールドを減らす行為もデメリットになりづらく、別のカードで例えるならマナの枚数が多くても1ドローが失われない《豊潤フォージュン》である。

ただ、同じ【絶望神サガループ】でも《蝕王の晩餐》型とはあまり相性が良くない。《超神星DOOM・ドラゲリオン》不採用でアンタップマナ生成を活かしづらいためである。

【赤黒テレスコ=テレス】が登場すると、《謀遠 テレスコ=テレス》+《爆霊魔 タイガニトロ》のセットをいち早く並べられるようにこれを採用した型が見られるように。極端なケースではこの動きを安定させるべく、5枚目以降の闇のチャージャーとして《リロード・チャージャー》《終断γ ドルブロ/ボーンおどり・チャージャー》が採用される場合も。その派生形の【黒赤緑テレスコ=テレス】にもこのカードは受け継がれた。

初期型の【アーテルマトリクスループ】における最良の3マナの動きの1つとしても界隈で認知されている。その後も青黒型では最強格の3コスト初動として根強い。

その他

関連カード

フレーバーテキスト

収録セット

デュエル・マスターズ

デュエル・マスターズ プレイス

参考


公式Q&A

Q.《コダマダンス・チャージャー》の効果でシールドを手札に加える際、そのシールドカードを捨てて「S・バック」を使えますか?
A.はい、使えます。「「S・トリガー」は使えない」と書かれた効果でシールドを手札に加えた際にも、「S・バック」を使うことはできます。
引用元(2020.4.17)